日本時間の今夜20:30からパリ五輪の最終予選となる2024 ISAワールド・サーフィン・ゲームズがプエルトリコで開幕。

波乗りジャパン   Photo: Sean Evans

プエルトリコ、アレシボ – 2024年2月23日

 

パリ五輪の最終予選となる2024 ISAワールド・サーフィン・ゲームズ(WSG)がカリブ海に浮かぶアメリカ領の島、プエルトリコで、2024年2月23日~3月3日の期間で開催される。

本日は世界55カ国から260名を超えるワールド・サーフ・プレーヤーがプエルトリコのアレシボに集結し、2024年パリ・オリンピックに向けたサーフィンの最終予選、2024 ISAワールド・サーフィン・ゲームズ(WSG)のオープニング・セレモニーが行われた。

 

 

2024年パリ大会出場へのラストチャンス

 


2度目のサーフィン競技が行われるが2024年パリ・オリンピックまであと数カ月となった今、世界のトップ選手たちには最後の予選通過のチャンスが残されている。出場する266人の選手のうち、女子で最高ランクの9名、男子で最高ランクの7名(ユニバーサリティ枠を含む)が、今回の2024年WSGを通じて2024年パリ大会への出場権を獲得することとなる。

 

 

五十嵐カノアが日本のトップバッター

 

五十嵐カノア Credit: ISA / Pablo Franco

 

大会初日の24日は、日本時間の今夜20時30分から試合がスタート予定。試合は2つのポイントで開催され、世界的に有名なマルガラのリーフブレイク(ヘビーウォーターウェイブ)と、エル・ピコとラストリアルのツインブレイクで開催される。

初日は男子がマルガラで行われ、H4に五十嵐カノア、H28にコナー柄沢オレアリー、H36に稲葉玲王。女子はエルピコでH8 都筑有夢路、 H9 松田詩野、H28 前田マヒナがクレジットされている。がんばれ!日本!

 

現地時間の 2024年2月24日7時30分 は、日本時間の 2024年2月24日20時30分です。

 

開会式  Photo: ISA Sean Evans
ISA伝統のパレード・オブ・ネイションズでアレシボのウォーターフロントを行進  Photo:ISA  Sean Evans
Sand Pourer は松田詩野、Flag Bearerは稲葉玲王がつとめた。Credit: ISA / Pablo Franco

 

2024年パリオリンピック出場サーファー

男子

WSL CT枠からので出場権獲得者
イーサン・ユーイング(AUS)
フィリッペ・トリード(BRA)
グリフィン・コラピント(USA)
ジャック・ロビンソン(AUS)
ジョアオ・チアンカ(BRA)
※怪我のため今大会はエントリーしていない

ジョン・ジョン・フローレンス(USA)
ジョーディ・スミス(RSA)
マシュー・マクギリブレイ(RSA)
五十嵐カノア(JPN)
レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)

 

2023年ISAワールド・サーフィンゲームス出場権獲得者
アラン・クレランドJr(MEX)
ビリー・ステアマンド(NZL)
カウリ・ヴァースト(FRA)
稲葉玲王(JPN)

 

女子

WSL CT枠からの出場権獲得者
ブリサ・ヘネシー(CRC)
カリッサ・ムーア(USA)
ジョアン・ディフェイ(FRA)
モリー・ピックラム(AUS)
タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)
テレサ・ボンバロ(POR)
タイラー・ライト(AUS)
キャロライン・マークス(USA)

 

2023年ISA-WSG枠からの出場権獲得者
サフィ・ヴェット(NZL)
サラ・バウム(RSA)
松田詩野(JPN)
ヴァヒネ・フィエロ(FRA)

 

サンティアゴ2023パンアメリカンゲームス枠で出場権獲得

ルッカ・メシナス(PER)
サノア・オリン(CAN)

 

 

ランキング上位チームに追加出場枠が与えられる

 

プエルトリコで行われるパリ五輪の最終選考回の役割を果たす今大会では、個人の出場権に加え、女子と男子のランキング上位チームには、国別出場枠が与えられる。

2024年パリ大会の基本的な国別出場枠は、1カ国につき2名が上限だが、今大会でトップとなったチームには3人目のサーファーが追加されることになる。

2022年のWSG(ハンティントン大会)では、この制度により、3人目のアメリカの女子選手と3人目の日本男子選手が2024年パリ大会に出場できることになった。2024年のWSGでも同様にトップチームに枠が与えられる。そのため、どのチームもトップアスリートの参加が予想される。

 

 

世界最高のサーファーがプエルトリコに集結

 

今年のWSGには、ディフェンディング・チャンピオンのアラン・クレランドJr(MEX)やタティアナ・ウェストン-ウェブ(BRA)を含む9人の元ISA金メダリストなど世界最高のサーファーが勢揃いする。

 

 金メダリストのカリッサ・ムーア(USA)、銀メダリストの五十嵐カノア(JPN)、銅メダリストの都筑有夢路(JPN)を含む、東京2020に出場した40人のオリンピック選手のうち27人。プエルトリコにいる選手のうち27人は、すでに2024年パリ大会への出場権を獲得している。

 

そして、5度のWSLチャンピオン、カリッサ・ムーア(USA)、3度のWSLチャンピオン、ガブリエル・メディーナ(BRA)、2度のWSLチャンピオン、タイラー・ライト(AUS)、2度のWSLチャンピオン、ジョン・ジョン・フローレンス(USA)、2度のWSLチャンピオン、フィリッペ・トリード(BRA)、そして2023年のWSLチャンピオン、キャロライン・マークス(USA)といった6人のWSL世界チャンピオンが出場する。

 

 

サーフライダー・ファウンデーションとサステナビリティを推進する

 

ISAはサーフライダー・ファウンデーションと協力し、WSGがプエルトリコの素晴らしい沿岸および海洋資源の保護をサポート。すべてのISA大会と同様、ISAは、海に流入するプラスチック廃棄物を削減するため、すべての使い捨てプラスチックの撤廃を約束している。イベント期間中は、自然保護と持続可能性の専門家を招いて、教育的な取り組みや環境に関する講演が行われる。

2月22日(木)には、ISAとサーフライダーは、ワールド・サーフィン・ゲームズが開催されるマルガラ近郊のマングローブ林を回復させるため、アスリート、イベント・パートナー、自然保護の専門家とともにアクティベーションを開催した。

 

スケジュール

2月23日:パレード・オブ・ネイションズ/開会式
2月24日~3月2日:競技日
3月3日:3月3日:ファイナルデー、閉会式

 

NAMINORI JAPAN 日本代表選手

男子:五十嵐カノア、稲葉玲王、コナー柄沢オレアリー
女子:松田詩野、都筑有夢路、前田マヒナ

 

大会名:2024 ISA World Surfing Games
主 催 :国際サーフィン連盟(ISA)
期間. :2024年2月23日〜3月3日
場所. :プエルトリコ

https://isasurf.org/event/2024-isa-world-surfing-games/