7名の日本人トップ選手が出場。チャレンジャー・シリーズ第2戦「GWMシドニー・サーフ・プロ」明日開幕

開幕直前に行われた記者会見にはインディア・ロビンソン、サミュエル・プーポ、クロスビー・コラピント、テレッサ・ボンバロ、サリー・フィッツギボンズ。ローカルのディラン・モファットが参加。

ノースナラビーン、シドニー、ニューサウスウェールズ、オーストラリア(2023年5月16日火曜日) いよいよ明日から開幕となる 2023年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズの第2戦、GWMシドニー・サーフ・プロ presented by Bonsoy。

 

昨年の大会でのエクセレントウェイブ集

 

選手たちは試合を前にシドニーのノーザンビーチに到着している。今回のイベントは、チャンピオンシップ・ツアー(CT)へのクオリファイを目指すサーファーにとって、ゴールドコーストでのイベント終了から1週間も経たないうちに、ランキング・ポイントを獲得する次の機会を得ることになる。シドニー・サーフ・プロは、明日5月17日(水)に開幕し、5月24日まで開催される。

 

開幕直前に行われた記者会見にはサミュエル・プポ、クロスビー・コラピント、テレサ・ボンバロ、サリー・フィッツギボンズ、ディラン・モファットが参加。: © WSL / Dunbar

 

2023年、ノース・ナラビーンがワールドステージに戻る

会場となるノース・ナラビーン。今回の素晴らしいコンディションが期待される。: © WSL / Dunbar

 

ノースナラビーンは、プロサーフィンとともに長い歴史を刻んできた場所だ。チャンピオンシップ・ツアーが開催され、ワールド・ジュニア・チャンピオンが何度も開催し、サイモン・アンダーソン、2度のワールド・チャンピオン、ダミアン・ハードマン、ローラ・エネバーなど、サーフィン界のビッグネームが育ってきた場所でもある。

 

今週、100人以上のコンペティターが、2024年のエリート・チャンピオンシップ・ツアーへのクオリファイを目指し、ポイントを求めてシドニーのノーザン・ビーチに帰ってくる。

トップシードが勢いをつける

 

サミュエル・プポ(BRA)© WSL / Shield

 

サミュエル・プポ(BRA)は、ゴールドコーストで開催された今シーズン最初のチャレンジャー・シリーズ・イベントで優勝し、GWMシドニー・サーフ・プロに向けてランキングのトップに立っている。

 

プポの鋭いフォアハンドはスナッパーロックスでは無敵だったが、元CTサーファーはここノースナラビーンで勝利の感覚を保つために、バックハンドでも力強く戦う必要がある。

 

サミュエル・プポ(BRA)© WSL / Dunbar

 

「3ヶ月間、レフトをやっていなかったので、練習が必要ですが、パーフェクトな波なのでウォーミングアップに問題はないでしょう。ゴールドコーストでの優勝は、まだとても嬉しいですが、そろそろこのイベントにフォーカスを移し、もう一度挑戦してみたいです。このトロフィーはとても美しいので、このトロフィーも獲得できたらうれしいですね」。

 

プポとは異なり、クロスビー・コラピント(USA)はノースナラビーンの波でサーフィンをしたことがあり、バリエーションの豊富な波で勝負する機会に興奮している。コラピントは現在ランキング3位につけており、イベント終了までにこのポジションをキープするか、さらに順位を上げたいと考えている。

 

クロスビー・コラピント© WSL / Dunbar

 

コラピントは、「ここは、とてもクールなサーフタウンで、素晴らしい雰囲気の場所です。みんなサーフィンをしていて、僕らがいることを喜んでくれている。自分たちは皆、本当に歓迎されていると感じていて、それは素晴らしいことです。

 

自分の出身地であるサンクレメンテを思い出すような街なので、間違いなくホームグラウンドのように感じています。レフト、ライト、チューブ、ターン、エアなど、イベントとしては信じられないようなロケーション。本当にすべてが揃っているんです。」

 

 

元優勝者はシドニーでさらなる勝利を目指す

テレサ・ボンバロ(POR)© WSL / Dunbar

 

