
マンリービーチ、SYD / AUS(2020年3月12日木曜日)WSL男女QSチャレンジャーシリーズ第1戦「シドニー・サーフ・プロ」は大会5日目。マンリーは厳しいスモール・コンディションが続く中で、男子のラウンド4が行われベスト16が決定。女子はラウンド5が行われ、ベスト8が決定した。

男子では、イーサン・ユーイング(AUS)、ライアン・カリナン(AUS)、リアム・オブライエン(AUS)、マット・バンティング、ジャック・ロビンソンといったオーストラリア勢が好調。女子はカッリサやタイラー・ライトといった世界チャンピオンにモリー・ピックラムやガブリエラ・ブライアンといった若手が挑む。



そんな中で男子のラウンド4ではヒート4で村上舜が、イマイカラニ・デヴォルト、マイケル・ロドリゲスと対戦。村上はスタートから果敢に波を掴み、バックハンドでバーティカルなリエントリー2発で6.00をスコア。先制攻撃を仕掛けてスローヒートをリードする。

勢いの止まらない村上はバックアップを4.67に塗り替えてリードを広げていく。後半に入り激しく追い上げるロドリゲスとデヴォルト。村上は残り10分を切って、サイズのあるライトにテイクオフ。バックハンドのオフザリップで6.57をスコア。自身の持つヒートベストを塗り替え、下位の選手を完全に引き離し、圧倒的な試合運びでラウンド5へ勝ち上がった。
「スローなヒートでしたが、2本いい波に乗れて勝ち上がれて嬉しいです。ここまで来れたので優勝目指して頑張ります。応援よろしくお願いします。」とヒーローインタビューで村上舜が答えた。
ラウンド5からはマンオンマン。村上舜はヒート4で今年CTに返り咲いたブラジルのジャドソン・アンドレと対戦。
女子のラウンド4はコンディションが悪化する中、行われ、前田マヒナは、ヒート8でCTサーファーのブロンテ・マコーレーと対戦。

ヒートはブロンテが5.17をスコアしてリード。後半に入りブロンテはバックハンドで6.33をスコア。ベストスコアを塗り替えてリードを広げていく。ヒート終盤に前田は4.27をスコア。さらに5.60をマークして、ニード5.91まで追い上げるもそこまで。前田マヒナはクオーターファイナルを前にここで敗退。
今回は9位でフィニッシュし3500のレイティングポイントと賞金$3,250を獲得した。
明日試合が再開されれば、男子ラウンド5からはマンオンマン。村上舜はヒート4で今年CTに返り咲いたブラジルのジャドソン・アンドレと対戦する。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
https://www.worldsurfleague.com/events/2020/mqs/3473/sydney-surf-pro