五十嵐カノアの日本代表が確定し、来年2月のISAワールドサーフィンゲームスに向けた意気込みを語った。

木下グループと所属契約したテニスの望月慎太郎と握手する五十嵐カノア

「2024 ISAワールド・サーフィンゲームス」の日本代表が発表され、日本代表に選ばれた五十嵐カノアが所属先である木下グループにおいて、「2024 ISAワールド・サーフィンゲームス」に向けた意気込みを語った。

 

 

今シーズンを振り返って。

 

「今年もあと1週間ぐらいで終わりですが、今年もすごく勉強になった一年でした。学んだこともたくさんあって。来年の準備も出来ていて、来年をものすごく楽しみにしています。」

 

オリンピック最終予選となる来年2月にプエルトリコで行われる「2024 ISAワールド・サーフィンゲームス」は、すでにオリンピックの出場枠を獲得しているカノア選手は、どの様な戦いをしたいか。

 

「次の ISAはポイントもないし、自分もオリンピックが決まっているので、チームのサポートのために行くって感じですね。日本が金メダルを取れるようにサポートする。そして自分も良い結果を残せればチーム・ポイントに繋がりますからね。

来年の目標はオリンピックの金メダルを取ることだから、その準備ですね。怪我しないこともそうだけど、準備とウォームアップって感じで、ISAはチームのサポートとウォームアップです。」

 

 

 

チームとしての目標は?

 

「日本は、オーストラリア、アメリカ、ブラジルと同じぐらい力をつけてきているので、その中で金メダルを取れるチャンスがあるのならば、それを絶対に目指します。

毎年チームはどんどん強くなって来て、一人ひとりのサーフィンもレベルアップしてきている。みんなのフォーカスはオリンピックなのかもしれないけれど、今回のプエルトリコで金メダルを取れるチャンスがあれば取りたいと思います。」

 

 

今回決まったISAの日本代表チームはカノア選手から見たらどんなチームか。

 

「そうですね。女子チームは毎年同じチームですけど。男子は去年のISAでも一緒に戦った稲葉玲王。そして新しいメンバーでコナー・オレアリーが加わりました。いつもと同じルーティーンで一人ひとりをサポートしていきます。

コナー選手は今回初めて同じ日本チームで戦いますが、他のメンバーにもサポートしてねということは伝えています。それがすごく大切だと思います。全員がファミリーという感じなので、自然にみんなの目標は金メダル取ることなので頑張ります。」

 

大谷選手のドジャースが決まり、カノア選手のホームであるロサンゼルスで日本のアスリートが活躍していることに関して。

 

「ロサンゼルスで多くの日本人選手が集まって活躍していることに刺激を受けます。日本人選手が頑張っていることで自分も良い成績を出したいなって思います。自分の一番大好きな野球選手は大谷で、バスケの選手は八村だけど、試合見に行けるのが楽しみです。」

 

今回の会見では、木下グループ所属となったテニスの望月慎太郎選手が登壇し、世界中を転戦し世界で戦うアスリート同士として対談を実施。二人に映画鑑賞券がプレゼントされた

 

ハーバードのビジネススクールに関して。

 

「子供の頃からビジネスには興味があって、このチャンスが来て、自分にとっても物凄いチャレンジだということは分かっていたんですが、来年オリンピックだし、一番忙しい年になんで、いきなりハーバードで、時間も必要だし、努力も必要。

でも自分はそのチャレンジが好きで、自分も興味あることを勉強したかった。最初は時間がないのかなと思ったけど、忙しいなかで、勉強になることが一杯あった。

ポジティブに自分から勉強したくなって、サーフィンのトレーニングをしていない時間は、食べているか勉強しているか。そのルーティーンが好きで自分のリカバリーにもなるし、いつかハーバードの経験で違うチャンスが生まれるのかなって毎日楽しんでやっています。」

 

ISAの大会が行われるプエルトリコやその波について。

 

「この前プエルトリコに行って練習してきました。大会会場に練習しに行って、2週間ぐらい毎日サーフィンしていたんですが、ちょっとクセのある波で、毎日違うコンディションでやってきました。

 

日本代表チームはまだ誰もやったことがないんです。だから早めに行って、みんなにどんな波なのかという情報を入れられたらなって思って行ってきました。2月の試合のときにチームメイトに良いアドバイスを出せるようにと思いました。1月にも行けるチャンスがあるので練習しておきたいなって思っています。」