マーガレット・リバー、ウエスタン・オーストラリア、オーストラリア（2024年4月19日金曜日）-ワールド・サーフ・リーグ（WSL）チャンピオンシップ・ツアー（CT）第5戦、ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロは、男子ラウンドオブ16の最初の4ヒートが行われ、短くも感動的なコンペティションの1日となった。

HIGHLIGHTS Day 6 // Western Australia Margaret River Pro 2024

メイン・ブレイクでは、3～4フィートのコンディションの中、男子が開催されたが、ハイタイドと強いオンショアにより、WSLコミッショナー事務局は、コンディションが改善するまでラウンドを一時中断することを決定。ネクストコールは現地時間で明日4月20日（土）午後2時45分（AWST）、午後3時3分スタートの可能性がある。

世界ランキング1位のコラピントと3位のフローレンスはクオーターファイナル進出。

ジョン・ジョン・フローレンス（HAW）© WSL / Beatriz Ryder

ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロで、ワールド・チャンピオン同士が早くも激突し、男子ラウンドオブ16の第1ヒートで、ジョン・ジョン・フローレンス（HAW）がガブリエル・メディーナ（BRA）に勝利した。

序盤はメディーナが優勢であったが、フローレンスは着実に差を詰め、重要な7.00（10点満点）を確保し、ラスト2分には6.90をスコアして大逆転勝利を決めた。メディーナはイベントタイトルを守り、今シーズン序盤の敗戦から挽回しようとしたが、最終的にクオーターファイナルに進出したのはフローレンスで、両者のライバル関係に新たな1ページが加わった。

「かなりストレスの溜まるヒートだった」とフローレンスは語った。「ガブとのサーフィンはいつも楽しいし、予選で一緒になってからずっと対戦してきた。最後にあの波が取れて本当に最高でした。緊張を抑えて、彼に勝てるように頑張りました。彼は今の時代で最高のコンペティティブ・サーファーの一人。

彼はヒート中の行動を計算し尽くしているし、すべてのことを本当に素早く考えることができるから、早い段階でリードしておかないと、ヒート中ずっとプレッシャーがかかり続けるような感じになるんです」。

現在世界ランキング1位のグリフィン・コラピントは、モロッコのラムジ・ブーキアムをヒート3で下し、ウエストでの活躍を続けている。コラピントは、2ウェイブ・コンバイン・スコア12.07（20点満点中）でリードを確立。ブーキアムはバックアップ・ウェイブを見つけることができなかった。

ブキアムは敗れたものの、2024年CTの後半戦への出場権を獲得したことは、彼のキャリアにおいて重要なマイルストーンとなり、怪我によりルーキーシーズンを棒に振った彼に、その才能を披露する待望のチャンスを与えた。

イベント・ワイルドカードのジョージ・ピターがメインブレイクでドリームランを続ける

イベント・ワイルドカードのジョージ・ピター（AUS）は、今月2度目のCTチャンスでドリームランを続けている。ピターはヒート4でリアム・オブライエン（AUS）を圧倒的な強さで破った。

オブライエンの6.67と2.17に対し、ピターはパーフェクトに近い9.00（10点満点中）と6.90のバックアップ・スコアでオープニング・エクスチェンジをキックオフ。メインブレイクにおけるピターのフォームは、他の選手にとって大きな脅威であり、クオーターファイナルでコラピントと対戦する際には、その強さを見せつけることになるだろう。

「何が起こっているのか信じられないです」とピターは語った。「波がどんどん上がってきて、そのスポットに入った感じです。この大会はプレッシャーが少なくて楽ですね。みんなはカットのことを気にしているし、多くのことを抱えているのに、僕はただパドルアウトして、すべてが経験って感じすよ。

この波を知り、この経験を楽しんでいます。いい波に乗れれば本当に楽しい波だし、このレベルで何度かヒートを重ね、ボールを転がし続けるのはいい気分です」。

プポ兄弟対決は、サミュエルが勝利を収め、兄のミゲルがCSに降格。

サミュエル・プポとミゲル・プポ（BRA）の兄弟は、非常にエモーショナルなヒートとなり、その結果次第で一方のサーファーのチャレンジャーシリーズ降格が決定する、ハイステークスの対戦となった。

