稲葉玲王と脇田泰地がワンツーでR3進出。前田マヒナ、都筑有夢路もR2進出。CS第3戦バリート・プロ3日

見事1位で勝ち上がった前田マヒナと稲葉玲王

バリート、クワズール・ナタール、南アフリカ(2022年7月6日水曜日)-2022年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第3戦となる「バリート・プロ presented by オニール」は、4~5フィートの波でコールオン。

 

女子のオープニング・ラウンドの残りのヒートを完了させ、その後、男子のラウンド・オブ48が行われた。

 

 

脇田ファミリー© WSL/Tostee

 

女子のオープニングラウンドでは、H12 脇田紗良、H15 都筑有夢路、黒川日菜子、H16 前田マヒナがクレジット。男子ラウンド2ではH2で稲葉玲王と脇田泰地、H5で和井田理央、H6で小林桂が登場した。

 

脇田紗良 © WSL/Tostee

 

脇田紗良は、H12でソーヤー・リンドブラッド、ヨランダ・ホプキンス、テッサ・タイセンと対戦。4.83をスコアしたリンドブラッドとホプキンスがヒートをリード。レフトで5.67をスコアしたタイセンがトップに。

 

 

脇田紗良© WSL/Tostee

 

 

脇田は後半、優先権を持って波を掴み、バックハンドのリエントリーを決めて5,90をスコア。ニード4.50まで差を縮めたが、ハイタイドで波数が減り思うような波を掴めないまま惜しくも4位で敗退となった。

 

 

ニッキー・ヴァン・ダイク© WSL/Tostee

 

 

ヒート15では、都筑有夢路と黒川日菜子が、元CTサーファーのニッキー・ヴァン・ダイク、ハバンナ・カブレロと対戦。ヒートはニッキーがフォアハンドのワンマニューバーで6.00をスコアしてヒートを開始。

 

 

都筑有夢路© WSL/Tostee

 

各選手がトリッキーなコンディションにスコアを伸ばせない中、ニッキーが今度はバックハンドで素晴らしいコンビネーションを披露しエクセレントの8.50をスコア。ヒートスコア14.50をとして独走する。

 

 

黒川日菜子© WSL/Tostee

 

ヒート終盤は黒川と都筑の激しい2位争いの展開。都筑は4.00をスコアして2位に浮上。黒川も残り時間10分で逆転。都筑も直ぐさまバックハンドで3.70をスコアして再び2位に躍り出る。さらに4,47をスコアした都筑は2位のポジションを固めラウンドアップ。黒川は惜しくも3位敗退となった。

 

 

前田マヒナ© WSL/Tostee

ヒート16では前田マヒナが、ハワイアンCTルーキーのルアナ・シルバ、ナディア・エロスターベ、ガブリエラ・ハーブストと対戦。 ヒートはシルバがベスト2を揃えてヒートスコア7.17でリード。

 

前田マヒナ© WSL/Van Gysen

 

前田はフォアハンドの鋭いリエントリーを試みるも、惜しくもインコンプリートで3位を強いられる展開。後半に入りナディアがストレートアップのバックハンド・リエントリーで4.90をスコアしてトップに。

 

 

追い込まれた前田だったが、レフトのセットを掴み、フォアハンドのビッグリエントリーを決めて、7.00をスコア。一気にトップへ躍り出る。シルバもバックハンドで5.43をスコア。前田と同点となるもカウントバックで前田がトップを維持。前田はバックアップを4.20まで上げてトップのままラウンドアップを決めた。

 

 

稲葉玲王と脇田泰地がワンツー

 

圧倒的なサーフィンでハワイアンを抑えて1位で勝ち上がった稲葉

 

女子の後行われた男子ラウンド2では、H2で稲葉玲王と脇田泰地が、CTサーファーであるイマイカラニ・デヴォルトとブロディ・セールという2名のハワイアンと対戦。

 

稲葉玲王© WSL/Tostee

 

稲葉はレフトの波を掴み、フォアハンドの2発のビッグリエントリーを決めて、5.83をスコア。クイック・スタートを見せ、バックアップを2.10としてヒートをリードする。脇田もエアリバースを含むコンビネーションで3.83をスコアして2位につける。

 

 

脇田泰地© WSL/Tostee

 

スコアリングウェイブが見えている稲葉は、さらにフォアハンドのパワーサーフィンを爆発させて、6.50をスコア。ヒートをリードし続ける。イマイカラニが安定感のあるサーフィンでスコアを伸ばして2位。脇田もバックハンドで4.40、フォアハンドの高速ロールインで4.60をスコア。3位につける。

 

 

残り5分になって、ニード5.54で脇田はビッグセットをキャッチ。カーヴィングターンからブローテール・スラッシュをメイク。7.00をスコアして2位に浮上。稲葉もバックハンドの2発のリエントリーで6.40をスコア。圧倒的なサーフィンで稲葉と脇田がワンツーでハワイアンを下して勝ち上がった。

 

和井田理央© WSL/Tostee
和井田理央© WSL/Tostee
小林桂© WSL/Tostee

 

H5の和井田理央は2位でラウンドアップ。H6の小林桂は2位をキープしていたが、終了間際のデッドヒートに敗れ、惜しくも4位で敗退となった。

 

 

日本は女子3名、男子2名が勝ち上がる。

 

 

明日試合が再開されれば、女子ラウンド2のH3 松永莉奈、H7 都筑有夢路、H8前田マヒナがクレジット。H6にはベティルー・サクラ・ジョンソンの姿も。

3人ヒートの男子ラウンド3ではH1に脇田泰地、H2で稲葉玲王、H4で和井田理央が登場する。

 

今回もCT入りを目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

 

Ballito Pro

Presented By O’Neill
Ballito, KwaZulu-Natal, South Africa

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/cs/22/ballito-pro/

 

2022 WSLチャレンジャー・シリーズ・スケジュール

  • ブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロ presented by Rip Curl: 5月7日~15日終了
  • シドニー・サーフ・プロ presented by Rip Curl: 5月17日~5月24日終了
  •  バリートプロ presented by O’Neill: 7月3日~10日
  • VANS USオープン・オブ・サーフィン 7月30日~8月7日
  • EDPヴィスラ・プロ・エリセイラ 10月1日~9日
  • クイックシルバー/ロキシー・プロ・フランス 10月12日~23日
  • コロナ・サクアレマ・プロ presented by バンコ・ド・ブラジル 11月1日~11月8日
  • ハレイワ・チャレンジャー 11月26日~12月7日