【速報】松岡亜音がQS5000「Krui Pro」優勝、中塩佳那がジュニア優勝。大音凛太が3位入賞。ジュニア川瀬3位、矢作4位

QS5000で優勝した松岡亜音

クルイ、サウス・スマトラ/インドネシア(2023年6月18日日曜日)2023年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)5000クルイ・プロは大会最終日。ファイナルデイは、昨日よりもサイズアップし、4-6フィートのコンディションで男子QSクオーターファイナルからスタート。日本から田中大貴、大音凛太、伊東李安琉の3名が登場した。

 

田中大貴 © WSL / Tim Hain

 

H1では田中 大貴がアリスター・レジナートと対戦。田中大貴がスタートからチャージを見せて、僅差ながらヒートを終始リード。

しかし、残り時間1分。優先権を持たない田中がラストライドにテイクオフ。その直後にヒート最大のセットをつかんだレジナートが7.83をスコアして逆転。田中も6.00をスコアしたが惜しくも5位で敗退。2,282ポイントを獲得した。

 

伊東李安琉Credit: WSL / Federico Vanno

 

H3で伊東李安琉は、モーガン・シビリックと対戦。伊東はスタートからビッグセットをつかんで素晴らしいアプローチで7.00をスコアしてヒートを開始。シビリックも6.93で応え素晴らしいヒートがスタート。

 

伊東はポケットでのクリティカルターンを何発も繰り出し、7.37をスコア。リードを広げ完全にシビリックを追い込んでいく。しかし残り5分でビッグセットをつかんだシビリックが、ソリッドなビッグマニューバーで8.00をスコアして逆転。ニード7.67となった伊東は惜しくも敗退。5位で2,282ポイントを獲得した。

 

 

大音凛太がデッドヒートを制し、セミファイナル進出。QS5000で3位入賞。

 

 

H4で大音凛太は、マイク・クレイトン-ブラウンと対戦。大音はスタートからバックハンドでソリッドなターンをメイクし、5.00をスコアしてヒートをリード。

 

クレイトン-ブラウンはライディングを続けるがスコアを伸ばせない。その後セットは入らず、後半戦へ。優先権を持たないクレイトン-ブラウンが波を掴み、インサイドでダルアップする波でソリッドターンをコンビネーション。5.50をスコアして逆転する。

 

残り時間は10分。大音のニードスコアは3.84だったが、優先権を持って波を待つ大音に対し、ミドルの波でスコアを伸ばすクレイトン-ブラウン。ニードスコアは4.44と広がる。乗り5分となり、大音はストレートアップのリエントリーを決めて5.90をスコア。逆転に成功する。しかし、クレイトン-ブラウンがラストウェイブで 5.30をスコアし再び逆転。

 

しかし最後まで諦めない大音は終了間際にビッグセットをキャッチ。プレッシャーのかかる中、クリティカルなポジションでビッグターンを決め、インサイドのクローズセクションもメイクして6.67をスコア。執念の大逆転で再びトップを奪い取り、見事セミファイナルへ勝ち上がった。

 

 

「昨日より波が良くなって、ファイナルデイに相応しい素晴らしい波で出来て嬉しく思います。相手のラストウェイブで逆転されているかなと思ったので、自分なりに本領発揮して良いライディング出来たらスコアが出たんで、この調子でセミも頑張ります。次のヒートも楽しむつもりでやっていきます。」と大音が意気込んだ。

 

 

男子のセミファイナル2では、大音凛太と元CTサーファーのモーガン・シビリックと対戦。ヒートは勢いに乗るシビリックが7.83というエクセレントスコアでヒートを開始。大音も善戦するもすこを伸ばせず。ここで敗退となるもQS5000で見事3位入賞を果たし、3,042ポイントを獲得した。

 

 

松岡亜音がQSファイナル進出。

 

 

女子QSセミファイナルH2では、2022年のWSLアジア・ジュニア・チャンピオンで、今回ストンロングパフォーマンスが冴える松岡亜音が、スペインのゴンザレス姉妹の妹、アーネット・ゴンザレス・エチェバリと対戦。

 

松岡はオープニングライドでカービングからの2ターンコンボで6.17をスコア。バックアップ3.17で素晴らしいスタートを切る。

 

