45歳のジョエル・チューダーが3度目のWSL世界ロングボードの王冠を獲得。最年長の世界チャンピオンとなる

カリフォルニア州マリブ/アメリカ(2021年10月12日火曜日) 初めてロングボード・ワールド・タイトルを獲得してから20年以上が経ち、カリフォルニアのジョエル・チューダーが2021年のロングボード・ワールド・チャンピオンとなった。

 

チューダーは、今シーズンの最終イベントである「Jeep® Malibu Classic presented by Havaianas」でも、イギリスのベン・スキナーとのエキサイティングなファイナルを制し優勝した。

 

ジョエル・チューダー WSL / Thomas Lodin

 

チューダーにとって3度目となる世界タイトルは、2020年のヌーサ・ロングボード・オープンで見事な勝利を収めた後に獲得したものだ。2020年の残りのシーズンが新型コロナの影響でキャンセルされた後、ヌーサでの結果とその後のポイントは2021年のキャンペーンに持ち越された。

 

 

 

 

これはドナルド・タカヤマのものだ。

 

 

現在45歳のチューダーは、最年長のサーフィン世界チャンピオンとなった。

 

「これはドナルド・タカヤマのものだ」と3度目のタイトルを獲得したチューダーが言った。「パドルアウトする直前にカイ(サラス)に言ったんだ。彼がいなかったら、今の僕はなかっただろうってね」。

 

ジョエル・チューダーは、ナット・ヤングや故ドナルド・タカヤマらを師事し、ロングボードの世界ではストイックで、ときに二極化するチャンピオンとして活躍してきた。WSL(当時はASP)のイベントで初めて優勝したのは、わずか15歳。1998年には初の世界タイトルを獲得し、2004年には2度目のタイトルを獲得した。

 

 

一番の誇りに思うことは、ついにケリーに勝ったことだよ。

 

 

約20年前に彼はコンテストにおいて、ロングボードで行うショートボードの技を評価することに重点が置かれすぎていると感じ、フルタイムでのコンテスト出場を辞めた。ショートボードは進化するものだが、ロングボードは伝統を重んじるものだとチューダーは考えていたのだ。

 

 

ジョエル・チューダー

 

WSLロングボード・ツアー・コミッショナーのデボン・ハワードは、「彼は自分のやり方でイベント(ダクトテープ)を開催し、大成功を収めた。そして、それがロングボードの競技性を高める素晴らしい方法であることを世界に示したんだだ」と言った。

 

 

 

 

チューダーはイベントのディレクターとして、自分のイベントに参加することはなかったが、それでも少なくとも半分は勝てたはずだと誰もが思っていた。そして、しばらくコンテストから離れてはいたが、彼が3度目のロングボード世界タイトルを獲得するための競争心を失ったと思う人は、ほとんどいなかった。

 

 

45歳にして歴史的な3度目の世界チャンピオンとなったチューダーは、「一番の誇りに思うことは、ついにケリーに勝ったことだよ。だから、それを覚えておいて。」と、もう一人の複数回の世界チャンピオンについてジョークを言った。

 

 

「子供たちに見てもらうのは最高ですね。前回ここで試合をしたときは、ユダもトッシュもまだ生まれていませんでした。父親になると、特に子供が生まれる前の自分の業績についてあまり語らないものです。だから、彼らにその姿を見せられたのは嬉しいし、ついにケリー(スレーター)に勝ったと言えるようになったんだ」と言った。

 

 

男子:Jeep® Malibu Classic presented by Havaianas

女子:Jeep® Malibu Classic presented by Havaianas