ジョシュア・モニーツとミゲール・トゥデラがパイプマスターのワイルドカード獲得

優勝したジュシュア・モニーツ PHOTO: © WSL / Heff

バンザイパイプライン、オアフ島/ハワイ/アメリカ(2020年12月8日火曜日)-ジョシュア・モニーツ(HAW)とミゲール・トゥデラ(PER)は、パイプ・インビテーショナルでそれぞれ1位と2位を獲得し、ビラボン・パイプマスターズのワイルドカードスポットを獲得した。

 

Billabong Pipe Masters Presented By Hydro Flask Day 1

 

2020年のパイプインビテーショナル優勝者であるモニーツは、「これはおそらく今までで最高のヒートです。自分は彼らとサーフィンをして育ち、彼らがどれほど素晴らしいかを知っている。自分は間違いなく緊張していたが、うまくいったことをうれしく思います。」

 

ジュシュア・モニーツ PHOTO: © WSL / Bielmann

 

通常であれば、多くのギャラリーで埋め尽くされるビーチも、今回は新型コロナウイルスの影響で無観客試合。ファイナルでは2本の9.60を得点し、2位以下の選手をコンビネーションに追い込んで、圧倒的な勝利を収め、海から上がってきたジョシュを弟のセスらモニーツ・ファミリーが笑顔で彼を祝福し出迎えた。

 

ミゲール・トゥデラ(PER)PHOTO: © WSL / Heff

 

ミゲール・トゥデラ(PER)もまた、パイプ・インビテーショナルで2位になり、ビラボン・パイプ・マスターズに出場できるワイルドカードスポットを獲得。ファイナルでのトータルスコアは13.10(20点満点中)で、トゥデラはCTイベント初出場で、ペルーを代表しサーフィンのメインステージに立つ。

 

「数週間前にビラボンから電話がかかってくるまで、ここに来ることすら考えていませんでした。メインイベントに出場できて本当にうれしいです。」とトゥデラは言った。

 

ミゲール・トゥデラ(PER)PHOTO: © WSL / Bielmann

 

とはいえ、喜んでばかりもいられないモニーツとトゥデラは、本戦のラウンド1で、ブラジリアン・ストームたちとの厳しい戦いを強いられることとなる。

 

モニーツはシードラウンド1のヒート5で2度の世界チャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)と2015年の世界チャンピオンのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)と対戦。トゥデラはヒート6で2019年の世界チャンピオンでパイプマスターに君臨するイタロ・フェレイラ(BRA)と対戦することとなる。

 

大会は本日午前8時に、オアフ島のノースショアにある伝説的なバンザイパイプラインでスタートを切った。 これまでWSL-CTは、ビラボン・パイプマスターズが最終戦となっていたが、2021シーズンに初めて開幕戦となった。

 

モニーツをはじめ、パイプ・インビテーショナルのラウンド32で最高得点をマークしたイズキール・ラウ(HAW)のように、ハワイから多くのサーファーが出場、ホームでのシーズン開幕を楽しんだ。

 

「本当に楽しかったし、コンディションも素晴らしかった。波も本当に良かった」とラウは言った。「今日は素晴らしい一日だ。自分のバックヤードで戦うことができて本当にうれしい。これを実現してくれたWSLとハワイコミュニティに感謝します。」

 

 

怪我人のためのワイルドカード・サーフオフ

 

 

CTのスポットをめぐるマイキー・ライト(AUS)とレオ・フィオラバンティ(ITA)の戦いは、試合が再開されたときに決着がつく。

 

新しい「ベスト・オブ・スリーヒート」フォーマットでは、ライトとフィオラバンティが本日2回マンオンマヒートを戦った。ライトは、最初のヒートで.21ポイント差で勝利し、誕生日のフィオラバンティは、2度目のヒートで.20差で勝利。両者とも1勝1敗で決着は最終の第3ヒートに持ち越されることとなった。

 

Billabong Pipe Masters Presented By Hydro Flask – Day 2

 

明日のビラボン・パイプマスターズのサーフライン予報:

 

現地時間の12月9日 明日はゆっくりと弱まる北西のうねりがあるが、まだコンテスト2日目として良好なコンディションが見込めそうだ。

 

午前中はクリーンなフェイスで6〜8フィートのコンディション、時折10フィートも入る。午後と夕方には5〜8フィートとなる見込み。まずまずコンスタントで、バックドアが良い波で今日と比較して僅かにサイズダンするだろう。また、朝はESE-SEの弱い風が吹いており、午前中から正午にかけて変わり易く、午後には軽いオンショアとなるだろう。

 

 

明日のファーストコールは、現地時間の12月9日午前7時、日本時間の12月10日深夜2時0分です。

 

 

マウイプロ・アップデート

WSLは、今朝イベントを開始する前に一般サーファーが関与したサメの事件を受けて、本日マウイプロをキャンセルした。 WSLは地方自治体と協力しており、コンテストは、追って通知があるまで無期限保留となっている。

 

事件は2020年12月8日火曜日の午前7時45分ごろ、河口付近の沖合約20ヤードで発生した。伝えられるところによると、マウイプロのオーシャンセーフティクルーは海の中にいて、負傷した男性サーファーを救助。左側の脚部に怪我を負ったようだ。男性は病院に運ばれ、手術のために入院した。

 

マウイプロは本日中止され、マウイ警察はDTフレミングからプナラウビーチの「ウインドミル」までのビーチを閉鎖した。

 

この事件は、マウイ島西部のホノコワイで行われた感謝祭の事件からわずか1週間半後に発生。前回の事件では、35歳のカリフォルニア州の女性が、サメに噛まれ重傷を負った。

 

 

Billabong Pipe Masters presented by Hydro Flask Seeding Round Matchups

Heat 1: Kanoa Igarashi (JPN), Peterson Crisanto (BRA), Morgan Cibilic (AUS)
Heat 2: Kolohe Andino (USA), Yago Dora (BRA), Mikey Wright (AUS)
Heat 3: Filipe Toledo (BRA), Frederico Morais (BRA), Leonardo Fioravanti (ITA)
Heat 4: Jordy Smith (ZAF), Jadson Andre (BRA), Sebastian Zietz (HAW)
Heat 5: Gabriel Medina (BRA), Adriano de Souza (BRA), TBD
Heat 6: Italo Ferreira (BRA), Matthew McGillivray (ZAF), TBD
Heat 7: John John Florence (HAW), Conner Coffin (USA), Deivid Silva (BRA)
Heat 8: Kelly Slater (USA), Wade Carmichael (AUS), Connor O’Leary (AUS)
Heat 9: Jeremy Flores (FRA), Caio Ibelli (BRA), Ethan Ewing (AUS)
Heat 10: Julian Wilson (AUS), Griffin Colapinto (USA), Miguel Pupo (BRA)
Heat 11: Seth Moniz (HAW), Jack Freestone (AUS), Alex Ribeiro (BRA)
Heat 12: Michel Bourez (PYF), Ryan Callinan (AUS), Jack Robinson (AUS)

 

 

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