アーネットもバックハンドで5.00をスコアしてヒート開始。アーネットはビッグセットにチャージするが抜けられる波を掴めない。松岡はミドルサイズの波で技数の入る波を選びスコアを伸ばしていく。そのまま松岡が逃げ切り、見事ファイナルへ勝ち上がった。

 

 

松岡亜音、QSファイナル大逆転勝利。

 

 

女子のQSファイナルでは、コンザレス姉妹の姉、ジャニール・ゴンザレス・エチェバリと対戦した松岡。ロータイドとオンショアの影響でコンディションが悪化するなか、両者ともスコアリング・ウェイブを掴めない。

 

そんな中でゴンザレスがシャープなフロントハンドのカービングターンのコンビネーションで5.00をスコア。ヒートをリード。優先権を持ってビッグセットを待つ松岡に対し、ゴンザレスはアンダープライオリティで波を掴み5.33をスコア。

 

リードを広げて松岡を追い込んでいく。ニード7.66の松岡は後半に入り、5.57をスコアするも、ゴンザレスがミドルから波で7.17をスコア。松岡のニードスコアは6.94と広がってしまう。

 

優先権を持っていないゴンザレスが次々と良い波を掴みスコアを出していく展開。

 

ようやく松岡も特大セットを掴んで、パワフルターンを3発決めて7.83というファイナル最高得点となるスコア。ついに逆転。松岡がトップに躍り出る。ニード6.24のゴンザレスがラストウェイブで素晴らしいパフォーマンスを見せたが逆転ならず。松岡亜音がQS5000で優勝。自己最高の結果を手に入れた。

 

 

「自分にとってキャリア最高の勝利です。コンディションも変わってハードなコンディションになって。でも優勝出来て最高に嬉しいです。」とヒーローインタビューで松岡が言った。

 

 

中塩佳那がプロジュニアで大逆転優勝

 

プロジュニアのファイナリスト

 

 

プロ・ジュニア女子ファイナルでは、中塩佳那、松岡亜音、川瀬心那の3名の日本人選手がジャスミン・スチューダー(INA)が対戦。ヒートはスタートか松岡が7ポイントという高得点で開始。直ぐにバックアップ4.73を揃えてヒートを完全にコントロールする。

 

中塩佳那も4.50をスコアして2位につける。しかし、川瀬が3点台を2本揃えて2位に浮上。バックアップを持たない中塩は4位を強いられる。バックアップを5.07まで上げ、暴れまくる松岡を止めるものはない感じだ。

 

しかし、4位の中塩が残り2分でファイナル最大の掘れ上がるビッグレフトをキャッチ。クリティカルなセクションでビッグターンを2発決めて7.50をスコア。この時点で中塩は2位にジャンプアップ。

 

更に続けて掴んだ中塩のラストウェイブが5.40となり、僅か2分で4位からトップに躍り出るという怒涛の大逆転劇となり、中塩佳那が見事プロジュニアで勝利をつかんだ。

 

「一昨日と一緒で残り5分で1本しか決めれてなくて、そこから良いセットに乗れて決めれて。凄くナーバスだったんですけど、決めれて良かったです。

 

最後はそんなに点数が出るとは思っていなかったので、もう1本乗ろうという気持ちで最後も乗れたので、それで決められて良かったです。

QSは良い結果は残せなかったけど、千葉の一宮でもQSもプロジュニアがあるので、そこで優勝してWJCに行きたいです。」と興奮が止まらない中塩佳那が言った。

 

 

プロジュニア男子で矢作紋乃丞4位

プロ・ジュニア男子ファイナルでは、矢作紋乃丞が、インドネシアのウェステン・ハースト、マデ・アリヤーナ、ブロンソン・メイディと対戦。ブロンソン・メイディが攻めのサーフィンで、多彩なテクニックを披露しヒートを完全にリード。

 

 

矢作も後半に優先権を使ってグッドセットを掴むも最後が決められず4位を強いられる。最後もビッグセットを掴んでチャージを見せた矢作だったが逆転ならず。ブロンソンが圧倒的なパフォーマンスを披露して見事優勝した。

 

インドネシアやフィリピン、中国など日本以外のアジア勢の存在感が高まっている中、今シーズンのWSLアジア初戦となったイベントでは、日本人選手の大活躍で幕を閉じた。今後もアジアを牽引する日本であり続けたい。がんばれ!日本!

 

 

QS5000  Krui Pro

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/158/krui-pro/main

Krui Pro Junior

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/jun/157/krui-pro-junior/main