女子のラウンドオブ16の3ヒートのみが終了。2名のサーファーがチャレンジャーシリーズに降格が決定。

マーガレット・リバー、ウエスタン・オーストラリア、オーストラリア(2024年4月17日水曜日)-ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロは、昨日よりサイズダウンしたコンディションの中で再開。

女子のラウンドオブ16の最初の3ヒートのみを終了した時点で、コンディションが大幅にスローダウンしたため、残りのラウンドのイベント中止を決定した。ネクストコールは日本時間で明日、4月18日(木)午前8時15分。

 

 

 

 

ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第5戦となる今大会は、ミッドシーズン・カット前の最終戦となる。ヒート数は少なかったものの、女子の3ヒートともリクオリファイと降格のシナリオがかかっていた。

 

 

 

 

インディア・ロビンソンが世界ランキング2位のディフェイを破り、カット上位進出の可能性を残す

 

 

インディア・ロビンソン(AUS)© WSL / Aaron Hughes
インディア・ロビンソン(AUS)© WSL / Beatriz Ryder

 

カットラインより4つ下の14位でマーガレット・リバー入りしたインディア・ロビンソン(AUS)は、今週ずっと負けられない状況にあった。ルーキーイヤーの2022年にCTから脱落した23歳は、今年こそはあらゆるチャンスをものにしようと決意している。

世界ランキング2位のジョアン・ディフェイ(フランス)と対戦したロビンソンは、7.67(10点満点)と6.33のヒート・トータル14.00(20点満点)をスコアして勝利を決定的なものにした。

ディフェイは反撃に出たが、より良い波を掴んだロビンソンがオープン・アップ。この1年彼女が望んでいたサーフィンを披露し、ディフェイは2024年シーズンで最も悪い成績となる同率9位で西オーストラリアを後にした。

 

「本当に風が強いです」とロビンソンは語った。「ビーチからはそう見えないけど、強いんです。こういうときは、ターンをする場所を選ぶ必要があります。ここでのターンはとても心地よかったし、自分のターンが波に合っていると感じました。リップにはあまり行かず、レールをキープしました。この調子で行こうって感じです。」

 

 

2名のサーファーがミッドシーズンカットでチャレンジャーシリーズに降格。

 

降格が決まったイザベラ・ニコルズ(AUS)© WSL / Aaron Hughes

 

この日の第2ヒートは、イザベラ・ニコルズ(AUS)とガブリエラ・ブライアン(HAW)の必勝対決となり、ニコルズはカット・ラインのすぐ下、ブライアンはそのすぐ上に位置していた。

このヒートは、2022年ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ・ファイナルのリプレイだったため、注目のヒートとなった。

ブライアンは3つのマッシブなオープンフェイスターンで8.00ポイント、ニコルズは2つのバーティカルスナップで7.33ポイントをマークした。

 

 

ガブリエラ・ブライアン(HAW)© WSL / Aaron Hughes
ガブリエラ・ブライアン(HAW)© WSL / Beatriz Ryder

 

ブライアンはミドルレンジのスコアで追い上げ、リードを奪ったが、2022年大会優勝者のニコルズは安定しないコンディションの中、次の波を見つけることができず、ブライアンが勝利した。この敗戦により、ニコルズは2025年のCTの座を取り戻すべくチャレンジャーシリーズに戻ることになった。

 

「あのヒートの序盤はかなり厳しかった」とブライアンは語った。「イザベラはとても激しいライバルです。この試合に臨むにあたって、私は『誰にも一歩も譲らない』と思っていました。ちょっと飲み込まれてしまって、いくつかミスをし良い波を逃してしまいました。

自分のサーフィンに自信があって、良い波を取りたいだけなんですけど、今年の初めから、あまりいい試合をすることができませんでした。それはずっと取り組んできたことなので、うまくいってうれしいです。

序盤はポジションから大きく外れてしまいましたが、いい波があり、ライバルがそれに乗っていなければ、自分が乗っていなくても問題にはなりません」

 

降格が決まったアリッサ・スペンサー(USA)© WSL / Aaron Hughes

 

2024 CTルーキーのアリッサ・スペンサー(USA)は、ラウンドオブ16のヒート3で世界No.3のモリー・ピックラム(AUS)に敗れた。

2度のリスタートからなる非常にスローなヒートでは、最高の得点チャンスをもたらす宝石を探すウェイブセレクションの戦いとなった。

 

モリー・ピックラム(AUS)© WSL / Beatriz Ryder
モリー・ピックラム(AUS)© WSL / Aaron Hughes


ヒートの大半をスペンサーがリードしていたが、最後の数分でピックラムが7.33(10点満点)を叩き出し、スペンサーの逆転劇のチャンスは閉ざされた。

スペンサーは、2025年のCTへの再クオリファイを目指し、チャレンジャー・シリーズに向かう。ピックラムはクオーターファイナルに進み、ヒート1でブライアンと対戦する。

 

ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ女子ラウンド16結果:
HEAT 1:インディア・ロビンソン(AUS)14.00 DEF. ジョアン・ディフェイ(FRA)12.00
HEAT 2:ガブリエラ・ブライアン(HAW)12.67 DEF. イザベラ・ニコルズ(AUS)7.33
HEAT 3:モリー・ピックラム(AUS)13.43 DEF. アリッサ・スペンサー(USA)11.10

ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ女子ラウンド16の組み合わせ(HEAT 4 – 8):
HEAT 4:ブリサ・ヘネシー(CRC)対レイキー・ピーターソン(USA)
HEAT 5:ケイトリン・シマーズ(USA)対ソフィー・マカロック(AUS)
HEAT 6:タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)対タイラー・ライト(AUS)
HEAT 7:キャロライン・マークス(USA)対 サリー・フィッツギボンズ(AUS)
HEAT 8:ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)対ソイヤー・リンドブラッド(USA)

ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロ男子ラウンド16組み合わせ
HEAT 1:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対ガブリエル・メディーナ(BRA)
HEAT 2:ミゲール・プポ(BRA)対 サミュエル・プポ(BRA)
HEAT 3:グリフィン・コラピント(USA)対ラムジ・ブーキアム(MAR)
HEAT 4:ジョージ・ピター(AUS)対リアム・オブライエン(AUS)
HEAT 5:イーサン・ユーイング(AUS)対セス・モニーツ(HAW)
HEAT 6:ジョーディ・スミス(RSA)対カイオ・イベリ(BRA)
HEAT 7:ジェイク・マーシャル(USA)対イマイカラニ・デヴォルト(HAW)
HEAT 8:イタロ・フェレイラ(BRA)対ジャック・ロビンソン(AUS)

 

ライブを見る
ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロは、WorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリでライブ放送される。WSLの放送パートナーから、より多くの視聴方法をチェックしよう。

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2024/ct/200/western-australia-margaret-river-pro/main