ソレイユ・エリコとカイ・サラスが、マリブ・ロングボード チャンピオンシップで優勝。WSL世界タイトル獲得

ソレイユ・エリコとカイ・サラスが優勝

マリブ、カリフォルニア、USA(2023年10月9日月曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ロングボードツアーの第4戦「Original Sprout マリブ・ロングボード チャンピオンシップ Presented by Tractor Beverage Co」が終了。2~3フィートのクリーンな波が、世界最高峰のロングボーダーたちのロングボード・ワールド・タイトル争いに美しいキャンバスを提供した。

 

 

ソレイユ・エリコ、ホームのマリブでロングボード世界タイトルを連覇

 

本日、ソレイユ・エリコ(USA)は、ホームであるマリブで歴史的な3度目の世界タイトルを獲得。エリコは2018年、台湾オープンロングボードチャンピオンシップで初の世界タイトルを獲得。昨シーズン、彼女はここマリブで2つ目のタイトルを獲得。

 

ソレイユ・エリコ(USA)© WSL / Pierucki

 

今日の優勝で、エリコはホノルア・ブルームフィールド(HAW)、テイラー・ジェンセン(USA)、コリ・シューマッハ(USA)、ラスティ・ケアウラナ(HAW)、ジョエル・チューダー(USA)、コリン・マクフィリップス(USA)を含む3度のWSLロングボード・チャンピオンに仲間入りをした。

 

ソレイユ・エリコ(USA)© WSL / Saguibo

 


「ここは私のホームであり、私のハートとソウルはここにあります。「みんなのサポートに感謝しています。これまででベストなファミリーです。本当に凄いです。現実味がないですね。本当に長い1日で週末でした。霧がみんなを混乱させたみたいで、変な感じだったけど、その中でも精神的に強くいることを心がけて、プロセスを信じるようにしたの。本当にうれしいです」

 

 

 

今回の最終戦にランキング2位で出場したエリコは、カレオパアとタイトル・マッチを戦うためにソフィア・カルヘイン(HAW)を撃破。タイトルマッチ1は見事な応酬で幕を開け、7.17(10点満点)を獲得したエリコに軍配。エリコはヒート中盤でプライオリティを活かして6.33のバックアップを獲得し、カレオパアにエクセレントな8.00を課した。海は、カレオパアに反撃の材料を与えず、タイトルマッチは1-0でエリコがリード。

 

タイトルマッチ2では、エリコは7.50をスコアしてカレオパアに先制。さらにエリコは中盤に8.33をマーク。残り数分となったところで、カレオパアが7.17を獲得し、コンビネーション・シチュエーションから抜け出したものの、リードを奪うにはまだビッグ・スコアが必要。エリコはタイトル・マッチ2を制し、ホームで2年連続となる2023 WSLロングボード・チャンピオンに輝いた。

 

ソレイユ・エリコ(USA)© WSL / Pierucki


「多くのハードワークが必要でした。「とても頑張りました。つまり、そういうことです。自分の夢を実現するためには、努力が必要。できる限り努力しても、実現するかどうかわからないこともあるけれど、実現したんだから。母、父、そしてもちろんCJ・ネルソンに感謝したいです。彼が私のそばにいてくれて、この旅に一緒に乗ってくれて本当に感謝しています。”」

 

サラス、初のロングボード世界タイトルを獲得

 

カイ・サラス(HAW)© WSL / Saguibo

 

今日、カイ・サラス(HAW)は約20年越しの初のワールド・タイトルを獲得。ベルズ・ビーチでの大勝利を含む、2023 WSLロングボード・ツアーでのセンセーショナルな1年の後、サラスはランキング2位でマリブ入り。彼は第4マッチでベン・スキナー(GBR)を下し、タイトル・マッチで親友で弟子のカニエラ・スチュワート(HAW)と対戦した。

 

カイ・サラス(HAW)© WSL / Saguibo

 

「長い間、これを続けてきて、やっととしか言いようがありません。「20年以上も挑戦してきて、ハワイアン・ワールド・チャンピオンのリストに自分の名前が加わるなんて、夢のようです。とても誇りに思います。妻と子供たちに感謝します。コンテストの時、いつも私の機嫌を損ねてしまうのを我慢してくれて、いつもここで応援してくれています。今年もたくさんのコンテストに一緒に来てくれました、ありがとう」

 

 

