大村結衣と浜瀬海が最高得点。男女ベスト8が決定。JPSAロング第3戦「クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ」

大村結衣と浜瀬海

湘南の茅ヶ崎パーク(ヘッドランドビーチ)で行われている JPSA ロングボード第3戦「クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ」はDAY-2。

今日の会場は雨。風は朝は昨日と同じサイドオン。ウネリは残り、モモコシ、セットでハラの波が入る。昼には風が弱まり、セット間隔も長くなるも、潮回りがゆっくり上がる小潮のおかげで、ブレイクするコンディションをキープ。

浜瀬海

朝一は風の影響で面が乱れるも、サイズもそこそこ。ただ、ミドルからのブレイクは、セットを選んでもワイドで速め。素早い切り返しとスピードをつけて抜けないと捕まる。なので、ノーズに行く、戻るタイミングがキーポイントとなった。

吉川広夏

今日は男子のR-3の残り4ヒートからスタート。その後、女子はR-2を行い、トップシードが登場する女子R-3、男子のR-4を消化して、さらに男子はクォーターファイナルまで行って、本日のスケジュールは終了。これで男子、女子ともベスト8が選出された。

秋本祥坪
浜瀬海
高貫佑麻
小熊海ノ介
西口京佑
堀井哲
増山翔太
塚本将也

 

まずは男子のベスト8 は秋本祥坪、浜瀬海、高貫佑麻、小熊海ノ介、西口京佑、堀井哲、増山翔太、塚本将也。

 

現在のランキング3位の武川慎、8位の中井晴が敗退するも、トップ陣全員がセミファイナルに進出。ここでは秋本祥坪、浜瀬海の強さが突出しているが、残りの6人も調子を上げてきているので、明日のヒートは面白い戦いとなるだろう。

 

大村結衣
菅谷裕美
小林恵理子
大池裕美子
関口海璃
吉川広夏
瀬下絵里子

 

女子は大村結衣、菅谷裕美、古家伸子、小林恵理子、大池裕美子、関口海璃、吉川広夏、瀬下絵里子の8人。

こちらはランキング1位の小髙恵子、2位の小栗瑞恵、4位 大橋寛子、6位遠藤夕子が敗退で姿を消した。

 

ハワイを拠点に活動する大村結衣

 

ここは実績から吉川広夏の一強かと思いきや、大村結衣が急追。吉川と言えど、明日の茅ヶ崎の波がプアーなら、大村と残り6人に油断すると危ないかも。

 

男子の9位の浜瀬海、女子の8位の吉川広夏は1戦スキップしての順位なので、今大会を勝ち上がる事でグラチャン争いに名乗りをあげることは間違いないだろう。

 

浜瀬海
浜瀬海

 

その浜瀬はR-4でのハングテンの演技でエクセレントで9.17ポイント。さらにバックアップで8.33ポイントとこちらもエクセレントでトータル17.50ポイントと、これが今日のトータルハイエスト。R-4でも17.10 ポイントと安定の実力を見せる。

 

森大騎
森大騎

 

残念だったのは森大騎。R-3で浜瀬の9.17ポイントを超える9.33ポイント。R-4では9.37ポイントと今日のシングルハイエストを叩き出す。ノーズの引っ張り具合、ハングファイブ、ハングテンの入れ方も絶妙で、素晴らしい演技の連発。

 

森大騎

しかし、R-4の試合中盤で進路妨害で痛恨のインターフェア。ベスト1カウントとなってトップからまさかの3位で敗退という結果で大会を去ることになった。

 

大村結衣

 

女子のシングルハイエストはR-3で大村結衣が出した7.67ポイント。さらにバックアップの6.37ポイントでトータル14.04ポイントでこちらもトータルハイエスト。

R-2でも7.13、5.13で12.30ポイントを出していて、吉川広夏の12.23ポイントを超す得点を出している。ノーズのレパートリーが増えたこと。板の取り回しも上手くなって安定感も増したことで、この評価につながっている。

 

田村聡美

ローカルAMシードの女子の田村聡美。R -2も勝ち上がり。次のトップシードが登場するR-3を勝ち上がれば、プロ公認資格がもらえる。しかし、そのR-3では吉川広夏、大村結衣、小髙恵子と超難関ヒートにクレジット。

それまでプロを倒してここまで来たけれど力及ばす、ここで敗退。それでも、波への攻め方、自分のペースでの戦い方は評価できた。次回のプロトライアルに期待です。

 

 

明日のDAY-3が大会最終日。選手集合は8時30分。波は残るのか。明日の結末をお楽しみに。ライブはAbemaから。
https://abema.tv/channels/world-sports-3/slots/8dATJyRAjLGU1m

 

茅ヶ崎市東海岸南1丁目の「K-Ohana’s Surf Locker & Cafe Dining 」が特別出店。ジャンボホットドッグとチリドッグは絶品!

