岩見天獅がQS5000でクオーターファイナル進出を決め、チャレンジャーシリーズへの望みをつないだ。

岩見天獅 photo from @kiyouzawadesign

ミアウェザー・ビーチ、ニューカッスル、NSW/AUS(2023年3月24日(金)WSLクオリファイ・シリーズ(QS)5000イベント「Burton Automotive & Speaking in Colour Pro 」は大会6日目。

 

 

本日は、かなりサイズダウンし波数も減り、厳しいコンディションのなかで、男子ラウンドオブ16からスタート。ミアウェザー・ビーチの1~2フィートのトリッキーな波でクオーターファイナル進出者が決定した。

 

安室丈 WSL / Darren Anderson

 

ヒート3では、大原洋人と安室丈が、リーフ・ヘイズルウッド、ジョエル・ヴォーンと対戦。ヒートはリーフとジョエルが積極的に波を掴みスコアを重ねてヒートをリード。

 

 

大原洋人

 

大原は彼のシグネチャームーブであるテールハイのエアリバースをメイクし、5.50をスコア。続けてバックハンドの2ターンコンボで4.30をスコアして2位に浮上する。安室は慎重に波を選ぶ作戦。ファイナルデイを前にアジアランク10位の安室は、この時点で6位までランキングを上げており、CSクオリファイのライン上にいるため、絶対に負けられないヒートだ。

 

安室丈

 

しかし、試合は僅差のクロスヒートの展開となり、後半に入り、目紛しく順位が入れ替わる。クローズセクションでエアリバースを決めた安室は4.97をスコア。3位に浮上。続けて安室はパワフルなカーヴィングターンのコンビネーションで4.87をスコアして2位にアップする。

 

 

しかし、ジョエルもエアリバで応戦し逆転2位へ。最後に6.50をスコアしたジョエルがトップとなり、リーフが2位。安室は3位、大原4位でフィニッシュ。安室は9位で1,575ポイント獲得。大原は13位で1,440ポイント獲得となった。

 

岩見天獅がQS5000でクオーターファイナル進出。

岩見天獅

 

ヒート4では岩見天獅がディラン・モファット、シェルドン・シムカス、ケトゥ・アグスと対戦。岩見はスタートからキレのあるカーヴィングスラッシュで5.17をスコア。続けて5.50をスコアし、ヒートトータル10.67でヒートをリード。

 

 

その後7.00 と6.03をスコアしたモファットに逆転されて2位となるも岩見は2位のポジションをキープ。終盤アグスがバックハンドで6.07、シムカスも5.77をスコアするも、バックアップを見つけられず。岩見が逃げ切り、見事クオーターファイナルへ勝ち上がった。

 

 

アジアランクで13位だった岩見は現在8位までランキングを上げており、次のクオーターを勝ち上がることで、大逆転でCSクオリファイのトップ5入りを果たすことになりそうだ。がんばれ!テンシ!

 

明日のファイナルデイ。岩見天獅はクオーターファイナルヒート3で強豪ジョエル・ヴォーンと対戦。本日行われなかった女子ラウンドオブ16では、ヒート1に都築虹帆、ヒート3に脇田紗良、池田美来、ヒート4に松岡亜音が登場。頑張れ!日本!

 

2023年のBurton Automotive and Speaking in Colour Pro WSL QS 5,000イベントは、2023年3月19日~26日に開催される予定です。詳細やイベントのライブ視聴は、www.WorldSurfLeague.com にアクセスするか、無料のWSLアプリをダウンロードしてください。