村上舜がラウンド４進出、前田マヒナがベスト16。チャレンジャーシリーズ第1戦「シドニー・サーフ・プロ」

マンリービーチ、SYD / AUS（2020年3月11日水曜日）WSL男女QSチャレンジャーシリーズ第1戦「シドニー・サーフ・プロ」は大会4日目。女子ラウンド3の残り4ヒートは、クリーンな2フィートのコンディションで完了し女子はベスト１６が決定、男子ラウンド3が行われた。

スモール・コンディションでの大会４日目、女子では世界チャンピオンのカリッサ・ムーア（HAW）が、これまでのイベント最高ヒートスコア17.40をマーク。男子ではマルコ・ジョージ（URY）とナット・ヤング（USA）がハイスコアを叩き出した。

日本女子で唯一ラウンド３へ勝ち上がった前田マヒナは、ヒート７でカリッサ・ムーア、モード・ルカーと対戦。カリッサとルカーがスコアを重ねる中、前田は優先権を持ち波を待ちつ作戦。その作戦が功を奏しグッドライトをつかんだ前田はオープンフェイスの波でバックハンドの素晴らしいマニューバーを描き、7.50をスコアする。バックアップ4.43をスコアした前田は２位に浮上。

ヒート終盤にトップのカリッサは世界チャンピオンのサーフィンを披露して9.23のエクセレントで完全にヒートをコントロール。残り５分で前田は再びバックハンドで6.00をスコア。バックアップを塗り替えて２位をキープ。そのままラウンド４へ勝ち上がった。ベスト１６進出を果たした前田。ラウンド４からはマンオンマン。前田マヒナは、前回のニューカッスルの優勝者であるCTサーファー、ブロンテ・マコーレーと対戦する。

続けて男子のラウンド３がスタート。第１ヒートの稲葉玲王のヒートはクロスヒートとなった。稲葉はスタートからバックハンドで5.00をスコア。ヒート前半にスコアを揃えたチャーリー・マーティンとミッチ・クルーズがヒートをリードする展開。ワンライドの稲葉は優先権を維持し波を待って後半戦へ。

４位のリアム・オブライエンも5.07をスコアして逆転。リアムは続けてバックハンドで5.97をスコア。稲葉は４位と追い込まれる。残り時間２分を切って、5.57をスコアし２位に浮上するも、再び逆転されて３位へ。ラストウェイブでフォアハンドでチャージを見せるも逆転ならず。日本期待の稲葉は惜しくもここで敗退となった。

大原洋人は、マイケル・ロドリゲス、リカルド・クリスティ、ジャドソン・アンドレと対戦。ヒートはロドリゲスがパワーサーフィンでヒートをリード。大原はエンドセクションのエアリバースをメイクできず。ロースコアのスタートを切る。ヒート後半にアンダープライオリティで掴んだ波で6.43をスコアして３位に浮上する大原。

残り時間１０分を切って優先権を得てニード5.58、起死回生の波を待ち続ける。しかし、後半に猛反撃を開始した４位のジャドソンが高得点を連発。あっという間にトップに浮上し大原は４位へ。ニード6.78と差は広がり万事休す。惜しくも大原はここで敗退となった。

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村上舜(@shunmurakami_mobb)がシェアした投稿 – 2020年 3月月10日午前1時30分PDT

村上舜は、イーサン・ユーイング、イズキール・ラウ、ミヒマナ・ブレイと対戦。セットの少ないスローヒートの中でクイックスタートを見せた村上は２本の３ポイントをスコアしてヒートをリード。続けて波を掴んだ村上はフォアハンドでエアリバースをメイク。5.33をスコアして少しづつリードを広げていく。一方、後半までノーライドだったイーサンが7.93をスコア。ついに追い上げを開始する。