都筑有夢路がUSオープンでクオーターファイナル進出。野中美波は9位、脇田泰地は17位でフィニッシュ。

ハンテントンビーチ、カリフォルニア/USA(2022年8月3日水曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第4戦「VANS USオープン・オブ・サーフィン」は大会5日目。

 

4~6フィート、時折大きなセットが入るクリーンなコンディションで男子ラウンドオブ24、ヒート5からキックオフ。

 

男子ラウンドオブ16、女子ラウンドオブ16がH4まで行われ、男女共一対一のマッチアップが繰り広げられる重要な一日となった。

 

 

 

 

本日は午後になってもオンショアは強くならずクリーンな状況が続き、ラウンド3、ラウンド4のあとに女子のラウンド3が行われヒート1では都筑有夢路と野中美波の日本人対決となった。

 

ヒートは、野中がスタートからバックハンドでチャージを見せて3.67をスコアして開始。都筑はライトブレイクでフォアハンドのパワフルなターンを決めて応戦。

 

 

都筑有夢路

 

都筑は続けてピアに向かってブレイクする特有のレフトをキャッチ。深いボトムターンから3ターンコンボ。リフォームするインサイド・セクションでもセオリー通りに当て込みフィニッシュ。4.70をスコアしてリードを広げていく。

 

ヒート後半に入り優先権を持ってレフトの波を掴んだ野中は、バックハンドでボトムターンからストレートアップ。得意の垂直に板を当て込むリエントリーをメイク。インサイドではエア気味のロールインでフィニッシュし5.50 をスコア。

 

 

野中美波

 

それに続けて都筑はライトブレイクをキャッチ。ドライブの効いたボトムターンから掘れ上がるクローズセクションでビッグリエントリーをメイク。6.77をスコアしリードを広げて見事クオーターファイナルへ勝ち上がった。

 

 

 

「USオープンは昔から憧れていた舞台で、優勝したいと思ってきた試合なので、この調子で頑張ります。美波選手(野中)と戦えたことは本当に嬉しいし、楽しい気持ちでヒートに挑めた」と都筑がコメント。クオーターファイナルではCSランク5位のメイシー・キャラハンと対戦する。がんばれ!アムちゃん!

 

 

キレのあるバックハンドで勝ち上がってきた野中美波だったが、親友の都筑有夢路との試合に惜しくも破れた。サーフィン自体の調子は上がっており、今大会の9位という結果を次に繋げて、更なる上位を目指せ。

 

 

 

 

男子ラウンド3は3人ヒートの2アップで、脇田泰地はH7でブラジルのジョアン・キアンカとエドガルド・グロッジアと対戦。

 

ヒートはパワーハウスのグロッジアがバックハンドで力強いターンで5.67をスコアして開始。脇田はフロント・ハンドのストレートアップで5.17をスコア。2.83でバックアップしてヒートをリードする。

 

キアンカは全く波とのリズムが合わずに苦戦。グロッジアはフォアハンドの2ターンコンボで5.83をスコア。逆転に成功して2位の脇田との差を広げていく。

 

後半に入り脇田もスタイリッシュなフォアハンドの2ターンで3.50をスコアし2位のポジションをキープ。しかしキアンカもニード3.75と少しづつ追い上げてくる。

 

残り時間8分を切ってキアンカがセットでビッグリエントリーをメイク。5.27をスコアして逆転。残り時間5分を切り脇田はニード5.04と追い込まれる。

 

起死回生をかけて掴んだラストウェイブで渾身のターンを見せるもスコアは4.17と僅かに届かず。今回脇田は17位でフィニッシュ。ここで日本男子は全員敗退となった。

 

 

現在CSランキングで日本人最高位となる31位にいる脇田のツアー後半戦の追い上げに期待したい。

 

 

彼らの活躍を期待して、日本からエールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/cs/23/vans-us-open-of-surfing/

https://www.vansusopenofsurfing.com/