日本サーフィン連盟は、2024年パリ五輪に向けた特定強化指定選手、女子5名、男子8名の合計13名を発表

大野修聖、松岡慧斗、小川直久

一般社団法人 日本サーフィン連盟 (NSA)は、2024年パリ大会に向けた特定強化指定選手を発表。

 

日本サーフィン連盟強化部が行ったこの選考は、パリ五輪のサーフィン競技会場がタヒチのチョープーとなった事を受けて、ビックウェイブでの経験豊富な選手を選出し、オリンピック競技大会(2024/パリ)に向けて強化を行うため。

 

ビデオ及び書類、国際大会の実績等を踏まえ厳正に審査。基準点以上を獲得した特定強化指定選手に、女子5名、男子8名の合計13名を選考し発表した。

 

今後、2022年は特定指定選手として独自のトレーニングを行い、2023年から従来の強化指定選手と共に活動。尚パリ大会が終了した時点で強化指定選手の登録が終了となる。

 

パリ大会については、代表選考は強化指定選手(特定含む)からとなるが、IOC及びISAの発表を持って、選考方法を検討していくと日本サーフィン連盟は発表している。

 

今回発表された特定指定選手には、世界でも名前の通ったビッグウェイバーも選考されており、非常に楽しみなメンバーとなっている。

 

大野修聖

 

東京オリンピックではキャプテンとしてチームを牽引した、世界でもマー・オオノとして日本人コンペティターとして実績を残したサーファーとして認知され、ハワイ・パイプラインでの実績もある大野修聖。

 

 

小川直久

 

そして、今回の選手の中で最年長で、今年5月で50歳となる小川直久は、パイプラインで日本初のパーフェクト10を達成し、着用していたヘルメットから「silver bullet / 銀の弾丸」と呼ばれたサーファー不屈の精神で大腸がんを克服し復活を遂げている。

 

DaHui/B.D.S.Oでの偉業に加え、ウェイブオブウインターも獲得したケイト

 

また、日本を代表するビッグウェイバーのひとりであり、仙台市出身のハードコアサーファーとして知られる松岡慧斗も特定強化指定選手として選考された。

 

松岡慧斗

 

松岡慧斗は、2019年1月にハワイ・オアフ島ノースショアで行われた「Da Hui Backdoor Shootout」で史上初となるパーフェクト12ポイント・ライドの大会最高得点を叩き出したサーファーとして、その名を世界に轟かせた。

 

更にビデオ・コンテストWOTW(O’Neill Wave of the Winter powered by Surfline)で日本人初の総合優勝を勝ち取り、サーファー・アワードでは「THE BEST BARREL AWARDS」を受賞するなど、近年ビッグウェイブでのパフォーマンスで世界的な評価を得ている日本人サーファーの一人である。

 

その他に今シーズンの「Da Hui Backdoor Shootout」での圧巻のパフォーマンスで、その名を世界に轟かせた松永大輝と佐藤魁、オーストラリアで修行を積んだ黒川楓海都、日本が世界に誇るリバーマウスでサーフィンを覚え、バレルが得意な鈴木仁、静岡を代表する三輪紘也など、活躍が期待できる選手が選考されている。

 

 

女子  

  • 齊藤 麗
  • 佐藤 李
  • フィッツジェラルド 森 愛里
  • 松永 莉奈
  • 馬庭 彩

男子 

  • 大野 修聖
  • 小川 直久
  • 黒川 楓海都
  • 佐藤 魁
  • 鈴木 仁
  • 松岡 慧斗
  • 松永 大輝
  • 三輪 紘也

■五十音順

 

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