タイトルマッチ3の最初の試合は、ノーズでスタイルと冷静さを披露したスチュワート。サラスがパーフェクトに近い9.57をスコアしたにも関わらず、スチュワートはヒート・トータル15.77をスコアして勝利した。しかし、2回目の対戦でサラスは2つのキーとなるスコアでスチュワートにプレッシャーをかけ反撃。スチュワートは、サラスに匹敵するスコアを見つけることが出来ず、世界タイトルは3度目の優勝決定戦にもつれ込んだ。

 

3回戦はスロースタート。バック・トゥ・バックの応酬で、スチュワートは8.67、サラスは8.60という素晴らしいスコアをマーク。そしてサラスが6.83のバックアップスコアでリード。スチュワートの最後のトライは及ばず、サラスの2023年ロングボード世界チャンピオンが確定した。

 

カイ・サラス(HAW)© WSL / Pierucki

 

「ホームのスパーリング・パートナー(スチュワート)が隣にいます。彼には誰よりも刺激を受けています。彼は史上最高のロングボーダーになると信じています。私は彼の味方になるつもりです。だから彼との対戦で勝てたことは、夢にも思っていなかったことです。」

 

ワイキキのカレオパアとスチュワートが2位

 

ケリス・カレオパア© WSL / Pierucki

 

2年連続でワールド・タイトル2位に輝いたカレオパア。ハンティントン・ビーチで優勝、エルサルバドルで準優勝を果たし、マリブに向けてランキング1位を確保していた。そして今、カレオパアは2024年の世界タイトル獲得に向けて準備を進めている。

 

カニエラ・スチュワート© WSL / Pierucki

ロングボード界のモダンエイジ・アイコンの一人であるカニエラ・スチュワートは、ワールドクラスのポテンシャルを見せつけ、2年連続の世界2位となった。今シーズン、ハンティントン・ビーチとエルサルバドルで優勝し、男子ランキング1位でマリブに乗り込んだスチュワート。ワイキキで活躍するスチュワートは、最終戦となったタイトルマッチ3で師匠でありシェイパーのサラスに敗れ、2024年に新たな歴史を刻むことになった。

 

 

女子タイトルマッチ結果
HEAT 1:ソレイユ・エリコ(USA)13.50 DEF. ケリス・カレオパア(HAW)7.73
ヒート2:ソレイユ・エリコ(USA)15.83 DEF. ケリス・カレオパア(HAW)11.90

メンズ・タイトルマッチ結果
HEAT 1:カニエラ・スチュワート(HAW)15.77 DEF. カイ・サラス(HAW)14.57
HEAT 2:カイ・サラス(HAW)14.93 DEF. カニエラ・スチュワート(HAW)11.10
HEAT 3:カイ・サラス(HAW)15.43 DEF. カニエラ・スチュワート(HAW)14.24

女子マッチ4結果
HEAT 1:ソレイユ・エリコ(USA)14.66 DEF. ソフィア・カルヘイン(HAW)13.77

男子マッチ4結果
HEAT 1:カイ・サラス(HAW)17.87 DEF. ベン・スキナー(GBR)17.83

女子マッチ3結果
HEAT 1:ソフィア・カルヘイン(HAW)17.50 DEF. ホノルア・ブルームフィールド(HAW)16.3

男子マッチ3結果
HEAT 1:ベン・スキナー(イギリス)15.90 DEF. テイラー・ジェンセン(USA)15.24

女子マッチ2結果
HEAT 1:ホノルア・ブルームフィールド(HAW)14.50 DEF. メイソン・シュレマー(USA)11.37、アリス・リモイン(FRA)10.97

男子マッチ2結果
HEAT 1:ベン・スキナー(イギリス)14.13 DEF. トニー・シルヴァーニ(USA)12.90、デクラン・ワイトン(AUS)11.60

女子マッチ1結果
HEAT 1:メイソン・シュレマー(USA)13.73 DEF. レイチェル・ティリー(USA)10.54、クロエ・カルモン(BRA)10.40

男子マッチ1結果
HEAT 1:トニー・シルヴァーニ(USA)11.23 DEF. エドゥアール・デルペロ(FRA)8.37、ロジェリオ・Jr・エスキベル(PHL)7.17

 

 

次の開催地:コロナ・サクアレマ・プロ・ Presented by Banco do Brasilは、2023年10月14日から21日まで大会ウィンドウで開催。大会の模様は、WorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、無料のWSLアプリで生中継されます。

 

 

詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。