ノースナラビーン、シドニー、ニューサウスウェールズ、オーストラリア（2023年5月20日土曜日） – 2023年ワールド・サーフ・リーグ（WSL）チャレンジャー・シリーズの第2戦、GWMシドニー・サーフ・プロ presented by Bonsoyは大会４日目。

本日は女子クオーターファイナル進出者、男子ラウンドオブ16、男子クオーターファイナル進出者4名が決定し、選手たちは3～5フィートのスーパークリーンなコンディションで素晴らしいパフォーマンスを披露した。

ノース・ナラビーンでの女子クオーターファイナル進出者決定

インディア・ロビンソン（AUS）は、ラウンドオブ16の最終ヒートで同じビクトリアンのニッキー・ヴァン・ダイク（AUS）と対戦。両者ともレフトを選択し、それぞれミッドレンジのスコアをマークしたが、バックハンドでハードに攻めたのがロビンソンだった。元チャンピオンシップ・ツアー（CT）コンペティターは、クオーターファイナルへの出場権を獲得した。

GWM・シドニー・サーフ・プロ終了後、ロビンソンからランキングトップの座を奪う可能性があるのは、サリー・フィッツギボンズ（AUS）で、クオーターファイナル・ヒート1で好調なアリッサ・スペンサー（USA）とマッチアップすることになった。

15歳のエリン・ブルックス（CAN）は、ホローなビーチブレイクのコンディションを楽しみ、バレルにプルインしてクリティカル・セクションを攻め、ラウンドオブ16ヒートを勝ち上がった。ブルックスは、今大会でWSLイベントでの過去最高の成績をを収めることは確定で、クオーターファイナルでランキング・リーダーのインディア・ロビンソン（AUS）と対戦する。

「かなりきつかったですね」と、ブルックスは言った。「スラブがあって、ホームのスポットを思い出しました。私はレフトにプルインして、もう少しで出てくるところでした。レフトハンドのバレルが好きなので、本当に楽しかった。もっとレフトに行きたいと思っているけど、波はまだパンプしていますね。」

メイシー・キャラハン（AUS）は、GWMシドニー・サーフ・プロでクオーターファイナルに進出し、リクオリファイキャンペーンが軌道に乗った。キャラハンは、カリフォルニアのヤングガン、ベラ・ケンワージー（USA）と対戦する。

またゴールドコーストでの早いラウンドでの敗退したイザベラ・ニコルズ（AUS）とテレサ・ボンバロ（POR）は、今回はクオーターファイナル・ヒート3で直接対決することになった。

大会4日目、各選手がフォームを見つける

フランス出身のジャスティン・ベクレ（FRA）は、ヒートで見事な勝利を収め、ラウンドオブ16への進出を決め、チャレンジャーシリーズの最高成績を確保した。ベクレのフロントサイドのタイミングとパワーは、イベントを通して提供されるライトハンダーとシンクロしており、2ウェイブ・トータルを14.33（20点満点）で勝利した。

「これほど良いコンディションの時は、ただサーフィンをしたいだけなんだ」とベクレは言った。「優勝できるかどうかはあまり気にせず、ただサーフィンをして自分の力を見せたい。自分のスコアが出ると、波が少しゆっくりになったので助かりました。波が自分に合っているような気がして、自信を持つことができたのは良かった」。

ベクレと同郷であるマルコ・ミニョー（FRA）とジョアン・ドゥル（FRA）もノース・ナラビーンでのラウンドオブ16進出を決め、どちらもビーチブレイクのチャンキーコンディションで好調そうだった。マーク・ラコマー（FRA）は、クオーターファイナルに進出し、印象的なプレーを続けている。

元チャンピオンシップ・ツアーサーファーのモーガン・シビリック（AUS）は、これまでのところ今年最高のパフォーマンスを披露し、今日最高の2ウェイブ・トータルをスコアして15.37という素晴らしいスコアを出した。シビリックはレールでシャープな動きを見せた。

サンクレメンテの強豪、コール・ハウシュマン（USA）もGWMシドニー・サーフ・プロで好調なコンペティターで、チャレンジャーシリーズで初めてクォーターファイナルに進出した。ハウシュマンは、ラウンドオブ16でハワイの神童イーライ・ハネマン（HAW）を相手に、15.77という素晴らしいヒート・トータルを記録した。

「とてもタフなヒートでした」とハウシュマンは言った。「多くの異なるピークがあり、どこに待てばいいのか、どこでスコアが出るのか、よく分かりませんでした。結局、レフトで良い波をを見つけることができました。シドニーで過ごす時間はとても楽しい。地元のグロムたちはみんな、僕たちがここにいることを喜んでくれているし、町中には素晴らしい雰囲気が漂っている。」

WSLツアーズ・アンド・コンペティション・チームは、明日5月21日（日）現地時間午前6時45分（AEST）に再集合し、午前7時5分（AEST）のスタートに向けて競技再開の判断をする。