 

 

浜瀬海
「おめでとうございますってタイキ君(森)と話してて、テント片してたら牛越さんから1位だよって連絡きてビックリしました。インターフェアがあったのは聞こえたんですけど、順位は変わらないのかなと思ってて、まさかの1番でしたね。

タイキ君がバックハンドのハング10で9点出してたから、実は燃えてたんですよ。でもプライオリティが上手く回ってなかったし、自分は小さい波しか乗れてなかったから、あそこまで出来ていたのがベストだったのかなと思うんですけど、本当はセット乗りたかったです」

秋本祥坪
「自分はあまり点数を出すサーフィンを意識していなくて、気にせず自分のサーフィンをやっている感じです。ランキング1位とかあまり気にせず、気にしちゃうと考えちゃうんで、とりあえず目の前のヒートを1個づつ集中していきたいなと思います。ここで成績残して、最終戦の日向は、ほぼホームみたいな感じなんで良い感じで繋げたいですね。」

高貫 佑麻
「一個前のヒート(R4H4)で、良いスコアがバンバン出ていたので、その感じを期待していたんですけど始まったら全然波来ないなっていう。ポテンシャルのある波が全然来ないヒートでしたけど、その中では乗れたかなって感じでした。」

小熊海ノ介
「ここ来たかったッス。以外とパワーなくって板落ちいねえなって感じで、最初調整してたんですけど、最後上手い具合にはまってセットも来てくれて。頑張ってました。」坊主にしたことについては「坊主にしたかったです。最近いろんなのやり過ぎて、最初に戻ろうと思って。波良い感じで、俺のステージに出来るよう頑張るんで見ててください。」

西口京佑
「スロースターターなんで、もうちょっと波数乗りたいなって感じなんですけど、今日はいい波乗らないとメンツがメンツでみんな上手い選手なんで、勝てないなと思ったのでじっくり待ちました。」

堀井哲
「スタートした瞬間は波が来なかったんですが、案外始まってみると本数来て乗れたんで良かったですね。7点を出せたので割と気持ちは楽で、もう1本いいの来たらいいなぐらいの気持ちで待てました。」

菅谷 裕美
「ちょっと焦ってたのもあって、もうちょっと点数を出したくて頑張っていたんですが、出せなくて悔しい思いがあります。前のヒートが点数が出ててちょっと焦っていましたね。千倉で悔しい思いをしたので、今回は絶対表彰台に上がりたいなという思いで今日は来ました。」

大村 結衣
「R2で波に慣れた感じがあったので、乗りやすく感じました。とりあえず自分のサーフィンをすることだけに集中して挑みました。普段入っているのがバックサイドメイン(ハワイのボウルズ)のところなので、それで鍛えられたのかと思います。」

大池 裕美子
「前回の反省で、最初はセット狙いでいたんですけど。待ち切れず2本目に乗ったのがあまりいい点数ではなかったので。ちょっと焦ってしまいました。1本目に乗った波で4.33が出て、その波を待っていたんですが来なかったんです。明日も果敢に攻めます。」

関口 海璃
「湘南というオンショアの波だったんで、前回の千倉まではEPSで調整したんですけど、今回はシングルのPUで頑張ってみようかなと思って。ノーズも届いてないのもあったんですけど、まとめられて1位通過できたんで良かったです。」

 

●ヒート

※波のコンディションや進行状況により変更されることがあります。大会当日は随時、会場インフォメーションを確認してください。

 

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【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSA2023 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ロングボード第3戦

クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ

期日/9月21日(木) ~ 9月23日(土) 予備日:24日(日)
会場/神奈川県茅ケ崎市 茅ヶ崎市パーク(ヘッドランドビーチ)
【ABEMA LIVE配信URL】
■9/21 (木) 大会1日目
https://abema.tv/channels/world-sports-3/slots/8ZS9ECJ7CYLVQK
■9/22 (金) 大会2日目
https://abema.tv/channels/world-sports-3/slots/8dATKaFw8QYSQX
■9/23 (土) 大会3日目
https://abema.tv/channels/world-sports-3/slots/8dATJyRAjLGU1m