CTクオリファイをかけた2019年最後の戦い。女子QS6,000「ポート・スティーブンス・トヨタプロ」

都筑有夢路、脇田紗良、前田マヒナ

ポート・スティーブンス、ニューサウスウェールズ州、オーストラリア(2019年11月14日木曜日)今シーズンの女子QSイベント最終戦となるQS6000「ポート・スティーブンス・トヨタプロ」が、現地時間の11月15日(金)から17日(日)まで、シドニーから北へ約2時間半の場所にある、オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州ハンター地域のポート・スティーブンスで開催される。

 

コンテスト会場 Port Stephens Toyota Pro

 

今年37試合あるQSイベントの中で4つしか行われない6000イベントの一つが今回の「ポート・スティーブンス・トヨタプロ」。事実上、最終戦であるこのイベントでは来季のCTクオリファイする選手が決定する。

 

 

 

この試合は女子のQSカレンダーの最終イベントで、ランキング・ポイントと土壇場のクオリフケーション・キャンペーンとして非常に重要なイベントとなることは言うまでもない。

 

2020年のウイメンズ・チャンピオンシップ・ツアーは、CTランキングのトップ10サーファーとQSランキングのトップ6(CTランキングで既に資格を取得している者を除く)から構成される。

 

今回は、トップQSランクのサーファーはもちろんのこと、CTランクからリクオリファイするには、厳しい状況のペイジ・ハレブ、メイシー・キャラハン、瀬戸際のニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)などがこのイベントで勝負をかける。

 

都筑有夢路

 

また今回のQS6000には、日本から多くのサーファーが参戦。日本のトップが勢揃いする。ラウンド1 のH1に馬庭彩。ラウンド2からはH8に田代凪沙。

 

ラウンド3からはH1に野中美波、H2に橋本恋、H3に川合美乃里、H4に松田詩野、H8黒川日菜子と西元エミリー、H9大村奈央。

 

脇田紗良

 

そして、トップシードが登場するラウンド4にはH2に脇田紗良、H5に前田マヒナ、そして、H4には現在QSランキング5位でCT入り目前の都筑有夢路がクレジット。都筑は以下のランキングを見てわかる通り、ツアー最終戦を迎えて来年のCT入りの可能性は非常に高い。

 

昨年はここでクオーターファイナル進出を果たし5位となった前田マヒナ

 

また、現在QSで上位にいるCT選手のタティアナとキャロライン、ブリーサ・ヘネシーが、CTランクからのリクオリファイの可能性が高く、3名の繰り上がりが考えられる。そして、現在13位の脇田紗良、17位の前田マヒナにも今回の試合で良い結果を残せれば、クオリファイの可能性も十分に考えられる。

 

Port Stephens Toyota Pro women’s QS6,000.記者会見 Credit: © WSL / Ethan Smith

 

今回のイベントでは、優勝者は6000ポイントを獲得できるため、数字的には現在のランキングでトップ30の誰もがトップ6に入り、クオリファイの可能性が残されている。

 

もしかすると来年はいきなり複数の日本女子選手がCT入りなんて可能性も出てきた。世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

 

 

2019 Women’s Qualifying Series Rankings

https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/wqs?year=2019

 

 

2019 Women’s Championship Tour

 

https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/wct?year=2019

 

2019年のQS6,000イベント最終戦「ポートスティーブンス・トヨタプロ pres. by Sisstrevolution」は11月15〜17日で開催。イベントのライブ中継は、www.worldsurfleague.comにアクセスするか、無料のWSLアプリをダウンロードしてください。

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2019/wqs/3167/port-stephens-toyota-pro