大原洋人、安室丈、岩見天獅、脇田紗良、都築虹帆、松岡亜音、池田美来がベスト16進出。ニューカッスル5日

トップ通過を果たした池田美来と脇田紗良

ミアウェザー・ビーチ、ニューカッスル、NSW/AUS(2023年3月24日(金)WSLクオリファイ・シリーズ(QS)5000イベント「Burton Automotive & Speaking in Colour Pro 」は大会5日目。

 

男女ともラウンドオブ16が決定し、出場選手が絞られてきた。ミアウェザー・ビーチでは、2~3フィートのオンショアの厳しいコンディションの中、選手たちは激しい戦いを繰り広げた。

 

 

本日は2022年にチャレンジャーシリーズの出場権を逃したサンシャインコーストの強豪、リーフ・ヒーゼルウッド(AUS)がイベント最高の2ウェーブトータル15.87(20点満点)をマーク。

 

リーフ・ヒーゼルウッド(AUS) WSL / Darren Anderson
ヒューイ・ヴォーン(AUS) WSL / Darren Anderson

 

セントラルコーストのヤングスター、ヒューイ・ヴォーン(AUS)は、2回連続でフルローテーションのバックサイド・エアリバースで14.90を記録。

 

またWSL アジア・ランキング・リーダーのケトゥ・アグス(INA)も、ファイナル・デーに向けてチャージし続け、素晴らしいヒート勝利で再びCSへのスポットを決定的なものにした。

 

アグスは、日本の大原洋人(JPN)と共にオーストラリアのマーロン・ハリソンとモーガン・シビリックを退け、ラウンドオブ16に進出した。

 

 

本日は女子ラウンドオブ32から再開。

 

H1でアジアランク5位の松永莉奈は、ブロンテ・マコーレー、ニキシー・ライアン、ホリー・ウィリアムズという強豪と対戦。ヒート終盤まで2位をキープした松永だったが、最後にウイリアムズに逆転され惜しくも3位で敗退。今大会を17位でフィニッシュとなった。

 

都築虹帆

H3ではアジアランキング2位の都築虹帆と9位の佐藤李が、ディミティ・ストイル、サフィ・ヴェットと対戦。ヒートはディミティがリードする展開。しかし都築は後半にバックハンドでチャージを見せ6.57をスコア。2位で食い下がる。

 

ヒート終盤には5.43をスコアしてトップに躍り出る都築だったが、ラストにディミティが7.67をスコアして逆転。都築は2位となりラウンドオブ16へ勝ち上がった。佐藤は全くリズムが合わずに4位で敗退となった。

 

脇田紗良

H5ではアジアランク3位の松岡亜音、6位の脇田紗良、12位の大村奈央がトゥルー・スターリングと対戦。ヒートは脇田がバックハンドでパワフルなリエントリーを見せリード。

 

松岡もフォアハンドでチャージして2位につけるが、後半には3位を強いられる展開。得意のバックハンドを爆発させて、逆転した松岡が2位。そのまま脇田が1位でラウンドアップ。大村は惜しくも4位敗退となった。

 

池田美来

 

H6では、アジアランク7位の池田美来、8位の松田詩野、13位の馬庭彩がロージー・スマートと対戦。日本人選手3名による僅差のクロスヒートとなり、松田と池田がトップを奪い合う展開に。

 

ヒート終盤に入り、松田がフォアハンドのシャープなターンを決めて4.33 をスコアしてトップに。後半追い上げてきたスマートが逆転トップで混戦状態に。

 

 

そして、残り5分で池田美来がワンマニューバーで5.23をスコアして2位のポジションに。松田は3位へ。残り2分で池田がバックハンドで3ターンコンボ、4.47をスコアしてトップに躍り出て、そのまま1位で勝ち上がった。惜しくも松田は3位、馬庭は4位で敗退となった。

 

池田美来 WSL / Darren Anderson

 

その後、一旦ブレイクを経て、続けて行われた男子ラウンドオブ32では、H2でバックハンドでキレのあるサーフィンを見せた金沢呂偉だったが惜しくも4位敗退。

 

H5ではリーフ・ヘイズルウッド(AUS)が15.87をスコアするなど、エクセレントが連発する凄まじいヒートの中で新井洋人が惜しくも4位で敗退。

 

岩見天獅

 

H6では岩見天獅が、ジョエル・ヴォーン、ジャービス・アール、ソリ・ベイリーといったオーストラリア強豪選手と対戦。ヒートはジョエルが7.67 をスコアして開始。

 

後半に岩見はバックハンドで5.07をスコアして反撃を開始。残り10分で再びバックハンドでチャージを見せて逆転2位に浮上。しかし直後に逆転されて3位に。

 

残り時間3分、ニード5.04でライトの波をつかんだ岩見はフォアハンドの鋭いコミットターン2発のコンビネーションで5.73をスコア。大逆転で2位となり、ジャービスにWJCの借りを返し、見事ベスト16進出を決めた。

 

安室丈 WSL / Darren Anderson

 

H7では安室丈は、シェルドン・シムカス、ドム・トーマス、クーパー・デイヴィスと対戦。ヒートはデイヴィスとシムカスが前半をリードする展開。

 

安室もバックハンドでパワフルなターンを成功させるも3位のまま終盤へ。そのまま終了かと思ったが最後にクーパー・デイヴィスがインターフェアを取られ、まさかの4位敗退。安室が繰り上がり2位で勝ち上がった。

 

 

H8では大原洋人が、アジア・ランキング・リーダーのケトゥ・アグス(INA)元CTサーファーのモーガン・シビリック、マーロン・ハリソンと対戦。ヒートはケトゥがスタートから8.17をスコア。トリッキーなコンディションで圧倒的なパフォーマンスを見せる。

 

5分を切って4位を強いられる大原だったが、最後にバックハンドのパワフルなリエントリーをクローズセクションでメイク。7.73をスコアして2位に浮上。底力を見せて見事ベスト16へ勝ち上がった。

 

 

ラウンドオブ32のH5終了時の女子ランキング

 

 

試合もいよいよ大詰め。男子は、大原洋人、安室丈、岩見天獅、女子は、脇田紗良、都築虹帆、松岡亜音、池田美来がベスト16進出。頑張れ!日本!

 

 

2023年のBurton Automotive and Speaking in Colour Pro WSL QS 5,000イベントは、2023年3月19日~26日に開催される予定です。詳細やイベントのライブ視聴は、www.WorldSurfLeague.com にアクセスするか、無料のWSLアプリをダウンロードしてください。