ニューサウスウェールズ州ニューカッスル、ミアウェザー・ビーチ(2023年3月21日(火)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)5000イベント「Burton Automotive & Speaking in Colour Pro 」がキックオフ。
このイベントは、オーストラリア・オセアニア・アジア地域の22/23シーズンの最終予選で今年のチャレンジャー・シリーズの地域代表が決定する。前回のアヴォカ同様に多くの日本人選手が出場している。
本日は、バンピーで風の影響を受けた2~3フィートの波の中で、男子のラウンドオブ112とラウンドオブ96の6ヒートまでが行われた。
本日は、QS1,000で優勝、QS3,000で同率5位と、QSレベルでは素晴らしい初シーズンを過ごしているサウスコーストの新鋭レニックス・スミス(AUS)がラウンドオブ112とラウンドオブ96の両ヒートを順調に勝ち進んだ。
18歳の彼は、より高いレベルの大会で経験を積みながら、2023年にはチャレンジャーシリーズではなく、リージョナルツアーのシード向上を目指している。
またインドネシアのブロンソン・メイディ(INA)とセントラルコーストのスーパーグロム、ヒューイ・ヴォーン(AUS)も、素晴らしいパフォーマンスを披露してラウンドオブ64へ勝ち進んだ。
矢作紋乃丞がエクセレントを含む大会最高得点をマーク。
日本の矢作紋乃丞(JPN)は、大会初日、今大会で最も高いヒートトータルを記録し、注目の選手の一人となった。矢作は、3つの巨大なフロントサイドのレイバック・スラッシュで8.00ポイントをマーク。ミアウェザーで素晴らしいライディングを披露した。
「あの波はとても良かったですね。」と矢作は言った。「テイクオフしてセクションが見えて、ヒットしたら、もう1本、さらにもう1本とパーフェクトでした。
セクションごとに良くなっていったので、よりハードにプッシュすることができました。あのヒートを成功させ、イベントに参加し続けることができたのは、とても良い気分です。これからもっと良い波が来るので、このまま大会に出られると思うとワクワクします。」
本日の日本人選手。ラウンド1のR128からは、H3の萩田泰智とH10岡村晃友が見事1位通過。ラウンド2のR96のH2では、矢作紋乃丞と同じヒートで野呂海利も登場。矢作がスタートからフォアハンドで、タイトなコミットターンを連続で決めてエクセレントの8.00をスコア。バックアップも5.57をスコアして見事1位でラウンドアップ。野呂は惜しくも3位で敗退となった。
R96のH3では、金沢呂偉がラウンド1を勝ち上がった萩田泰智と同じヒートに登場。ヒートはショーン・ガニングが、レフトブレイクで素晴らしいフォアハンドを披露。ヒート前半にスコアをまとめてヒートをリード。
萩田もバックハンドで2位につける。金沢は最後が決められずに後半4位を強いられる。しかし、ヒート終了間際に金沢はラストウェイブでチューブライドを見せ4.63をスコア。4位から一気に2位にジャンプアップし、大逆転でラウンドアップを決めた。
スペインのショーン・ガニング(ESP)は、ラウンドオブ96のヒート3で、シフトするピークの中でフォームを見つけ、2ウェーブ・トータル13.27という素晴らしいスコアを記録し、1位でラウンドアップ。また、元チャンピオンシップツアー選手のリカルド・クリスティ(NZL)とネイザン・ヘッジ(AUS)もラウンドオブ96に進出した。
明日は、現地時間の6時45分にコール、男子のラウンド2となるR96から再開されれば、H8大音凛太、H9須田喬士郎、相澤日向、H10岩見天獅、岡村晃友、H13山中海輝。
R64からは、H2矢作紋乃丞、H4金沢呂偉、H5西優司、H6西慶司郎、H11新井洋人、H15大原洋人、田中大貴、H16安室丈。
女子R64は、H3松永莉奈、H4斎藤麗、H6都築虹帆、H8佐藤李、H9都筑有夢路、H10松岡亜音、池田美来、H11脇田紗良、馬庭彩、H12大村奈央、松田詩野。頑張れ!日本!
2023年のBurton Automotive and Speaking in Colour Pro WSL QS 5,000イベントは、2023年3月19日~26日に開催される予定です。詳細やイベントのライブ視聴は、www.WorldSurfLeague.com にアクセスするか、無料のWSLアプリをダウンロードしてください。
- Burton Automotive Pro & Speaking in Colour Pro
オーストラリア – QS5000 オーストラリアとの共同開催
2023年3月20日 – 26日