五十嵐カノアが「SHISEIDO BLUE PROJECT」イベントに登場。みんなで一緒に海を守りたい。

東京五輪銀メダリストで、来年のパリ五輪代表にも条件付きで内定している五十嵐カノア(木下グループ)が23日、横浜市内でアンバサダーを務める海洋保全活動「SHISEIDO BLUE PROJECT」のイベントに参加。

2019年より五十嵐カノアは資生堂が展開しているブランド「SHISEIDO」とともに海洋保全活動を推進しており、そんな五十嵐カノアが子供たちと一緒に海を守る重要性を考えるクリスマス・イベントとなった。

ブランド「SHISEIDO」は、2019年より「ワールドサーフ・リーグ(WSL)」とともに、”Respectfor Oceans”をテーマに、SHISEIDOサンケア商品を通じた海洋保守・保全活動などをグローバルで実施する「SHISEIDO BLUE PROJECT(シセイドウ ブループロジェクト)」を実施している。

本プロジェクトでは、WSLと、本プロジェクトのアンバサダーである五十嵐カノアと共に、 WSLが推進する海洋保護・保全活動「WSL One Ocean」をグローバル規模で実施しており、2019年から 現在までに計35回、延べ1,600名以上が参加している。

 

イベント冒頭ではパリオリンピック会場となるタヒチの海での活動のことを説明「また、今年初めて冠協賛を行った大会、「SHISEIDO Tahiti Pro」では、開会前日に「コーラル・ガーデナーズ」先導のもと、サンゴ礁の再生プログラムを行った。

 

数年後にサンゴの成長を見るのが楽しみ。

 

カノアを含むプロサーファー、WSL One Ocean、地元の子供たち30名を含む、計50名が参加し、ボートで島から沖合500メートルの場所まで移動して、実際に海に潜り、小さなサンゴを移植した。


活動中は、五十嵐カノアが愛用する、高いウォータープルーフ効果と、海への溶出が少ない「SHISEIDOクリア サンケアスティックSPF50+・PA++++」を参加者全員が塗布し、環境に配慮しつつも肌をしっかり守るサンケアを行いながら活動を行った。

 


五十嵐カノアは「数年後にサンゴの成長を見るのが楽しみ。綺麗な海にみんなと潜れただけではなく、美しい海やサンゴ礁を守るために一緒に活動ができて本当に良かった。」と語った。

 

 

イベントではカノアサンタとキアヌサンタから子供達にプレゼント
トークショーに登場したカノアの弟である五十嵐キアヌ
二人から直接手渡しでクリスマスプレゼント

 

みんなの笑顔を見れることが本当に嬉しいです。

 

今回ハワイに2週間半ほど滞在して、来シーズンの準備をしていたカノアは、そのまま日本に来たという。来年のパリオリンピックのタヒチの波と似ているハワイの波で練習してきた。

 

「オフシーズンのリラックスしたい時間だが、来年の準備もしておきたい。今回は日本に来れて家族とともにリラックスできて、ファンの人と会うことで力をもらえてます」と語った。

 

「海のおかげでサーフィンができて。好きなことをやって自信が持てて、辛い時もあるけど、世界チャンピオンにもなりたいし、金メダルも取りたいので、目標を達成できるように頑張ります。こうやってみんなの笑顔を見れることが本当に嬉しいです。」

 

 

自然環境を守ることが大切だと思います。

 

「世界を一年中回っていて、素晴らしい場所にたくさん行っているんですが、その地元の海を守って、ポジティブなインパクトを残したいなとずっと思っていて、出来るだけサポートしたいんです。大会に勝つのも大切だけど、それ以外にもっと大切なのは、ローカルの自然環境を守ることが大切だと思います。」

 

 

お母さんに言われたサーフィンをやる前のルール

 

五十嵐カノア

 

「子供の頃からお母さんに言われたけど、サーフィンやる前のルールがあって、サーフィンやる前に必ず宿題やって、日焼け止めを塗る事。この二つが子供の頃からの約束でした。サーフィンする前からSHISEIDOの日焼け止めを使っていました。ウォームアップと同じくらい大切なルーチンでした。」

 

 

子供達でもできる海を守るためのアクション。

 

 

「ペットボトルを少なくすることや、海に行く時はいつもゴミを拾うこと。ちょっとしたことでも、みんなのサポートがあれば影響があると思います。SHISEIDOのようなリーフセイフの日焼け止めを使うことも大切。ちょっとした一人ひとりの1パーセントのサポートでも、凄く大きなインパクトになると思うので、みんなで一緒に海を守りたいと思います。」

 

 

カノアが選ぶ波乗りベスト3は?

 

 

またイベントでは、カノアが選ぶ自身の波乗りベト3を発表。

第3位は2016年のパイプ・マスターズでのケリー・スレーターのヒート。子供の頃からのヒーローだっだったケリーをパイプラインで破ったときの波乗りをピックアップ。「ケリーとのヒートは、夢に見たヒートだった。サーフィンの神様とのヒートで勝つなんて、夢の夢の夢だった。」と言った。

 

カノア五十嵐、初のマスターズで準優勝! ボレーズ優勝。ジョンジョン3Xクラウン

 

第2位は2018年のCTバリ大会。この試合でカノアは日本人としてアジア人として初のCT優勝を決めた。

「子供の頃から、いつかCTで勝つことが夢だった。それは遠くに感じていたけど、毎日努力と練習をすれば、いつか目標は達成出来るんだって思った。英語で言うとドリーム・ビッグ。夢を大きく持つことは大切で、目標に向かって出来ることを毎日やっていれば夢は叶うって思います。」

 

日本サーフィン史上初となるチャンピオンシップ・ツアー優勝をもたらした五十嵐カノアのインタビュー

 

第1位は、2022チャンピオンシップ・ツアーの第10戦「タヒチプロ」ラウンドオブ16のヒート7でのラストウェイブ。

世界ランキング6位でタヒチにやってきた五十嵐は、この最終戦で良い成績を必要とし、ヒート終了間際のラストウェイブで9.70をスコアして、大逆転勝利。世界チャンピオン決定戦のスポットを手に入れた。

「子供の頃から恐怖だった波を克服した瞬間でした。この波の点数以上のメッセージがあるんです。この波は一生忘れない波です。この波でトップ5に入って、世界チャンプのチャンスを手に入れました。夢の世界チャンピオンに近づいた経験は一生忘れられません。」

 

男子のベスト8が決定し、男子WSLファイナル5が確定。CT第10戦「Outerknownタヒチプロ」大会3日

今後の目標

 

「このままサーフィンの結果もそうだけど、来年の目標はオリンピックで金メダルを取ることと世界チャンピオンになることが目標。それ以上に大切なことは海を守ること。それはメインの目標です。子供達にきれいな海を楽しんでもらいたいから、みんなと少しづつでもメッセージを広げていきたいと思います。」

 

ハーバードのビジネススクールに入ったわけ。

 

「サーフィンを始める前から、お母さんに勉強は大事だということを言われていて。勉強をすれば、いつか自分が好きなことが出来ると思っているんです。このハーバードも自分にとって大切なチャレンジで自分の夢の一つ。サーフィンでは出来ない夢。多くの夢を持つことは大事です。もっと勉強もしてサーフィンもして生きていきたいと思います。」