カリッサが敗退し、モリー・ピックラムが単独首位に。女子ベスト8決定。MEOリップカール・プロ・ポルトガル

単独首位のピックラムとカリッサを下したヨランダ。© WSL / Diz

プライア・デ・スーパーチューボス、ペニシェ、ポルトガル(2023年3月13日月曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第3戦、MEOリップカール・プロ・ポルトガル Presented by Coronaは、6-8フィートのコンディションで再開され、女子ラウンドオブ16と男子ラウンドオブ32の残り2ヒートを終了した。

 


大会は、潮の良い朝のコンディションを生かし、早い時間帯からスタート。女子終了後、オンホールドとなり、その後に昨日終了しなかったメンズラウンドオブ32の最後の2ヒートのみを行った。

 

 

ワイルドカードのホプキンスがムーアを破り、ピックラムがランキング首位を確保。

 

大金星のヨランダ・ホプキンス© WSL / Poullenot

 

今日最大の番狂わせは、5Xワールド・チャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)が、ポルトガルのワイルドカード、ヨランダ・ホプキンスによってクオーターファイナルに進めず、イエロージャージを失うことだった。

 

ヨランダ・ホプキンス© WSL / Poullenot

 

現在ヨーロッパQSランクで首位のホプキンスは、スタートからムーアにプレッシャーをかけ、2つのコミットターンで5.67(10点満点)をマークしてオープニングを飾った。

 

カリッサ・ムーア© WSL / Diz

ムーアはヒート途中でボードを交換し、流れを変えようとしたが、リズムがつかめなかった。ホプキンスは、厚いリップへのマッシブなバーティカル・ヒットを決め、ジャッジから6.10を獲得してヒートを終了した。

 

 

やるからには思い切りやれ!

ヨランダ・ホプキンス© WSL / Diz

「カリッサをいつも尊敬していたので、とても興奮しています。彼女はロールモデル的なサーファーなんです」とホプキンスは言った。

 

「このようなハードなコンディションで自分のサーフィンを見せることができるのは素晴らしいことで、多くの女の子たちが苦労しているのを見ました。私は、ジャッジが喜ぶような大きなターンをするために、クローズアウトセクションを探していました。やるからには思い切りやれ!って感じでした」

 

モリー・ピックラム© WSL / Diz

 

イザベラ・ニコルズ(AUS)を抑えてクオーターファイナル進出を決めたモリー・ピックラム(AUS)は、ムーアが敗退したことで、ランキング首位を独走することになった。

 

彼女はヒートでクイックなバレルライドで幕を開け、スコアを伸ばし続け、バックハンドで良いセクションを見つけ、リップにストレートアップし、インサイドまでカービングして6.50を記録した。

 

一方、敗退したニコルズは、スタート時にボードが折れてスペアボードにチェンジ。リーシュも切れる不運に見舞われ、目に見えてフラストレーションのたまるヒートとなり、完全にゲームから外れてしまった。

 

「できるだけ多くの波をキャッチして、そのうちのひとつが成功すればいいと思っていました。正直なところ、アウトサイドはハードだった。ポルトガルは不思議な感じで、スタートで勢いがついたという感じはないですね。でも、今は調子がいいし、状況も変わってきているので、ここで本当にファイナルに行きたいと思っています。」

 

ケイトリン・シマーズ(USA)© WSL / Poullenot
ケイトリン・シマーズ(USA)© WSL / Poullenot

 

17歳のルーキー、ケイトリン・シマーズ(USA)は、元世界ランキング2位のキャロライン・マークス(USA)を相手に華麗なパフォーマンスを披露し、2年連続のクオーターファイナル進出を決めた。

 

 

ソフィ・マカロック(AUS)© WSL / Poullenot

 

また怪我のためシーズン最初の2戦を欠場していた、もう一人のルーキー、オーストラリアのソフィー・マカロックは、ファイナル5に出場したブリサ・ヘネシー(CRC)から勝利をもぎ取り、初のクオーターファイナル進出を果たした。

 

ガブリエル・メディーナ© WSL / Diz
ガブリエル・メディーナ© WSL / Poullenot

 

長いホールドの後に行われた、残る2つの男子ラウンドオブ32のヒートでは、ガブリエル・メディーナ(BRA)が、スーパーチューボスとシンクロし、シフティーなラインナップの中で忙しく動き回った。3Xワールド・チャンピオンのメディーナは、セス・モニーツ(HAW)のプライオリティーの下で波を見つけ、パーフェクトなセクションでエアーをメイク、スコアを伸ばし勝利した。

 

グリフィン・コラピント© WSL / Diz
グリフィン・コラピント© WSL / Poullenot

 

ディフェンディング・チャンピオンのグリフィン・コラピント(USA)とジャクソン・ベイカー(AUS)のヒートでは、コラピントが、フルローテーションエアーをブーストして7.83をスコア。さらにシングルマニューバーで6.60をマークし、勝利をつかんだ。

 

 

ネクストコールは、現地時間3月14日(火)午前6時50分、日本時間の 2023年3月14日15時50分です。

 

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル女子クオーターファイナル
ヒート1:モリー・ピックラム(AUS) vs. タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)
HEAT 2:サリー・フィッツギボンズ(AUS) vs. コートニー・コンローグ(USA)
HEAT 3:ヨランダ・ホプキンス(POR) vs. メイシー・キャラハン(AUS)
HEAT 4:ケイトリン・シマーズ(USA) vs ソフィ・マカロック(AUS)

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル女子ラウンドオブ16の結果。
HEAT 1:モリー・ピックラム(AUS)12.17 DEF. イザベラ・ニコルズ(AUS)6.50
HEAT 2:タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)11.07 DEF. テレサ・ボンバロ(POR)9.60
HEAT 3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)8.33 DEF. ステファニー・ギルモア(AUS)7.86
HEAT 4:コートニー・コンローグ(USA)12.84 DEF. ガブリエラ・ブライアン(HAW)10.34
HEAT 5:ヨランダ・ホプキンス(POR)11.77 DEF. カリッサ・ムーア(HAW)10.23
HEAT 6:メイシー・キャラハン(AUS)10.66 DEF. ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)9.33
HEAT 7:ケイトリン・シマーズ(USA)15.16 DEF. キャロライン・マークス(USA)13.66
HEAT 8:ソフィー・マカロック(AUS)10.50 DEF. ブリサ・ヘネシー(CRC)9.44

 

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・メンズ・ラウンドオブ16のマッチアップ。
HEAT 1:カイオ・イベリ(BRA) vs. コナー・オレアリー(AUS)
HEAT 2:イーサン・ユーイング(AUS) vs. ジョアン・チアンカ(BRA)
HEAT 3 ジョアン・ドゥル(FRA) vs. カラム・ロブソン(AUS)
HEAT 4:イアン・ジェンティル(HAW) vs. サミュエル・プポ(BRA)
HEAT 5:ジャック・ロビンソン(AUS) vs. ライアン・カリナン(AUS)
HEAT 6:バロンマミヤ(HAW) vs 和井田理央(INA)
HEAT 7:イタロ・フェレイラ(BRA) vs. ヤゴ・ドラ(BRA)
HEAT 8:ガブリエル・メディーナ(BRA) vs. グリフィン・コラピント(USA)

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・メンズ・ラウンドオブ32の残り結果。
HEAT 15:ガブリエル・メディーナ(BRA)12.76 DEF. セス・モニーツ(HAW)9.50
HEAT 16:グリフィン・コラピント(USA)14.43 DEF. ジャクソン・ベイカー(AUS)13.17

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル
 

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。