JPN_Connor_Oleary_ath_ph_Sean_Evans_ph-3 — コナー・オレアリーCredit: ISA / Sean Evans

プエルトリコ、アレシボ – 2024年2月26日

スウェルが減少し、トレードウィンドが徐々に強まったため、2024 ISAワールド・サーフィンゲームス（WSG）3日目はショートデイとなった。リパチャージ・ラウンド1は、エル・ピコとラストリアのツイン・ブレイクで2～3フィートのスウェルの中、男子、女子ともに終了した。

これまでのところ、合計62名のサーファーが最初の266名から脱落。フランスは、本戦で唯一無傷で残ったチームだが、そのほかにも日本を含む22チームが敗退を免れ、リパチャージに出場するサーファーがいるにもかかわらずランキング1位をキープしている。

ケイトリン・シマーズ、チームUSA / Photo： Jersson Barboza

メイン・ラウンド1のパドルアウトの時にウニで足に痛めた現WSLワールドNo.2のケイトリン・シマーズ（USA）は、リパチャージ・ラウンド1へまさかの直行。 1日のリカバリーを挟み、リチャージされたシマーズは、ラストトライアルのレフトで鋭いバックハンド・アタックを炸裂させた。

2本目の波で8.17をスコアし、オープニング・ヒートの2ウェイブ・トータルをほぼ倍増。続いて7.50をスコアした18歳は、今イベントで2番目に高いヒート・トータル15.67を記録した。

また同じWSLチャンピオンシップ・ツアー・サーファーのコナー・オレアリー（JPN）は、初日にスローなコンディションの犠牲となったが、現在のWSLワールドNo.5であるオリアリーは、今日もチャンスを逃さず、彼のアグレッシブなフォアハンドによるオープニング・ウェイブで8.67をマーク。

日本代表として初めてISAに出場するオリアリーは、自国の誇りを胸にこの大会に臨むことをアピールした。

男子の今日の最高ヒートトータルはケオニ・ラサ（ベネズエラ）で、8.17と7.17のヒートトータル15.34を獲得。彼は、メイン・ラウンド1で、2度のWSLチャンピオンであるフィリッペ・トリード（BRA）、オリンピアンのマヌエル・セルマン（CHI）、そしてグレイソン・グラント（SWE）との厳しいコンペティションに直面。今日の演技が出来たことを喜んでいた。

「最初のラウンドはハードなヒートで、思うようなサーフィンが出来なかった」と言ったラサ。「あのような相手には、本当にベストを尽くさなければならないし、波はあったと思うのですが、おそらくあまり良いサーフィンが出来なかったと思うので、リパチャージで少しリラックス出来て良かったです。素晴らしいヒートができたので、この調子で第2ラウンドも頑張ります。」

雨の月曜日にもかかわらず、プエルトリコのコミュニティは大きな声援を送った。リパチャージ・ラウンド1でフィーチャーされた2人のチームメンバー、ミア・カルデロン（PUR）とジョラリ・カレラス（PUR）は、共に素晴らしい演技を披露し、カレラスは女子の部でシングルウェイブスコアと8.67を獲得。ラストリアのレフトでパワフルなフォアハンド・アプローチを披露した25歳の彼女は、ローカルのために大きな勝利を手にした。