GWMシドニー・サーフ・プロ男子ラウンドオブ32結果（HEAT3-8）：
HEAT 1：マイキー・マクドナー（AUS）15.57 DEF. フレデリコ・モライス（POR）13.10、ディラン・モフィット（AUS）11.94、リーフ・ヘイズルウッド（AUS）11.57
HEAT 2：マキシム・フスナット（FRA）14.20 DEF. ジャクソン・ベイカー（AUS）11.84、ルーク・トンプソン（RSA）10.67、ケトゥ・アグス（INA）7.50
HEAT 3：コール・ハウシュマン（USA）13.07 DEF. マーク・ラコマー（FRA）12.33、アディン・マセンキャンプ（RSA）12.26、デビッド・シルヴァ（BRA）5.93
HEAT 4：イマイカラニ・デヴォルト（HAW）14.16 DEF. イーライ・ハンネマン（HAW）13.53、ルーカス・シルヴェイラ（BRA）12.50、ミゲル・トゥデラ（PER）7.03
HEAT 5：ジャスティン・ベクレ（FRA）14.33 DEF. ケイド・マトソン（USA）11.30、ジェット・シリング（USA）10.77、ミヒマナ・ブレイ（FRA）9.33
HEAT 6：イーサン・オズボーン（USA）13.87 DEF. マルコ・ミニョ（FRA）13.66、ジョエル・ヴォーン（AUS）13.43、ジェイク・マーシャル（USA）10.60
HEAT7：ジェイコブ・ウィルコックス（AUS）15.00 DEF. ジョアン・ドゥル（FRA）14.00、カラニ・ボール（AUS）11.53、ジャドソン・アンドレ（BRA）6.64
HEAT 8：モーガン・シビリック（AUS）15.37 DEF. タジ・リンドブラッド（USA）14.40、テ・ケフケフ・バトラー（NZL）13.90、クロスビー・コラピント（USA）12.60

GWMシドニー・サーフ・プロ女子ラウンドオブ16結果：
HEAT1：サリー・フィッツギボンズ（AUS）13.00 DEF. エラ・マカフレイ（USA）10.50
HEAT 2：アリッサ・スペンサー（USA）15.36 DEF. ザーリ・ケリー（AUS）12.20
HEAT 3：ベラ・ケンワーシー（USA）11.96 DEF. カロリーナ・メンデス（POR）10.17
HEAT 4：メイシー・キャラハン（AUS）10.60 DEF. ソフィー・マカロック（AUS）5.57
HEAT 5：イザベラ・ニコルズ（AUS）13.33 DEF. コビー・エンライト（AUS）8.50
HEAT 6：テレサ・ボンバロ（POR）10.80 DEF. フランシスカ・ベセルコ（POR）9.17
HEAT7：エリン・ブルックス（CAN）12.67 DEF. ヨランダ・ホプキンス（POR）5.67
HEAT 8：インディア・ロビンソン（AUS）13.37 DEF. ニッキ・ヴァン・ダイク（AUS）11.20

GWMシドニー・サーフ・プロ・男子ラウンドオブ16の結果（ヒート1～4）：
HEAT 1：ジャクソン・ベイカー（AUS）11.93 DEF. マイキー・マクドナー(AUS) 6.67
HEAT 2：フレデリコ・モライス（POR）10.50 DEF. マキシム・フスナット（FRA）5.26
HEAT 3：コール・ハウシュマン（USA）15.60 DEF. イーライ・ハンネマン（HAW）9.67
HEAT 4：マーク・ラコマー（FRA）11.60 DEF. イマイカラニ・デヴォルト（HAW）8.70

GWMシドニー・サーフ・プロ・男子ラウンドオブ16組み合わせ（HEAT5～8）：
HEAT 5：ジャスティン・ベクレ（FRA）vsマルコ・ミニョー（FRA）
HEAT 6：イーサン・オズボーン（USA） vs. ケイド・マトソン（USA）
HEAT7：ジェイコブ・ウィルコックス（AUS） vs. タジ・リンドブラッド（USA）
HEAT 8：モーガン・シビリック（AUS） vs. ジョアン・ドゥル（FRA）

GWMシドニー・サーフ・プロ女子クオーターファイナル組み合わせ：
HEAT 1：サリー・フィッツギボンズ（AUS） vs. アリッサ・スペンサー（USA）
HEAT 2：ベラ・ケンワーシー（USA） vs. メイシー・キャラハン（AUS）
HEAT 3：イザベラ・ニコルズ（AUS） vs. テレサ・ボンバロ（POR）
HEAT 4：エリン・ブルックス（CAN） vs. インディア・ロビンソン（AUS）

大会オフィシャルサイト：

GWM Sydney Surf Pro　Presented By Bonsoy