サミュエルは、エクセレントな8ポイント・ライドと戦略的なプライオリティの使い方でスコアボードを支配し、ミゲルの攻略を困難にした。ヒートが終了すると、サミュエルは涙を流し、ミゲルは慰めの言葉をかけるなど、激しい戦いの中にも2人の深い絆が感じられた。

サミュエルが勝利したことで、彼はCTへの残留を決めたが、彼の兄はツアーから脱落し、2025年へのリクオリファイをするためにチャレンジャーシリーズを戦うこととなる。

僕がこの位置にいるのは、すべて彼のおかげ

「兄がいなかったら、今の僕はないでしょう」と語ったサミュエル・プポ。「もしかしたら、サーフィンをしていなかったかもしれません。僕がこの位置にいるのは、すべて彼のおかげであり、彼をツアーから離脱させるのは、僕にとって損失だと感じています。

でも、彼は本当に強い。彼は必ず戻ってきます。彼は笑顔で海から上がり、ヒート勝利のように見えました。それは彼がいかに強いかを示しています。」
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男子ラウンド16で待ち受けるミッドシーズン・カットのシナリオ

コンペティションが再開されると、ヒート5とヒート6でそれぞれセス・モニーツ（HAW）とカイオ・イベリ（BRA）のミッドシーズン・カットのシナリオが動き出す。

モニーツは世界ランキング2位のイーサン・ユーイング（AUS）に勝てればメイクザカット。敗れた場合は、サミュエル・プポ（BRA）とタイブレイクとなりモニーツのCS降格となる。

ヒート6では、イベリはジョーディ・スミス（RSA）と対戦する。前のラウンドで敗退している現在２０位のコナー・オレアリー（JPN）は、モニーツかイベリが敗れた場合にメイクザカット。モニーツとイベリの両方が敗退した場合は、現在２１位のヤゴ・ドラ（BRA）がメイクザカットすることになる。

ネクストコールは明日4月20日（土）午後2時45分（AWST）、午後3時3分スタートの可能性がある。

ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ

男子ラウンド16結果（HEAT 1 – 4）：
HEAT 1：ジョン・ジョン・フローレンス（HAW）13.90 DEF. ガブリエル・メディーナ（BRA）13.66
HEAT 2：サミュエル・プポ（BRA）13.00 DEF. ミゲール・プポ（BRA）10.10
HEAT 3：グリフィン・コラピント（USA）12.07 DEF. ラムジ・ブーキアム（MAR）8.33
HEAT 4：ジョージ・ピター（AUS）15.90 DEF. リアム・オブライエン（AUS）8.84

男子ラウンドオブ16残りのマッチアップ（HEAT 5 – 8）：
HEAT 5：イーサン・ユーイング（AUS）対セス・モニーツ（HAW）
HEAT 6：ジョーディ・スミス（RSA）対カイオ・イベリ（BRA）
HEAT 7：ジェイク・マーシャル（USA）対イマイカラニ・デヴォルト（HAW）
HEAT 8：イタロ・フェレイラ（BRA）対ジャック・ロビンソン（AUS）

女子クオーターファイナル組み合わせ
HEAT 1：インディア・ロビンソン（AUS）対ガブリエラ・ブライアン（HAW）
HEAT 2：モリー・ピックラム（AUS）対ブリサ・ヘネシー（CRC）
HEAT 3：ケイトリン・シマーズ（USA）対タイラー・ライト（AUS）
HEAT 4：サリー・フィッツギボンズ（AUS）対ソイヤー・リンドブラッド（USA）

詳細はWorldSurfLeague.comを参照のこと。

ライブを見る
ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロは、WorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリでライブ放送される。WSLの放送パートナーから、より多くの視聴方法をチェックしよう。

https://www.worldsurfleague.com/events/2024/ct/200/western-australia-margaret-river-pro/main