日本男子8名、女子5名がラウンドオブ32に勝ち上がる。QS5000クルイプロ大会3日目リポート

クルイ、サウス・スマトラ/インドネシア(2023年6月14日水曜日)-2023年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)5000クルイ・プロは大会3日目、今日も良質の3-4フィートの波において熱いアクションとエクセレント・レンジのスコアが続いた。

 

ディラン・モファット © WSL / Tim Hain

 

メンズラウンドオブ64でハイスコアを記録したのは、ナラビーンのディラン・モファット(AUS)で、彼は1本だけでなく2本のエクセレントスコアをマークし、これまでのイベントのシングルウェイブのハイスコアである9.00(10点満点)と8.17を叩き出し、ヒートのトータルスコア17.23(20点満点)のハイスコアをマークしたのだった。

 

モーガン・シビリック(AUS) © WSL / Tim Hain

 

その他に男子では、カイアス・キング(AUS)、モーガン・シビリック(AUS)、安室丈(JPN)、そして昨年のクルイ・プロ準優勝者のビリー・ステアマンド(NZL)が、エクセレントスコアをマーク。

 

インドネシアのニョーマン・アルタナとヴァルン・タンジュンは、日本の田中大貴、太田拓杜、大戸凛太と共にラウンドオブ32に進み、ジョーディ・ローラー、アリスター・レジナート、オスカー・ベリー、タリー・ワイリー、レニックス・スミス、ジャービス・アールを含むオーストラリアの強豪と対戦、希望をつないでいる。

 

 

西慶司郎 © WSL / Tim Hain

 

本日の第1ヒートとなったR3のラウンドオブ64のH3には、西慶司郎、太田拓杜が登場。太田拓杜はスタートから特大セットを掴み、クリティカルなセクションでバックハンドの2つのビッグリエントリーをメイクし7.33 をスコアした。

 

後半にはバックアップ6.30をスコアして1位でラウンドアップ。西慶司郎も2位でラウンドアップを決めた。H12の安井拓海も2位もラウンドアップし、勝ち進んでいる。

 

「ヒートがスローだったので、良い波を待ちました」と太田

伊東李安琉  © WSL / Tim Hain
大音凛太

 

昨年のクルイでも素晴らしいパフォーマンスを見せた大音凛太が、今大会好調な伊東李安琉と同じヒートで対戦。

ヒートは終始、伊東がリードしていたが、大音がラストウェイブで大逆転トップに。2位となった伊東とともに見事ワンツーでラウンドアップを決めた。

 

1位となった大音は、「波数少なくて緊張したんですけど、最後に来た波で攻めて、良いターンが出来て逆転出来て良かったです。出身は東京なんですけど、今は千葉の鴨川のマルキでサーフィンしていて、地元の波に似ているクルイは得意な波なので楽しくサーフィンできました。」と言った。

 

H14で安室丈は、萩田泰智と同じヒートで対戦。安室丈はオープニングライドで6.17をスコア。そして2本目の波を残り5分でキャッチ。ソリッドな3ターンコンボでエクセレントの8.17をスコアし、見事1位でラウンドアップを決めた。

 

矢作紋乃丞 © WSL / Tim Hain
岩見天獅 © WSL / Tim Hain

 

H4稲葉玲王、H6矢作紋乃丞、H8石川拳大、H11鈴木仁、H12岩見天獅、H16山中海輝、野呂海利は惜しくもここで敗退となった。

 

男子は8名が勝ち上がる。

 

これで日本男子は、ラウンド4であるラウンドオブ32に勝ち上がった選手は、H1田中大貴、西慶司郎、H2新井洋人、太田拓杜、H5安井拓海、H7大音凛太、安室丈、H8伊東李安琉の8名となった。

 

大村奈央

 

男子終了後、女子のR2のラウンドオブ64がスタートとなりトップシードが登場。最初の数ヒートでは、スコールがスコアリングチャンスを妨げたが、ラウンドが進むにつれ、波の質と一貫性が増し、女子たちはより高いスコアを記録し始め、H1都築虹帆、H2大村奈央H3松永莉奈もラウンドアップを決めた。

 


野中美波 © WSL / Tim Hain

 

H9では野中美波と中塩佳那が、同ヒートで対戦。中塩が6.50をスコアしてヒートを開始。野中美波は5.93、4.57をスコアしてトップに躍り出る。ワンライドの中塩は4位を強いられるが、終了間際に3.97をスコア。2位にアップして、野中と中塩がワンツーでラウンドアップを決めた。

 

日本女子はここまでで5名が勝ち上がる。

 

H4鈴木莉珠、H6佐藤李、H8西本エミリー、H10馬庭彩は惜しくもここで敗退となった。今日までで日本女子は、ラウンド32に勝ち進んだのは、H1大村奈央、松永莉奈、H2都築虹帆、H5野中美波、H6中塩佳那の5名。

 

明日大会4日目は、15日の現地時間6:30AM(日本時間8:30AM)ファーストコール。7:00AM(日本時間9:00AM)スタート。 QSとプロジュニアがスタンバイ。

 

本日はヒートはH11までで終了。女子のR2のラウンドオブ64の残りのヒートから再開される見込みで、H12池田美来、H13松岡亜音、川合美乃里、宮坂麻衣子、H15脇田紗良、川瀬心那、芳田花瑚が登場。

 

また、まだスタートしていないジュニアがスタートとなれば、男子R1からH1岩見天獅、渡邉壱孔、H2金沢太規、H3小栗 碧壬、H4矢作紋乃丞、鈴木一歩、H5加藤翔平、酒井仙太郎、H6佐藤利希、小濃来波、井上龍一、H7守城海.

女子R1のラウンドオブ24では、H1スカイ・ブラウン、H2松野杏莉、H3松永莉奈、H4鈴木莉珠、

クオーターファイナルからはH1松岡亜音、佐藤李、H2中塩佳那、池田美来、H3馬庭彩、川瀬心那、H4都築虹帆。

 

 

QS5000  Krui Pro

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/158/krui-pro/main

Krui Pro Junior

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/jun/157/krui-pro-junior/main