パイプラインは明日開幕の見込み。ワールドタイトルはケリーかファニングか。
パイプライン、オアフ/ハワイ(2013年12月7日土曜日)現地時間で12月8日(日本時間9日)ウエイティング期間がスタートする、今シーズンのASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)最終戦となる「ビラボン・パイプ・マスターズ in Memory of Andy Irons」は、ノースショアにスウェルが到着して、世界のベスト・サーファーによるパイプラインとバックドアのヘビー・ハワイアン・バレルによるコンテストが、8日からスタートする可能性が高まっている。
2013年のASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)のファイナル・ストップである、ビラボン・パイプ・マスターズは、ミック・ファニング(AUS)とケリー・スレーター(USA)によるASPワールド・タイトル・レースと、2014 年のASP WCTクオリファイ選手、そしてVANSトリプルクラウンのチャンピオンといった全てが決定し、最高点に達することになる。
2007年と2009年の2度のASPワールド・チャンピオンでカレントASPワールドNo.1のミック・ファニングは、リラックスしてコンペティションに挑む。「昨年はタイトルレースから外れていたので、ワクワクだったよ」と、ファニングが言った。「去年は、ケリー(スレーター)とジョエル(パーキンソン)のバトルをくつろいで見ていた。しかし、今年、すべてがフィーリング・グッドだね。ロング・ブレイクがパイプライン・イベントの前にあったけど、 ワールド・タイトルについて考え始め、落ち着かなかった」
11タイムASPワールド・チャンピオンでパイプラインの6-タイム勝利者であるケリー・スレーターは、12回目のASPワールド・タイトルを獲得するために、ビラボン・パイプ・マスターズで優勝しなくてはならない。スレーターは優勝、ファニングは3位以上で自力でワールドタイトルを決定出来る。スレーターはパイプラインで最も素晴しい経歴を持つサーファーの1人であるが、その勝利への道が簡単なものでないということを彼は知っている。
自分の人生で最もストレスを感じるシチュエーションになる。
「いまはリラック出来ていてもイベントが開始されれば現実に直面する事は間違いない。」と、スレーターが言った。「その現実は、イベントで優勝しなくてはならないということ。ファニングがセミファイナルまで勝ち上がらないことを願うよ。彼は今年、1イベントおきにセミファイナルまで勝ち上がっているからね。でも予報ではかなり良い波になりそうなので、かなりエキサイトしているよ。」
スレーターは、2002年にセミリタイアからカムバックして5回のワールドタイトルを獲得している。しかし、カムバックしてからはパイプラインではワールドタイトルを決めたことはない。「僕は90年代に、パイプラインで2度ワールドタイトルを獲得した」と、スレーターが言った。「このシチュエーションは自分にとって黒か白。もしミックがクオーターで負け、自分が勝ちあがれば、プレッシャーは自分の肩にのしかかる。そのときまで、ストレスを感じるシチュエーションとは思わない。しかし、そうなれば、自分の人生で最もストレスを感じるシチュエーションになる。」
予報では、現地日曜日のソリッドNNWスウェルによるオーバーヘッド・サーフとライト・ウインドでパイプ・マスターズがキックオフ。グッドなNNWは月曜、火曜を通して続き、サイズダウン。金曜、土曜の13日、14日に新しい北西スウェルが入リ、再びサイズアップする見込みだ。
パイプ・マスターズの日本語放送が決定。
ビラボン・パイプ・マスターズは、日本時間の12月9日から12月21日までの期間中、最も波のコンデイションの良い3日から4日間で開催。そして、今年もパイプ・マスターズの日本語放送が決定。パイプ・マスターズ日本語放送のメインコメンテイターには、世界が認めるパイプスペシャリスト、脇田貴之と堀口真平に加え、辻裕次郎が今回より初参加。実際にパイプラインでの彼らの経験を織り交ぜながらの解説、実況で放送される。要チェック!
http://vanstriplecrownofsurfing.com/billabongpipemasters2013/live-jp
第3戦「ビラボン・パイプ・マスターズ」
12月8日~20日、バンザイ・パイプライン
ワールド・タイトル決定
ASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー
賞金:450,000ドル
ディフェンディング・チャンピオン:ジョエル・パーキンソン(オーストラリア)
ビラボン・パイプ・マスターズ:ラウンド1マッチアップ
ヒート1:パトリック・グダスカス(USA)対イズキール・ラウ(HAW)
ヒート2:ダミアン・ホブグッド(USA)対ジョエル・センティオ(HAW)
ヒート3:アレホ・ムニーツ(BRA)対マーカス・ヒックマン(HAW)
ヒート4:キーレン・ペロー(AUS)対カイマナ・ハキアス(HAW)
ヒート5:ヤイディン・ニコル(AUS)対カヘア・ハート(HAW)
ヒート6:ラオニ・モンテイロ(BRA)対ブルース・アイアンズ(HAW)
ヒート7:ダスティー・ペイン(HAW)対リーフ・マッキントッシュ(HAW)
ヒート8:ジャドソン・アンドレ(BRA)対オラマナ・エレオグラム(HAW)
ヒート9:ミッチ・クルーズ(AUS)対シェーン・ドリアン(HAW)
ヒート10:グレンジャー・ラーセン(HAW)対カラニ・チャップマン(HAW)
ヒート11:タナー・グダスカス(USA)対リカルド・ド・サントス(BRA)
ヒート12:デーン・レイノルズ(USA)対ライアン・キャリナン(AUS)
ビラボン・パイプ・マスターズ:ラウンド2マッチアップ
ヒート1:フリーペ・トリード(BRA)対TBD
ヒート2:ガブリエル・メディーナ(BRA)対TBD
ヒート3:セバスチャン・ジーツ(HAW)対TBD
ヒート4:ジェレミー・フローレス(FRA)対TBD
ヒート5:フレデリック・パターチア(HAW)対TBD
ヒート6:マット・ウィルキンソン(AUS)対TBD
ヒート7:ビード・ダービッジ(AUS)対TBD
ヒート8:ブレット・シンプソン(USA)対TBD
ヒート9:トラヴィス・ロギー(ZAF)対TBD
ヒート10:ミゲール・プポ(BRA)対TBD
ヒート11:アダム・メリング(AUS)対TBD
ヒート12:コロヘ・アンディーノ(USA)対TBD
ビラボン・パイプ・マスターズ:ラウンド3マッチアップ
ヒート1:タジ・バロウ(AUS)対TBD
ヒート2:C.J.ホブグッド(USA)対TBD
ヒート3:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対TBD
ヒート4:ナット・ヤング(USA)対TBD
ヒート5:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対TBD
ヒート6:ミック・ファニング(AUS)対TBD
ヒート7:ジョシュ・カー(AUS)対TBD
ヒート8:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対TBD
ヒート9:ケリー・スレーター(USA)対TBD
ヒート10:カイ・オットン(AUS)対TBD
ヒート11:ミシェル・ボウレズ(PYF)対TBD
ヒート12:ジョエル・パーキンソン(AUS)対TBD