WSLが2024年ロングボードツアーのスケジュールを発表。予選3戦を経て行われる最終戦はエルサルバドルで開催

最終戦の会場となるエルスンザル © WSL / Cait Miers

ロサンゼルス、カリフォルニア、USA(2024年2月23日金曜日) – 本日、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)は、2024年WSLロングボード・ツアーのスケジュールを発表。 WSLロングボード・ツアーは、伝統的なサーフィンのラインに最新かつ先進的なアプローチを加え、毎シーズン男子・女子のロングボード・ワールド・チャンピオンを決定する。

 

 

「WSLロングボード・ツアーの継続的な成長は素晴らしいことです。」と、WSLチーフ・オブ・スポーツのジェシ・マイリーダイヤーは言った。「昨シーズンのロングボードツアーで、新しいワンデーファイナル形式を初採用しました。
今回は2024年にエルサルバドルで再び開催できることに興奮しています。

 

新体制では、サーファーにより多くの機会を提供し続けたいと考えており、今シーズンもそのアプローチを継続します。2024年のスケジュールについては、4つのイベントのうち3つのイベントの詳細を発表できることを嬉しく思っており、第3戦の詳細については近日中にお伝えする予定です。」

 

2024年ロングボードツアーは、オーストラリアのベルズビーチを皮切りに、カリフォルニアのハンティントンビーチまで、7月から10月にかけて4つの国際イベントが開催される。第3戦は9月に開催され、開催地と正確な日程は数ヶ月以内に発表される予定。世界チャンピオンを決定する、WSLロングボードチャンピオンシップは、10月にエルサルバドルで開催予定だ。

 

 

2024 WSLロングボードツアースケジュール

今年こそは世界チャンピオンになりたいカニエラ・スチュワート(HAW)© WSL / Miers

 

  • バイオグラン・ベルズ・ビーチ・ロングボード・クラシック
    オーストラリア、ビクトリア州ベルズ・ビーチ
    2024年7月18日-21日
  • ハンティントン・ビーチ・ロングボード・クラシック
    アメリカ、カリフォルニア州ハンティントン・ビーチ
    2024年8月3日~8月11日
    (オリンピック選手がタヒチからUSオープン・オブ・サーフィンへ移動する時間を確保するため、ロングボード部門は8月3日~8月6日で開催。)
  • 第3戦:開催地および具体的な日程は未定: 2024年9月
  • サーフシティ・エルサルバドル・ロングボードチャンピオンシップ
    エルスンザル、エルサルバドル
    2024年10月9日~13日

 

 

エルサルバドルでロングボード・チャンピオンシップを開催

 

昨年のエルサルバドルで9位となった田岡なつみと井上鷹。

 

最初の3大会は、エルサルバドルで開催される最終第4戦、ロングボードチャンピオンシップへの出場権を獲得するための予選としてカウントされる。第3戦終了後のランキングで男子上位8名、女子上位8名が、ロングボード世界チャンピオンを決定するワンデー・イベント、WSLロングボード・チャンピオンシップへの出場権を獲得できる。

 

出場選手は、ショートボードのWSLチャンピオンシップ・ツアーファイナルと同様に、ランキングによって決定されるブラケットにシードされ、その勝者が2024年の世界チャンピオンとなる。

 

エルサルバドルのエルスンザルは、2年連続で2024年のスケジュールに加えられたが、今回はWSLロングボード・チャンピオンを決める大会。ライトハンドの玉石ブレイクであるエルスンザルは、2023年にロングボードツアーの最終戦としてワールドクラスのパフォーマンスを披露。2024年10月9日から13日にかけて、エルスンザルでファイナルが開催される。

 

2024年のロングボードツアー予選プロセス

 

2024年のWSLロングボード・ツアーは、男子24名、女子24名で開催。各24名のフィールドは、以下の選手で構成される:

 

  • 2023年ロングボード・ツアーの上位10名
  • WSLの各リージョンから選出された7名のサーファー(リージョンごとに最低1つのクオリファイング・イベントを開催)、そして5名のWSLシーズン・ワイルドカード、
  • WSLツアーズ・アンド・コンペティション・チームが選出する2名のイベント・ワイルドカード。

 

2023年の WSLロングボードツアーは、オリジナル・スプラウト・マリブ・ロングボード・チャンピオンシップ Presented by Tractor Beverage Co.において、ソレイユ・エリコ(USA)とカイ・サラス(HAW)のワールド・タイトルの栄光で幕を閉じた。エリコはキャリア3度目の世界タイトルを獲得し、サラスは自身初の世界タイトルを獲得した。

 

日本から井上鷹と田岡なつみ、浜瀬海が出場。

浜瀬海 WSL / Miers
田岡なつみ WSL / Miers

 

昨年の世界最高峰の WSLロングボードツアーには、日本から井上鷹と田岡なつみが出場。最終ランキング9位となった井上鷹は2024年度も WSLロングボードツアーにクオリファイ。

最終ランキング12位だった田岡なつみはLTからリクオリファイできなかったものの、アジア・リージョンのLQSでトップとなり2024年度も WSLロングボードツアーにクオリファイ。

また日本のチャンピオンである浜瀬海がアジア・リージョンのLQSでトップとなり2024年度に初のWSLロングボードツアーにクオリファイを決めている。がんばれ!日本!

 

 

詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。