2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)第9戦「コロナ・オープンJベイ」がいよいよ13日から開催

ジェフリーズ・ベイ、イースタン・ケープ、南アフリカ(2022年7月9日木曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第9戦「コロナ・オープンJベイ」がいよいよ開催され、ワールド・トップ・サーファーたちがジェフリーズ・ベイの有名なハンドライトのポイントブレイクに戻ってくる。

 

リップカールWSLファイナルまでレギュラーCTシーズン最後から2番目の開催地であるこの大会は、ワールド・タイトル・レースにおいて極めて重要な大会となる。「コロナ・オープンJベイ」は、2023年7月13日(木)から22日(土)までの大会期間で開催される。

 

 


すでにワールド・チャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)とタイラー・ライト(AUS)がWSLファイナル5への出場権を獲得し、女子の出場枠は残り3枠のみ。

男子WSLファイナル5の出場枠はすべて未確定のままだが、Jベイでは大きく動く可能性がある。

また2024年パリ・オリンピック出場権獲得レースもまた厳しくなっている。男子10名、女子4名の出場枠が残っており、J-Bayでのポイントは、来年タヒチで開催されるオリンピックに誰が代表として出場するかを決める上で、非常に重要なものとなる。

 

カリッサ・ムーアとフィリッペ・トリード、イエローのリーダージャージを着用

 

 

ワールド・チャンピオンに5度輝き、現在ワールド・ランキング1位のカリッサ・ムーア(HAW)は、WSLファイナル5進出を決めたばかり。彼女は今、リップカールWSLファイナルに向けてトップの座を目指す。ムーアは、2019年にこのイベントで優勝し、昨年は3位でフィニッシュしているので、Jベイで成功を収めるために必要なことを分かっているはずだ。

 

世界チャンピオンのフィリッペ・トリード(BRA)は、元ランキング1位のグリフィン・コラピント(USA)がブラジルで早期敗退した後、イエロー・リーダー・ジャージを取り戻した。トリードは2017年と2018年にJベイで連勝。2017年のコンテスト中のダブルアリウープでパーフェクト10を決めたことは、ツアーでのパフォーマンスのベンチマークとなる瞬間だった。

 

 

ディフェンディング・イベント優勝者のタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)とイーサン・ユーイング(AUS)は、WSLファイナル5へのスポットを確保するために、ここ南アフリカで再び勝利を目指す。

 

ウェストン-ウェブは、現在ランキング6位でトップ5のすぐ下に位置。ブラジルで準優勝したユーイングは3位に浮上。ユーイングがWSLファイナルに進出すれば、2013年のミック・ファニング以来となる、オーストラリアのワールド・タイトル獲得者となる可能性がある。

 

会場について:世界屈指のライトハンド・ポイントブレイク

 

Jベイ  © WSL / Cestari

 

 

Jベイとして知られるジェフリーズ・ベイは、世界屈指のライト・ハンド・ポイントブレイクとして崇められている。このどこまでも続くアイコニックな波には、バレル、エア、ラージマニューバーのためのセクションが用意されている。

 

11度のワールドチャンピオンに輝いたケリー・スレーター(USA)は、体調不良のためブラジルを欠場していたが、Jベイで競技に復帰。彼は今シーズン初優勝を狙っており、このイベントで4度優勝しているため、ここで優勝する可能性もある。そして、8度のワールドチャンピオンに輝いたステファニー・ギルモア(AUS)はブラジルで早々に敗退し、ランキングは6位に後退。世界タイトル争いに復帰するためには、ここでしっかりと結果を残す必要があるだろう。

 

 

アディン・マセンキャンプとサラ・バウムがワイルドカードで出場決定

 

南アフリカのアディン・マセンキャンプとサラ・バウムが、WSLアフリカのチャレンジャー・シリーズ・ランキング最上位のサーファーとして、男女のイベント・ワイルドカードに決定。マセンキャンプは現在ランキング19位、バウムは8位。2人にとって今回が初のCT出場となり、ホームでの多くの観客の声援を受けることになる。

 

五十嵐カノアは、オープニング・ラウンドのヒート4

 

昨年Jベイで五十嵐カノアは3位入賞。コナー・オレアリーは5位。

現在CTランキング16位の五十嵐カノア(JPN)は、オープニング・ラウンドのヒート4でフィリッペ・トリード(BRA)とアディン・マセンキャンプ(RSA)と対戦。12位のコナー・オレアリー(AUS)は、ヒート5でヤゴ・ドラ(BRA)とイアン・ジェンティル(HAW)と対戦する。

残り2戦となったCT。二人とも得意のJベイとタヒチで良い成績を残し、ファイナル5に残れるように頑張ってほしい。

 

 

コロナ・オープンJベイ女子オープニング・ラウンドの組み合わせ:
ヒート1:モリー・ピックラム(AUS)対ケイトリン・シマーズ(USA)対ガブリエラ・ブライアン(HAW)
ヒート2:カリッサ・ムーア(HAW)対レイキー・ピーターソン(USA)対サラ・バウム(RSA)
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)対 タティアナ・ウェストンウェブ(BRA)対 ジョアン・ディフェイ(FRA)
ヒート4:キャロライン・マークス(USA)対ステファニー・ギルモア(AUS)対ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)

コロナ・オープン・Jベイ男子オープニング・ラウンドのマッチアップ:
ヒート1:ジョアオ・チアンカ(BRA)対バロン・マミヤ(HAW)対セス・モニーツ(HAW)
ヒート2:イーサン・ユーイング(AUS)対カイオ・イベリ(BRA)対 和井田リオ(INA)
ヒート3:グリフィン・コラピント(USA)対リアム・オブライエン(AUS)対ケリー・スレーター(USA)
ヒート4:フィリッペ・トリード(BRA)対 五十嵐カノア(JPN)対アディン・マセンキャンプ(RSA)
ヒート5:ヤゴ・ドラ(BRA)対コナー・オレアリー(AUS)対イアン・ジェンティル(HAW)
ヒート6:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対イタロ・フェレイラ(BRA)対カラム・ロブソン(AUS)
ヒート7:ガブリエル・メディーナ(BRA)対ライアン・カリナン(AUS)対マシュー・マクギリブレー(RSA)
ヒート8:ジャック・ロビンソン(AUS)対レオナルド・フィオラバンティ(ITA)対ジョーディ・スミス(RSA)

 

WSLオフィシャルサイト

Jeffreys Bay, Eastern Cape, South Africa