ラグンドリ・ベイ、ニアス/インドネシア(2022年6月24日金曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)5000イベントとジュニア・クオリファイ・シリーズ(JQS)のニアス・プロは3日目を終了。
今朝、サーファー達は2-3フィートの良質な波に乗り、コンディションは徐々に改善され、新しいうねりが入り、4フィートのパーフェクトな波が一日の終わりには現れた。
イベント主催者は、新しいスウェルの到着を待って、メンズQS5,000ラウンドオブ96を出来るだけ遅らせることを選択し、男女のJQSクオーターファイナルが最初に行われた。
朝の波は小さかったが、スコアのポテンシャルは残っており、日本の松岡亜音はクオーターファイナルで9ポイントの素晴らしいライディングを披露し、セミファイナルへ勝ち上がった。
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今回もクルイに続き活躍が続いている日本女子。エリー・ハリソン(オーストラリア)、リリアナ・ボウリー(オーストラリア)、そしてインドネシアのカイラニ・ジョンソンと共に8人のセミファイナル進出者のうち5人が日本人で、女子ジュニア部門を席巻している。
明日から日曜日までスウェルのピークが続くと予想され、これからニアスの本来の姿を見ることになるだろう。
男子QSのトップシードが明日から登場し、ビッグスコアを出すはずだ。また、このイベントにワイルドカードで出場するローカルレジェンドのジャスティン・ブウロロ(インドネシア)は、この波を知り尽くしており、もしバレルがそのパワーとパーフェクトさを発揮すれば、彼は間違いなく注目のサーファーとなる。彼はラウンドオブ64のヒート9でサーフィンをする予定だ。
プロジュニア女子QFのH1には川瀬心那が登場。インドネシアのカイラニ・ジョンソンが高得点を出す中、川瀬はバックハンドでミドルレンジのスコアを2本揃えて逆転1位でラウンドアップ。H2の馬庭彩は、ヒート前半に6.25 をスコア。ラストウェイブで5.50とバックアップを上げて1位でセミファイナルへ勝ち上がった。
H3では、都築虹帆と中塩佳那、池田美来の3名が対決。ヒート前半に勝負をかけてきた都築がヒートをリード。優先権を持ったままノーライドだった中塩が後半に入りロングウォールの波をキャッチ。スムーズでパワフルなサーフィンスタイルで6.25をスコア。バックアップも5.25を揃えてトップに躍り出る。
残り5分で3位となった都築だったが、ラストウェイブで素晴らしいコンビネーションを披露。7.75をスコア。大逆転で1位で、2位の中塩とセミファイナルへ。池田美来は波の選択に苦しみ4位で敗退となった。
「あと2分しかなかったんですけど、ここで逆転出来たら自分アツいなぁと思って、緊張と同時にすごく興奮していました。
H4では松岡亜音、佐藤李が登場。じっくりと波を待って、ファーストウェイブから 6.00をスコアして、素晴らしいスタートを切った松岡は、残り7分で再び長い壁になる波を掴み、圧倒的なコンビネーションを・サーフィンを披露。エクセレントの9.00をスコア。下位をコンビネーションに追い込んで圧勝。佐藤は波とのリズムが全く合わずに4位敗退となった。
女子の後にはプロジュニア男子QFがスタート、H1渡部太郎、平原颯馬、H2岩見天獅、H3矢作紋乃丞、H4金沢呂偉、藤本世音が登場。この頃になると更に波数が減少。如何にセットの波を掴むか、そのセットの中でも良い波を捕まるかが勝敗のカギとなった。
バックアップを伸ばせない選手が続出。カリフォルニアの渡部太郎は7.25をスコアして、インドネシアの和井田龍貴に注いで2位でセミファイナルへラウンドアップ。平原颯馬、H2の岩見天獅、H3の矢作紋乃丞、H4の金沢呂偉、藤本世音は惜しくもここで敗退となった。
男子QSラウンド2でビッグスコアが続出
男子QSラウンド2のH1で都筑百斗は、じっくりと波を待ち、バーティカルなバックハンドサーフィンで5.33と4.80をスコアしてヒートをリード。ヒート終盤にインドネシアのブロンソン・メイディに逆転されるも2位でラウンドアップ。
