大原洋人まさかの初戦敗退。男女QS10000「ABANCAガリシア・クラシック・サーフPRO」3日目

マット・バンティング WSL / Laurent Masurel 

プラヤ・デ・パンティン、バルドビーニョ/ガリシア-スペイン(2019年9月3日火曜日)スペイン北西部のガリシアで開催中のWSL男女QS10000「パンティン・クラシック・ABANCAガリシア・クラシック・サーフPRO」は大会3日目。本日は女子はオフ。男子R2が16ヒートまで行われた。

 

本日は、昨日までのスウェルはサイズダウンして、トリッキーなスモールサーフでの戦い。

 

 

厳しいコンディションの中で番狂わせも発生、現在の世界No. 24ジャック・フリーストーン(AUS)やチャンピオンシップ・ツアー・ルーキーのソリ・ベイリー(AUS)が姿を消す中、クオリファイング・シリーズ・ランキングのリーダーであるジョーガン・クズネット(FRA)は2位で生き延びた。

 

エヴァン・ガイゼルマンWSL / Laurent Masurel

 

また、マルコ・フェルナンデス(BRA)が本日の最初のエクセレント・スコアを記録しバックハンドターンの素晴らしいコンビネーションで8.00をたたき出した。

 

さらに元CTサーファーのコナー・オリアリー(AUS)は、ヒート6で8.17を記録し1位でラウンドアップ。彼は、2016年にQSチャンピオンとなり、2017と2018の2年間、チャンピオンシップツアーを戦ったコナーは、来季にリクオリファイを目指す。

 

コナー・オリアリー(AUS)

 

「僕はこのような波がブレイクする場所で育ちました」とオリアリーは言った。 「あのレフトを見て、こんな感じの波でサーフする方法をよく知っていると思ったので、多くの波を捕まえて、自分のサーフィンをしただけです。ここの見るもの全てが大好きです。岩壁など素晴らしい自然がそのままで、食べ物も美味しいので、いろいろ食べて、サーフィンも楽しんでいます!」

 

ウィスリー・ダンタス WSL / Laurent Masurel

 

大原洋人は、ナット・ヤング、イアン・クレーン、カレブ・タンクレッドと対戦。ヒートはスローな展開となる。スタートからレフトハンダーのクレーンがスモールレフトで高速フォアハンドを披露、タンクレッドもバックハンドでチャージを見せて、ヒート前半をリードする。大原とヤングはじっくりと波を待つ作戦だ。

 

後半に入りヤングがセットの波で2ターンコンボを決めて5.07をスコア。優先権を持って波を待ち続けた大原もやっと波を掴み、バックハンドで板を走らせクローズセクションでリエントリーを試みるもメイクできず。

 

残り時間は10分。優先権のない大原は、インサイドで波を掴むもスコアは伸ばせない。タンクレッドが再びバックハンドで6.50をスコアしトップへ。ヤングもバックアップを塗り替えて2位に浮上。大原はライトを狙いチャージするも逆転ならず。大原はUSオープンに続き、まさかの初戦敗退となった。

 

明日は、女子がオンになれば、クオーターファイナルのヒート4で都筑有夢路はCTサーファーのシルバナ・リマと対戦。男子がオンになれば、男子R2の17ヒートから再開。ヒート19には稲葉玲王が登場する。

 

世界を目指して戦い続ける、日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

ネクストコールは日本時間9月4日の17:00。

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2019/wqs/3109/abanca-galicia-classic-surf-pro

https://www.worldsurfleague.com/events/2019/mqs/3110/pantin-classic-presenta-galicia-classic-surf-pro