テレサ・ボンバロ(POR)は、2023年のGWMシドニー・サーフ・プロに、イベント優勝者として出場する。彼女は、このイベントがマンリーで開催されていたときに優勝しており、ノース・ナラビーンに移動して、シドニーでさらなる成功を収めることを望んでいる。

 

「ここシドニーで、人生のベストデイを過ごしたイベントに戻ってこれたことは、素晴らしい気分です」とボンバロは言った。「このイベントがノース・ナラビーンに移ったことは、とてもクールなことです。素晴らしい波で、今週は信じられないようなパフォーマンスが見られると思う。」

 

サリー・フィッツギボンズ(AUS)© WSL / Dunbar

 

また、ノーザン・ビーチでのメジャー・イベントでの優勝経験もある元CTサーファーのサリー・フィッツギボンズ(AUS)は、ゴールド・コーストでの3位入賞の雪辱を果たしたいところである。フィッツギボンズは、15年以上前に初めてノースナラビーンに出場し、その経験を活かして今週の大会に臨む予定だ。

 

「ノースナラビーンに戻ってこれて最高です 」と、フィッツギボンズは言った。「昔、世界ジュニア選手権で初めてこの地を訪れ、ずっとこの地が好きでした。

 

ゴールドコーストでのパフォーマンスの後、とても良い状態にあり、このツアーがもたらすチャレンジに純粋に興奮しています。新しいフォーマットで、新しい顔ぶれ、新しい場所で、世界中で熱戦を繰り広げるのが楽しみでなりません。でも、慣れ親しんだ土地でスタートできるのはいいことだと思います。」

 

ディラン・モファットが地元をリード、アリシー・クーパーとサクソン・リーバーがトライアル優勝

ディラン・モファット(AUS)© WSL / Dunbar

 

チャレンジャーシリーズに参戦しているディラン・モファット(AUS)は、今週、ホームブレイクでチャレンジャーシリーズ・ポイントを獲得する最初の機会を得て、地元の観客のために旗を掲げることになった。

 

モファットは、2021年にノースナラビーンで開催されたチャンピオンシップ・ツアーにワイルドカードで出場し、地元のサポートがいかに重要であるかを知っている。

 

「地元にイベントが戻ってくるのは素晴らしいことです。」とモファットは言った。「世界中を旅するみんなが来て、この場所の魅力を知ることができるのは素晴らしいことです。このレベルで戦い、自分のベッドで眠ることができるのは、とても特権的なことで、私は超ラッキーだと思っています。

 

地元で有利だと言えたらいいのですが、サーフィンのレベルが高すぎて、気の遠くなるような感じです。いい波に恵まれた1週間になりそうだし、本当にエキサイティングなイベントになりそうです」。

 

先週末、ノースナラビーンでNSWトライアルが開催され、ノーザンビーチのローカル、アリシー・クーパー(AUS)とサクソン・リーバー(AUS)が優勝した。クーパーは、チャレンジャーシリーズのレベルで何度もサーフィンをしているベテランで、リーバーは、2023年に素晴らしいフォームを継続することを望んでいるため、このレベルで最初の機会を得ることになる。

 

日本を代表するCSサーファーたちがノース・ナラビーンに集結。

 

大原洋人  © WSL / Miers

 

男子ラウンド1では、第3ヒートで大原洋人が、ジャベ・スィエルコッキ、ビリー・ステアマンド、カイアス・キングと対戦。ヒート8では、田中 大貴が、シオン・クロフォード、ブロディ・セール、タジ・リンドブラッドと対戦する。

 

昨年のシドニーでは9位となった脇田紗良 © WSL / Dunbar

 

女子はラウンド1の H3 脇田紗良、H4 野中美波、H7 都築虹帆、松岡亜音、ラウンド2から H8に都筑有夢路がクレジットされている。

 

WSLツアーズ・アンド・コンペティション・チームは、明日5月17日(水)午前7時15分(AEST)日本時間6時15分に招集され、大会初日のONとOFFのどちらを選択するかを決定する。WorldSurfLeague.comで現地間午前7時からLIVE Dawn Patrol Showをご覧ください。

 

 

オフィシャルサイト:

GWM Sydney Surf Pro

Presented By Bonsoy