バリート、クワズール・ナタール、クワドゥクザ、南アフリカ(2024年7月3日水曜日)-2024年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第3戦、バリート・プロ Presented by O’Neillは大会2日目は男子のラウンドオブ64が行われた。
Highlights From Day 2 Of The Ballito Pro Presented By O’Neill 2024
チャレンジャー・シリーズのエリートに簡単なヒートはなく、バリート・プロ presented by O’Neillでは男子のトップシードがデビューし、ヘビー級の戦いが繰り広げられた。
リーバイ・スローソンと大原洋人はトップシードの対戦相手に激しいバトルを展開し、大原の印象的なショーケースの後、スローソンはイベント最高のヒート・トータルを記録した。
しかし、ナット・ヤング、モーガン・シビリック、ジェイコブ・ウィルコックスがラウンドオブ64でクラッチ勝利を収め、元CT選手たちがその経験を存分に発揮した。バリートではまだ2日目に入ったばかりだが、女子の上位陣が競技再開後にスタートを切る準備をしている。
一方で、チャレンジャーシリーズで優勝したマイキー・マクドナー(AUS)とジョーダン・ローラー(AUS)がラウンドオブ64で早々に敗退したため、ランキングは大きく変動することになった。マクドナーは、週の初めにバリートでのフリーサーフィンで足を痛めた。
レノックス・ヘッド出身の彼は痛みに耐えながらパドルアウトし、ベストを尽くしたが、惜しくも2位には届かなかった。
また、第2シードのアレホ・ムニーツ(BRA)、世界ジュニアチャンピオンのジェット・シリング(USA)、ジャービス・アール(AUS)、マテウス・ハーディ(BRA)もここで姿を消した。
ネクストコールは、7月4日(木)日本時間で14時。
トップシードのラウンドオブ64男子H2に西慶司郎が登場。ヒートはスタートからモーガン・シビリックがエクセレントを含む高得点を2本揃えて、ヒートを独走。
一方、西はスタートからバーティカルなバックハンドで5.33、4.10と2本揃えて2位のポジションをキープ。マイキー・マクドナーの追い上げを振り切り、西が2位で勝ち上がった。
長年のCTクオリファイ候補である大原洋人は、電光石火のターンとパワーで素晴らしい8.33を記録し、ヒートのトップシード勢を圧倒した。
大原洋人はH6で、デイビッド・シルバとジャドソン・アンドレのブラジリアン・ペアとチャーリー・キュヴォーンと対戦。大原はスタートから際どいポジションでフォアハンドの2ターンコンボを決めて6.50をスコア。シルバは2本の5ポイントでトップへ。
後半に入りキュヴォーンがエアリバースをメイクし、6.93をスコア。トップに躍り出て、アンドレもバックハンドでチャージを繰り返し、僅差のクロスヒートの展開となる。
大原は4位へと追い込まれたが、再びセットの波を掴み、2ターンのコンビネーションをメイクして逆転2位へ。更に大原は再びビッグなリエントリーをクローズセクションでメイクし、6.43をスコア。トップに躍り出る。しかし、ヒート終盤にデイビッド シルバが7.73と6.03をスコアして逆転トップに。
最後まで戦いを諦めない大原はヒート終了間際に、ここまで高得点をたたき出しきた波と同じセクションのある波をキャッチ。
さらに深いボトムターンからクリティカルなターンを繰り出し、エンドセクションではリスキーなリエントリーをメイク。ラストライドで8.33のエクセレントをスコアして大逆転でトップ勝ち上がった。
「ジャッジが良いスコアを出してくれるような感じでしたね。」と大原が言った。「最初の波も5点か6点かなと思ったのが6.5で。セカンドウェイブもそうでした。この2つのスコアが自信になりましたね。
このような選手たちとヒートは特にですね。彼らは素晴らしいサーフィンをするので、デビッドは7.5なんて簡単に出してきますからね。緊張したけど、勝てて良かったです。
最後に良い波掴めて良かったです。まだまだ先は長いんで次に向かって頑張ります。」
安室丈がH10では、マルコ・ミニョ、ジャクソン・ベイカー、ヘイター・ミューラーと対戦。今回はラウンドオブ64から出場の伊東李安琉はH15にクレジット。マテウス・ハーディ、ディミトリ・プーロス、ウィンター・ヴィンセントと対戦したが、安室、伊東とも4位で敗退。惜しくもラウンドアップならず。
男子ラウンドオブ32はH2西慶司郎とH3大原洋人の2名のみとなった。
女子が再開となれば、ラウンドオブ32には、都筑有夢路がH1、野中美波がH4、脇田紗良がH5、松岡亜音がH8に出場予定。がんばれ!日本!
詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。