大原洋人、大音凛太、都築虹帆、松岡亜音、都筑有夢路が初戦を突破。CS第2戦GWMシドニー・サーフ・プロ開幕

大原洋人

ノース・ナラビーン、シドニー、ニュー・サウス・ウェールズ、オーストラリア(2024年5月9日木曜日)2024年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第2戦であるGWMシドニー・サーフ・プロ presented by Bonsoyが開幕。

 

 

HIGHLIGHTS Day 1 // GWM Sydney Pro Presented By Bonsoy

 

 

初日は男子のラウンドオブ80と女子のラウンドオブ48が終了。ノース・ナラビーンが3~4フィートのクリーンな波を提供する中、選手たちはシード・ラウンドをセットアップするためにエピックなパフォーマンスを披露した。

 

キラ・ピンカートン(USA)© WSL / Cait Miers

 

 ノース・ナラビーン初日、カリフォルニアの選手がスタートダッシュを見せた。

 

キラ・ピンカートン(USA)は、先週のゴールドコーストでのイベント最初のヒートで敗退した悔しさを晴らすべくノース・ナラビーンにやって来た。元ワールド・ジュニア・チャンピオンのピンカートンは、ヒート終盤に追い込まれていたが、2つのビッグ・セクションを提供するセットを見つけると、そのセットで8.00ポイントのエクセレントなライディングを披露し、トップでヒートに勝利。ピンカートンのスコアは、これまでのイベントで最も高いシングルライドとなった。

 

リーバイ・スローソン(USA) © WSL / Matt Dunbar

 

またカリフォルニアの若手、リーバイ・スローソン(USA)は、スナッパーロックスのオープニングラウンドで活躍したサーファーの一人で、今日もその勢いは止まらず、ノースナラビーンで行われたラウンドオブ80で、今大会最高の2ウェイブ・トータルを記録し勝利した。

 

スローソンの14.26(20点満点中)のヒートトータルには、7.33(10点満点中)のチャンキー・レフトハンダーでの2発のマッシブなバックサイド・スナップが含まれていた。スローソンは、元チャンピオンシップ・ツアー(CT)サーファーのカルロス・ムニョス(CRC)とともに勝ち上がった。

 

 

ラウンド1のラウンドオブ80から男子R-1 H2に大音凛太が登場。ジュニアの試合で優勝したレオ・カサール、ダニエル・エムズリー、オーウェン・モスと対戦した大音は、スタートからバックハンドでソリッドなターンをコンビネーションし、5.17をスコア。

 

続けて5.07をスコアしてヒート前半戦から積極的に攻めてトップに躍り出る。ヒート終盤に入りアメリカのオーウェン・モスに逆転されるも、2位でラウンドアップを決めた。

 

大原洋人 © WSL / Cait Miers
大原洋人  © WSL / Matt Dunbar

 

H7では大原洋人、安室丈が、ハワイのカイ・マーティンとコーディ・ヤングと対戦。ヒートは安室がフルレールのカービングサーフィンを見せて5.37を2.53でバックアップ。2位のポジションにつける。

 

大原はじっくりと波を待ちレフトに的を絞りバックハンドで鋭いターンをコンビネーション。5.63をスコアするも4位のまま後半戦へ。残り時間10分を切り、大原はダブルアップするレフトを掴みパワフルなバックハンドの2ターンをコンビネーション。7.50をスコアしてトップに躍り出る。そのまま大原が逃げ切りトップ通過。安室は惜しくも4位で敗退となった。

 

 

「前回(スナッパーロックス)とは違ってビーチブレイクなんで、毎回毎回コンディションも変わると思うんですけど、一つ一つ対応して、一つ一つ勝てるように頑張ります」と大原が言った。

 

都築虹帆  © WSL / Matt Dunbar

 

女子のラウンド1のラウンドオブ48では、H2都築虹帆、 H3脇田紗良 、H5松岡亜音、H7都筑有夢路が登場。

 

ゾーイ・マグドゥーガルが都築虹帆に対してインターフェア © WSL / Cait Miers
都築虹帆 © WSL / Cait Miers

 

都築虹帆は、バックハンドでビッグセクションでのワンターンで、6.83をスコア。このパフォーマンスに歓声が上がり、都築はトップに躍り出る。さらにヒート後半には2ビッグターンで5.83をスコアして圧倒。1位でラウンドアップを決めた。

H3の脇田紗良は 、スタートからバックハンドのソリッドなターンをメイクし5.00をスコア。好調な滑り出しを見せるも、僅差ながら3位を強いられる展開。優先権を持った脇田はニード4.24でラストライドに挑むも、スコアは4.13と僅かに届かず。悔しい初戦敗退となった。

松岡亜音  © WSL / Matt Dunbar

 

H5の松岡亜音は、3ターンコンボで4.50をスコアしてヒートを開始。後半に入り、ワンターンで5.87をスコアすると、トップに躍り出る。さらにパワーハックで6.53 をスコアしてリードを広げる。

しかし最後に3位だったテッサ・タイセンがヒュージ・レイバックスラッシュをメイクし、7.67をスコアして一気にトップへ。逆転された松岡だったが2位でラウンドアップを決めた。

 

都筑有夢路  © WSL / Matt Dunbar

 

H7の都筑有夢路は、シエラ・カー、ダニエラ・ロサスらと対戦。シエラとダニエラがヒート開始早々に高得点を叩き出してヒートをリード。

都筑もバックハンドで応戦して、クリティカルなビッグターンで5.53をスコアして逆転2位のポジションへ。都筑もバックアップを5.00まで上げ、ダニエラの激しい追い上げを振り切り、2位でラウンドアップを決めた。

 

 

明日試合が再開されれば、トップシードのラウンド2となるラウンドオブ64H4に大音凛太、 H7に伊東李安琉、H13に大原洋人が登場。

女子のトップシードが登場するラウンドオブ32H2に都築虹帆、H6に松岡亜音、H8で都筑有夢路が登場する。がんばれ!日本!

 

 

大会オフィシャルサイト:

GWM Sydney Surf Pro  Presented By Bonsoy