男女共ベスト4が決定。CT第7戦サーフシティ・エルサルバドル・プロ Presented by Corona大会2日目

プンタ・ロカ、ラ・リベルタッド、エルサルバドル(2023年6月11日日曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第7戦目であるサーフシティ・エルサルバドルプロ Presented by Coronaは、大会2日目のフルデイを終え、女子ファイナル4、男子ファイナル4まで絞られた。

 

 

プンタ・ロカ(ラ・プンタまたはプンタ・チラマとして知られる)は、4~6フィートの波で試合が開催され、素晴らしいライディング、ビッグ・エリミネーション、そして劇的なアップセットが発生した。

 

オーストラリアのタイラー・ライトとステファニー・ギルモアは、クオーターファイナルで若い選手を破り、セミファイナルで対戦することになりました。現在ワールドNo.1のカリッサ・ムーア(HAW)は、ここエルサルバドルでシーズン3連覇の可能性に近づいてきている。

 

一方メンズサイドでは、ラウンドオブ16とクオーターファイナルは、アップセットの連続となった。トップ10に入ったサーファーのうち、ファイナル・デイに残ったのは、世界ランキング1位のグリフィン・コラピント(USA)と同3位の フィリッペ・トリード(BRA)。

 

今日敗退した選手リストには、トップ5ランクのサーファーであるジョアオ・チアンカとイーサン・ユーイング、そしてWSLチャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)とイタロ・フェレイラ(BRA)が含まれていた。

カリッサ・ムーアは、夢のような快進撃を続け、今日一番の最高得点をマーク。

 

カリッサ・ムーア(HAW)

 

5度のWSLチャンピオンで、現在世界No.1のカリッサ・ムーア(HAW)は、今日もドリームランを続け、同じハワイアンのベティルー・サクラ・ジョンソンを退けて、今シーズン4連続のセミファイナル進出を決めた。

 

その後、爆発的なターンとエアリアルのフィニッシュマニューバーで、この日のシングルウェーブの最高得点であるパーフェクトに近い9.37を記録。今日の演技で、ムーアは今シーズンの女子のヒートスコア上位3位をキープ。今シーズンのイベント3連覇まで、あと2ヒートとなった。

 

オーストラリアのタイラー・ライトとステファニー・ギルモアが素晴らしい演技でセミファイナルに進出

 

タイラー・ライト

 

クオーターファイナル第1ヒートは、2度のワールドチャンピオンに輝いたタイラー・ライト(AUS)と若手のガブリエラ・ブライアン(HAW)という2人のパワーサーファーによる戦いとなった。

 

試合は、ライトが8.00、ブライアンが7.83と、それぞれソリッドなスコアを記録し、エキサイティングなエクスチェンジで幕を開けた。その後、ライトがリードを広げ、ビッグターンを何度も決め、8.07というエクセレントスコアをスコア。ブライアンは大差をつけられてタイムアップ。ライトは、今シーズン5度目のセミファイナル進出を決めた。

 

「ちょっとスローダウンしてしまって、 この波は思ったより難しいですね」とライトは言った。「ここは初めての場所です。自分のプロセスに忠実に少しペースを落として、そして楽しんでいます。楽しい波だし、波がくると、かなりテンションが上がるんです。」

 

ステファニー・ギルモア、タイトル防衛のためにソリッドなフォームで戦う。

 

ステファニー・ギルモア(AUS)

 

ディフェンディング・イベント勝利者のステファニー・ギルモア(AUS)は、今日のプンタ・ロカでモリー・ピックラム(AUS)とのクオーターファイナルで、今日一番のヒート・トータルを叩き出した。

 

ロングライトハンダーはギルモアのためにあるようなもので、彼女はスタイリッシュなマニューバーを次々と決めていった。ピックラムは、2本のライドを成功させたが、8度の世界チャンピオンを追い越すには十分ではなかった。ギルモアは、エルサルバドルでの2連覇を狙うが、まずはセミで強敵ライトに勝たなければならない。

 

「モリー・ピックラムとはあまりヒートをしたことがないのですが、彼女はオーストラリアで次に注目される若い女の子なんです。モリーは、大きなサイズの試合では本当に素晴らしいパフォーマンスを見せるので、今日は私のフィールドでプレイしているようなものでした。 この先、彼女は私を倒していくだろうから、この1勝を挙げたのは良かったと思う。 この波が本当に好きで、素晴らしいサーフボードもある。いいポジションにいるので、準決勝がどうなるか楽しみです」。

 

残念ながら、タティアナ・ウェストン-ウェブ(BRA)は、キャロライン・マークス(USA)とのクオーターファイナルのヒートを体調不良で棄権した。ISAで優勝したタティアナ。疲れが出てしまったのか。マークスはセミファイナルでムーアと対戦することになる。

 

世界ランキング1位のグリフィン・コラピントと3位のフィリッペ・トリードによるランキング争いはファイナルまで続く

 

 

世界チャンピオンのフィリッペ・トリード(BRA)は、エルサルバドルで開催された第7戦でも優勝争いの手を緩める気配はない。ラウンドオブ16で和井田理央(INA)、クオーターファイナル2で五十嵐カノア(JPN)を下し、28歳はファイナルデーに進出した。トリードはがイベントを通して一貫性を保ち、各ヒートで平均15ポイント以上をスコアしている。

 

