松岡亜音がQS5000でセミファイナル進出。田中大貴、大音凛太、伊東李安琉がクオーターファイナル進出

クルイ、サウス・スマトラ/インドネシア(2023年6月17日土曜日)2023年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)5000クルイ・プロは大会6日目。男女ともに2ラウンドを終えてエキサイティングなファイナルデイが設定された。

 

元CTサーファーのモーガン・シビリック(AUS)は、エクセレントスコアを叩き出した。 © WSL / Tim Hain

 

快晴の中、ウジュン・ボチュールには夢のような3~5フィートの波が立ち、オフショアの微風が吹き、コンペティターたちは朝早くからヒートを始めたくてたまらない様子であった。

明日もやや大きめの波と好天が予想され、エキサイティングなコンペティションの1週間を締めくくるのにパーフェクトなコンディションとなりそうである。

 

 

本日は男子ラウンドオブ32からスタート。H1では田中大貴、西慶司郎が同じヒートで、西が6.50 を5.57でバックアップして1位でラウンドアップ。田中も5点を2本揃えて二人がワンツーで勝ち上がった。

 

西慶司郎

 

H2新井洋人、太田拓杜、H5安井拓海が敗退する中、H7では大音凛太がラストライドで6.50をスコアして大逆転でトップ通過。7.00をスコアした安室丈も2位で勝ち上がった。

 

伊東李安琉© WSL / Tim Hain

 

H8では伊東李安琉が、8.50と7.83というエクセレント・スコアでトータル16.33という高得点でラウンドオブ16へ勝ち進んだ。

 

 

田中大貴、大音凛太、伊東李安琉がクオーターファイナル進出

 

伊東李安琉

 

ラウンドオブ16は西慶司郎、田中大貴、安室丈、大音凛太、伊東李安琉の5名が勝ち上がった。

 

H1の西慶司郎はハイパフォーマンスを披露してラストライドに望みを繋いだが、僅かに逆転ならず。ここで敗退、9位で1,575ポイント獲得。

 

田中大貴 © WSL / Tim Hain

 

H2の田中大貴は、素晴らしいスタートダッシュを見せてヒートをリードする。そのままヒート後半までリードをキープし続けるも、最後に逆転されるも2位でラウンドアップ。

 

H3の安室丈は、ヒート後半まで4位を強いられ、7.37をスコアして3位に浮上するも、そのままタイムアップとなり9位で1,575ポイントを獲得してフィニッシュとなった。

 

大音凛太 © WSL / Tim Hain
フリーサーフィンの楽しむかのように大技を決めまくる伊東李安琉 Credit: WSL / Federico Vanno

 

H4の大音凛太、伊東李安琉が同じヒートで対戦。大音が3つのクリテカルターンで7.67 をスコアしてトップに。伊東もクローズセクションで完全にスープの中に消えるレイバック気味のブローテールで7.00をスコア。激しいデッドヒートとなったが、見事リンタとリアルがワンツーで勝ち上がった。

 

 

 

「今のヒートは自分の今大会で一番良い点数が出せて、いつも通り楽しくやれて勝てたヒートだったので、すごく嬉しいです。今すごく興奮しています。」と大音が言った。

 

 

 

都築虹帆と松岡亜音の二人がQF進出。

松岡亜音 Credit: WSL / Federico Vanno

 

女子のラウンドオブ16では、松永莉奈、大村奈央、野中美波、川合美乃里が敗退する中、都築虹帆と松岡亜音の二人がマンオンマンのクオーターファイナルへラウンドアップした。

 

ジアータ・レガーティ Credit: WSL / Federico Vanno

 

午後に入りオンショアが吹き始め、コンディションを乱す。都築虹帆はQFのH1でコメンテイターでもお馴染みのイタリア出身だがバリ島在住のジアータ・レガーティと対戦。ヒートはジアータがビッグセットを掴み6.00をスコアして開始。

 

波数少ない中でグッドセットを掴んだジアータが完全にアドバンテージを取る。都築も4点台を2本まとめるも、ジアータが5.57をスコアして都築を追い詰める。都築もビッグセットにチャージするがワイプアウトしスコアを伸ばせない。

 

残り1分で都築は特大セットをキャッチ。バックハンドでものすごいチャージを見せたが最後のボトムターンでスタック。ニードスコアには届かず。都築はここで敗退。5位でフィニッシュ。2,282ポイントをゲットした。

 

松岡亜音がフィリッパ・アンダーソンを下す。

 

松岡亜音

 

H2で松岡亜音は、ベテランのフィリッパ・アンダーソンと対戦。松岡はサイズのある波をキャッチし、カービングのコンビネーションでヒートを開始。

 

クローズセクションも綺麗に決めて7.00という高得点をマークする。直ぐさま2本目の波をつかんだ松岡は2ターンコンボでバックアップ5.83をマーク。ヒートを完全にコントロールする。

 

その後波は入らず、そのままヒート終盤となり、アンダーソンが波を掴むもワイプアウト。そのまま松岡亜音がセミファイナルへ勝ち上がった。

 

 

明日がファイナルデイ

 

明日のファイナルデイは、女子のセミファイナルH1でジアータ・レガーティとジャネット・ゴンザレス・エッチャバッリ。H2では松岡亜音がアネット・ゴンザレス・エッチャバリと対戦する。このゴンザレス姉妹は侮れない。

 

田中大貴、大音凛太、伊東李安琉がクオーターファイナル進出明日の男子QSクオーターファイナルのマッチアップは以下の通り。

H1:アリスター・レジナート vs 田中 大貴
H2:カイアス・キング vs アクセル・クロッタ
H3:モーガン・シビリック vs 伊東李安琉
H4:マイク・クレイトン-ブラウン vs 大音凛太

 

女子QSセミファイナル
H1:ジアータ・レガーティ vs ジャネット・ゴンザレス・エッチャバッリ
H2:松岡亜音 vs アネット・ゴンザレス・エッチャバリ

 

プロ・ジュニア女子ファイナルのマッチアップ:
中塩佳那(JPN)
松岡亜音(JPN)
川瀬心那(JPN)
ジャスミン・スチューダー(INA)

 

プロ・ジュニア男子ファイナルマッチアップ:
矢作紋乃丞(JPN)
ウェステン・ハースト(INA)
マデ・アリヤーナ(INA)
ブロンソン・メイディ(INA)

 

QS5000  Krui Pro

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/158/krui-pro/main

Krui Pro Junior

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/jun/157/krui-pro-junior/main