H4の新井洋人は、スコアが伸ばせずに前半苦戦。ブラジルのアップカマー、レオ・カザールがトップを独走する中、同じヒートの守城海が一歩リードして迎えたヒート終盤。新井洋人は、優先権を持って掴んだビッグセットでソリッドなターンをメイク。6.50をスコアして逆転2位でラウンドアップ。
H5では前回のクルイでヒート中にオニダルマオコゼに刺されるアクシデントに見舞われた大橋海人が復活してヒートに登場。スタートからカイトらしいバックハンドサーフィンを披露してくれた。同じヒートには、3XJPSAグラチャンの加藤嵐が登場。
加藤は5.07に続き、ヒート後半にビッグセットをキャッチ。目の覚めるような大きなスプレーをあげる素晴らしいオフザリップを2発決めて7.00をスコア。トップに躍り出る。しかし、終盤にインドネシアの選手が逆転。2位となる加藤。
そして終了間際にインサイドにいたマーロン・ハリソンがまさかのロングチューブを決め、8.33をスコアして大逆転でトップに。加藤は3位に押し出され、悔しい敗退。大橋も5.33と4.57をスコアするもここで敗退となった。
H6にクルイからサーフィンは絶好調の西優司が登場。今回のニアスもスタートから素晴らしいサーフィンで5.33と4.90をスコア。2位で勝ち上がった。
須田喬士郎が9ポイントをマーク
午後には激しい雨が降ったが、週末にかけて素晴らしいスウェルとなることが予想される波が入り始め、スウェル・コンディションは明らかに改善された。
H9では、須田喬士郎、藤本世音、オーストラリアの相澤日向が対戦。彼らのヒートから波は明らかに大きなセットが入るようになってきた。
そんな中で須田はスタートからバックハンドでロングバレルをメイク。エクセレントの9.00という高得点をマークしてヒートを開始。藤本もバレルをメイク。相澤もキレのあるバックハンドで7.67をスコア。須田は5.17をバックアップとしてトップでラウンドアップ。相澤が2位で勝ち上がった。
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H10では大音凜太、岩見天獅が登場。岩見がスタートかコンパクトなバレルを見つけ、そこからリエントリー、ラッピング・カットバックへとつなぎ、7.33 をスコアしヒートをリード。クルイで素晴らしいパフォーマンスを披露した大音も、ソリッドなビッグターンを2発決めて6.43をスコアしてヒートを開始する。
岩見はヒート終盤、再びバレルになる波を見つけて6.70をスコア。最後にブラジルの選手に逆転されるも2位でラウンドアップ。大音は逆転を狙って最後の波に望みをかけ、大技を仕掛けたがワイプアウト。惜しくもここで敗退となった。
H11の矢作紋乃丞も、ヒート開始直後からロングバレルをメイク。8.27というエクセレントをマークしてヒートを開始。 バックアップに5.50をスコアして余裕の1位通過を果たした。
H12の黒川 楓海都、平原颯馬のヒートは、スタートから10分間誰も波に乗らなかったためにリスタート。平原は、スタートから6.17をスコア。ヒートをスタートからリード。南アフリカの選手に逆転されるも、最後にバックアップを5.47まで上げて2位でラウンドアップ。黒川は惜しくもここで敗退となった。
本日の最終ヒートとなったH14では太田 拓杜、萩田泰智が登場。3位に追い込まれた太田は残り10分を切って、バーティカルな物凄いターンを2発メイク。6.33をスコアして一気にトップへ躍り出る。
さらにラストウェイブでは、切り立ったクリティカル・セクションで鳥肌の立つような物凄いリエントリーを2発もメイク。7.40 という高得点をマークして1位で勝ち上がった。前半ヒートをリードしていた萩田は、後半スコアを伸ばせず惜しくも3位で敗退となった。
H1三浦涼、H2山中海輝、H3松原渚生、H6川俣 海徳、H7野呂海利、小濃 来波、H13古川海夕は惜しくも敗退となった。
明日ヒートが再開されればH15田中 透生、石川拳大、H16インドネシアの石井天使が登場する。
2022年ニアス・プロは、6月22日から28日までラグンドリ・ベイで開催されます。ぜひ、www.worldsurfleague.com または無料のWSLアプリでライブ視聴してください。
詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。