バリート、クワズール・ナタール、クワドゥクザ、南アフリカ(2024年7月4日木曜日)-2024年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第3戦、バリート・プロ Presented by O’Neillの大会3日目は女子のラウンドオブ32からスタート。
しかし、オンショアが強まりコンディションが悪化したために4ヒートのみで終了となった。
ショートデイとなった中でもトリッキーなコンディションにアップセットは続出。トップシード選手のメイシー・キャラハン、アリッサ・スペンサー、さらにCSランキングトップのエリン・ブルックスも敗退を喫した。
また一方で、エクセレント・レンジのスコアを叩き出したエリー・ハリソンやタヒチプロの覇者ヴァフィネ・フィエロ、そしてシエラ・カーが強さを見せて勝ち上がった。
本日は女子ラウンドオブ32から再開。都筑有夢路がH1でイザベラ・ニコルズ、キラ・ピンカートン、ジェシー・ヴァン・ニーケルクと対戦。ヒートはスローなコンディションの中で、ピンカートンが一人スタートからベスト2を揃えてリード。
都筑はバックハンドのワンターンで4.50をスコアして開始。丁寧にターンを繰り出しミスを犯さない都筑はフォアハンドでもリエントリーを決めて4.90をスコア。更にバックハンドでクリティカルなターンをメイクし、5.37をスコアしてトップに躍り出る。
後半に入り6.00を持っていたニコルズがバックアップを上げて4位からトップに。2位のポジションをキープした都筑だったが、ヒート終了間際に3位のピンカートンがワンターンをメイク。5.20をスコアして逆転。都筑は惜しくも3位となり敗退となった。
H4で野中美波が、エリン・ブルックス、ゾーイ・ベネデット、ソフィア・メディーナと対戦。このころからオンショアがかなり強まってきた。
野中はスタートから積極的に波を掴み、フォアハンドで4.17、そしてバックハンドでヴァーティカルなビッグリエントリーを決めたように見えたがスコアは1点。まさかのインコンプリートのジャッジ。
後半3位を強いられた野中だったがインサイドでクリティカルターンをメイク。3.93、4.10を続けてスコアして2位に浮上する。更に4.87をスコアしてリードを広げる野中だったが、3位のベネデットが5.57をスコアしてトップに躍り出る。
終了間際で3位を強いられた野中は、ソリッドな2ターンコンボで6.00をスコアして大逆転。メディーナを抑えて野中がトップ通過を果たした。ランキングトップのブルックスはまさかの敗退となった。
「最初、全然スコアができなくて、最後にやっとプライオリティをもって、残り3分ぐらいでチャンスをつかめて、その波できっちり2発決めれて、6点出せたので良かったです。」と野中がヒーローインタビューでコメントした。
明日試合が再開されれば、H5で脇田紗良が、サリー・フィッツギボンズ、サラ・バウム、フィリッパ・アンダーソンと対戦。
H8で松岡亜音が、ルアナ・シルバ、フランシスカ・ヴェセルコ、レイラニ・マクゴナグルと対戦する。
男子ラウンドオブ32がスタートすれば、H2に西慶司郎、H3に大原洋人が登場する。
がんばれ!日本!
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