和井田理央、小林桂がトップ通過、稲葉玲王、脇田泰地もR2進出。CS第3戦「バリート・プロ」開幕。

和井田理央 © WSL/Tostee

バリート、クワズール・ナタール、南アフリカ(2022年7月4日月曜日)-2022年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第3戦となるバリート・プロ presented by オニールは今日スタートし、バリトのウィラード・ビーチで2~3フィートの波で男子オープニングラウンド96の16ヒートまでが終了した。

 

チャンピオンシップ・ツアーに参戦していた選手やクオリファイング・シリーズの有名選手が初日の上位を占め、経験が生かされた形となった。

 

 

 

 

ハワイアンのイズキール・ラウ(HAW)、キアヌ・アシン(HAW)、イマイカラニ・デヴォルト(HAW)、ブラジルのデビッド・シルバ(BRA)、アレホ・ムニーツ(BRA)などが、早朝のヒートでトップ・パフォーマーになった。

 

一方で、南アフリカのスーパースター、ジョーディ・スミス(RSA)がバリートでの最初のヒートで敗退する波乱の幕開けとなっている

 

 

日本男子は稲葉玲王、上山キアヌ久里朱、脇田泰地の3名に、怪我で欠場していた村上舜が出場。復帰第一戦となった。

 

ラウンド1となるラウンドオブ96のH1に上山キアヌ久里朱と脇田泰地、H2に稲葉玲王、H9に村上舜、H10に前回マンリーの優勝者である和井田理央、H11に小林桂が登場。

 

 

脇田泰地 Photo by Alan van Gysen/World Surf League

 

H1の上山キアヌ久里朱と脇田泰地は、ハワイアンのイズキール・ラウと対戦。波数の少ないスモールコンディションの中、ヒートは4.23を持った脇田が2位につけて後半戦へ。その後に脇田は得意のフォアハンドのレイバック・スラッシュで5.83をスコア。 残り5分でトップに踊り出る。

 

しかし終了間際にジークがバックハンドで6.23 をスコア。バックアップを5.00としてトップへ。脇田もバックハンドで4.47をスコアして2位をキープしてラウンドアップ。優先権を持って波を待ち続けた上山は波とのリズムが合わずに4位敗退となった。

 

 

稲葉玲王  © WSL/Tostee

 

H2の稲葉玲王は、南アのスレード・プレストウッチ、ポルトガルのサーフィン中に大怪我を負い、親友の稲葉に命を救ってもらったハワイのジョシュア・モニーツ、そしてフランスのカウリ・ヴァーストと対戦。

 

ヒート中盤にカウリが稲葉に対して前乗りをしてインターフェア。稲葉は2位をキープ。ヒート後半に逆転された稲葉だったが、3つのフォアハンドターンで4.90をスコアして再び2位をキープして、ラウンドアップを決めた。

 

 

村上舜 © WSL/Tostee

 

 

H9の村上舜は、CTサーファーのジョアン・チアンカ、サンティアゴ・ムニーツ、ジョーディ・マリーと対戦。ヒートはムニーツが先制攻撃を仕掛けてヒートをリード。チアンカもベスト2を揃えて2位をキープ。

 

村上舜は怪我からの復帰戦で試合の感覚も戻っていないのか、スモールコンディションにリズムを掴めずに惜しくも4位で敗退となった。

 

 

小林桂  © WSL/Tostee

H10には前回マンリーの優勝者である和井田理央、H11に小林桂が登場。アメリカで多くのトレーニングをこなしてきた小林は得意のエアリバースをメイク。ヒート前半に6.53をスコア、バックアップ6.17として1位で勝ち上がった。

 

和井田理央 © WSL/Tostee

 

現在チャレンジャーシリーズ・ランキング2位で、直近のGWMシドニー・サーフ・プロで優勝した和井田理央(IDN)は、スタック・ヒートを勝ち上がり、元ワールド・ジュニア・チャンピオンのマテウス・ハーディ(BRA)と共にラウンドアップを決めた。

 

「かなりハードなコンディションでしたが、ヒート中にチャンスがあり、多くの波をキャッチしてスコアを伸ばすことができました。」と和井田が言った。

 

「チャレンジャーシリーズのランキング2位で、このイベントに参加できたことは、本当に素晴らしいことです。マンリーでの優勝は本当に素晴らしく、このイベントに向けてより自信を持つことができました。自分を信じて、いつも通りのサーフィンをするつもりです。目標はクオリファイなので、良い結果を出すことに集中しています。」と言った。

 

女子ものラウンド1が本日開幕となれば、H3に野中美波、H8 松永莉奈 、H12 脇田紗良、H15 都筑有夢路、黒川日菜子、H16 前田マヒナがクレジット。

 

今回もCT入りを目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!

 

 

Ballito Pro

Presented By O’Neill
Ballito, KwaZulu-Natal, South Africa

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/cs/22/ballito-pro/

 

2022 WSLチャレンジャー・シリーズ・スケジュール

  • ブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロ presented by Rip Curl: 5月7日~15日終了
  • シドニー・サーフ・プロ presented by Rip Curl: 5月17日~5月24日終了
  •  バリートプロ presented by O’Neill: 7月3日~10日
  • VANS USオープン・オブ・サーフィン 7月30日~8月7日
  • EDPヴィスラ・プロ・エリセイラ 10月1日~9日
  • クイックシルバー/ロキシー・プロ・フランス 10月12日~23日
  • コロナ・サクアレマ・プロ presented by バンコ・ド・ブラジル 11月1日~11月8日
  • ハレイワ・チャレンジャー 11月26日~12月7日