「ここでの課題は、集中力を保ち、水分を補給することです」と、トリード。「暑いので、午前中に最初のヒートがあり、その後、家に帰って食事をし、アイスバスをした。長い一日の後、間違いなく暑さを感じていて、ファイナルデーに参加できることに興奮している。リス、ステフ、ベティルー、ギャビー、タイラー、そしてみんなのライディングを見るのはとても楽しかった。とてもクールだった。」

 

グリフィン・コラピント(USA)

 

世界ランキング1位でディフェンディング・イベント優勝者のグリフィン・コラピント(USA)も、プンタ・ロカのラインナップで、自身の連勝記録を更新し、一貫したリズムを維持している。24歳の彼は、ラウンドオブ16でセス・モニーツ(HAW)、クオーターファイナル3でコナー・オレアリー(AUS)をそれぞれ退け、セミファイナルでリアム・オブライエン(AUS)と対戦する。

 

イアン・ジェンティル、ジョアオア・チャンカとイタロ・フェレイラに勝利

 

イアン・ジェンティル

 

ハワイのイアン・ジェンティルは、2試合連続の逆転劇で、これまでのキャリアで最高の結果を残した。26歳のジェンティルは、ラウンドオブ16で現在の世界ランキング2位のジョアン・チアンカ(BRA)を、クオーターファイナルで2019年のWSLチャンピオンであるイタロ・フェレイラ(BRA)を下した。

 

 

フェレイラとの接戦で、ジェンティルはフェレイラの7.00と6.33に対して、7.07と6.37でヒートを逆転。ジェンティルは、セミファイナル1で、2022年大会準優勝のトリードと対戦する。今回のダークホースとなるか。

 

イアン・ジェンティル© WSL / Ryder.

 

「イタロのような男と対戦するのは刺激的ですね。」とジェンティルが言った。「彼は世界チャンピオンであり、唯一のオリンピックチャンピオンでもある。多くのことを成し遂げた。そのような人物と一緒に海に入ることは、とてもクールなことだ。

「結局取れなかった最初の1本は、あそこにあるとわかっていました。あの波が来て、自分には良さそうだと思ったし、あまり深く考えず、小さな波で、結果的に差をつけることができた。」

 

ネクストコールは、現地時間の午前6時15分に行われ、午前6時35分にスタートする予定だ。

 

サーフシティ・エルサルバドル・プロ・プレゼンテッド・バイ・コロナ

女子エリミネーション・ラウンド結果
HEAT1: タイラー・ライト(AUS)13.20 DEF. レイラニ・マクゴナグル(CRC)12.50
HEAT 2:ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)15.00 DEF. ケイトリン・シマーズ(USA)3.70
HEAT 3:モリー・ピックラム(AUS)15.83 DEF. ジョアン・ディフェイ(FRA)13.20
HEAT 4:ガブリエラ・ブライアン(HAW)15.00 DEF. レイキー・ピーターソン(USA)11.00

男子ラウンドブ16 結果:
HEAT1:イアン・ジェンティル(HAW)14.67 DEF. ジョアオ・チアンカ(BRA)13.50
HEAT 2:イタロ・フェレイラ(BRA)14.83 DEF. カラム・ロブソン(AUS)12.17
HEAT 3: フィリッペ・トリード(BRA)16.00 DEF. 和井田理央(INA)13.03
HEAT 4:五十嵐カノア(JPN)16.90 DEF. レオナルド・フィオラバンティ(ITA)14.50
HEAT 5:グリフィン・コラピント(USA)11.00 DEF. セス・モニーツ(HAW)6.84
HEAT 6:コナー・オレアリー(AUS)14.30 DEF. カイオ・イベリ(BRA)12.67
HEAT 7:リアム・オブライエン(AUS)15.53 DEF. イーサン・ユーイング(AUS)15.43
HEAT 8:バロン・マミヤ(HAW)11.00 DEF. ガブリエル・メディーナ(BRA)10.66

女子クオーターファイナル結果:
HEAT1: タイラー・ライト(AUS)16.07 DEF. ガブリエラ・ブライアン(HAW)14.26
HEAT 2:ステファニー・ギルモア(AUS)16.87 DEF. モリー・ピックラム(AUS)14.96
HEAT 3: カリッサ・ムーア(HAW)17.54 DEF. ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)6.94
HEAT 4:キャロライン・マークス(USA)DEF. タティアナ・ウェストン-ウェッブ(BRA)INJ

男子クオーターファイナル結果:
HEAT1:イアン・ジェンティル(HAW)13.44 DEF. イタロ・フェレイラ(BRA)13.33
HEAT 2:フィリッペ・トリード(BRA)15.34 DEF. 五十嵐カノア(JPN)14.27
HEAT 3:グリフィン・コラピント(USA)15.67 DEF. コナー・オレアリー(AUS)14.26
HEAT 4:リアム・オブライエン(AUS)12.04 DEF. バロン・マミヤ(HAW)11.84

 

サーフシティ・エルサルバドル・プロ Presented by Corona
女子セミファイナル・マッチアップス:
HEAT 1:タイラー・ライト(AUS)対ステファニー・ギルモア(AUS)
HEAT 2:カリッサ・ムーア(HAW)対キャロライン・マークス(USA)

サーフシティ・エルサルバドル・プロ Presented by Corona
男子セミファイナル・マッチアップス:
HEAT 1:イアン・ジェンティル(HAW) vs. フィリッペ・トリード(BRA)
HEAT 2:グリフィン・コラピント(USA)対リアム・オブライエン(AUS)

 

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

 

2023年6月9日~18日
Cイベント07

Surf City El Salvador Pro

Presented By CoronaPunta Roca, La Libertad, El Salvador