CTルーキーの和井田理央が大会最高得点。コナー・オレアリーも1位通過。五十嵐カノアは敗者復活ラウンドへ

和井田理央© WSL / Poullenot

プライア・デ・スーパーチューボス、ペニシェ、ポルトガル(2023年3月11日土曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第3戦、MEOリップカールプロ・ポルトガル Presented by Coronaがついにスタート。

ビーチを埋め尽くしたギャラリー© WSL / Diz

 

本日はメンズ・オープニングラウンドが現地時間の午前7時32分からスタート。波は適度なサイドオンショアの風が吹く、6フィート台のコンディション。ポルトガルでイベントがスタートするための波を提供した。

 

 

ヒート3でコナー・オレアリー(AUS)が、元世界チャンピオンのイタロ・フェレイラ(BRA)、イズキール・ラウ(HAW)と対戦。ヒートはイタロが派手なエアマニューバーで 4.33をスコアして開始。

 

コナー・オレアリー© WSL / Poullenot

 

それに対しコナーは、ストレートアップのバーティカルなバックハンドサーフィンをパワフルに披露。6.17というグッドスコアで幸先のいいスタートを切る。

 

そしてコナーは、計画通りにセカンドウェイブでも掘れ上がるライトブレイクをキャッチし、再び縦に上がるバックハンドで4.40をスコアして、トップに躍り出る。セオリー通りのバックハンドでバックアップを4.63に塗り替えたコナーは、見事トップで「ブラケットステージ」のラウンドオブ32へ勝ち上がった。

 

 

コナー・オレアリー© WSL / Diz

 

前回のサンセットの最下位が響き、現在ランキング31位のコナー・オレアリー(AUS)。この調子で今回のポルトガルで結果を残し、ミッドシーズン・カットのマーガレットリバー前に順位を上げておきたいところだ。

 

五十嵐子カノア © WSL / Diz

 

ヒート8では、五十嵐カノア(JPN)が、ヤゴ・ドラ(BRA)、ジャクソン・ベイカー(AUS)と対戦。スタートから果敢に攻めるカノアだが、波とのリズが合わずにスコアが伸ばせない。

 

ジャクソン・ベイカー© WSL / Diz

 

一方でじっくりと波を待ったベイカーは、コナーの見せたファンダメンタル・サーフィンでフォアアンドのビッグターン2発を決め、4.17をスコア。さらに6.00をスコアしてヒートをリードする。ドラは、バックハンドに加え、レフトの波でスコアを揃えて2位。

 

カノアはワイプアウトが目立ちスコアを伸ばせないまま、3位で後半戦へ。ようやくスコアリングウェイブを見つけたカノアは、エンドセクションで横回転のエアリバースを決めて4.20 をスコア。バックアップも 3.50まで上げるが、そこまで。カノアは自分らしいサーフィンを爆発出来ぬまま、3位で敗者復活ラウンドへ回った。

 

 

カノアはエリミネーション・ラウンドのヒート2で、ケリー・スレーターとフレデリコ・モライスと対戦する。

 

スタートから大技をしかけて成功させる和井田理央© WSL / Poullenot

 

男子オープニング・ラウンドの最終ヒートとなったヒート12では、ルーキーの和井田理央(INA)が、3X世界チャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)、ジョーディ・スミス(RSA)という強豪と対戦。

 

高さのあるストレートエアをメイクした和井田理央© WSL / Poullenot

 

現在ランキング16位の和井田は、スタートからフロントサイドのフルローテーションで 7.33をスコア。さらに高さのあるビッグエアのワンマニューバーで7.83をスコア。オープニング・ラウンドの最高得点をたたき出し、見事1位で勝ち上がった。

 

ギャラリーの声援に応える和井田理央© WSL / Poullenot

 

MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル
 

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。