野中美波、佐藤李、松岡亜音も女子QS5000のベスト16進出。男女プロジュニアのベスト16決定。ニアス大会2日

松岡亜音

ラグンドリ・ベイ、ニアス / インドネシア(2022年6月23日木曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)のクオリファイ・シリーズ(QS)5000イベントとジュニア・クオリファイ・シリーズ(JQS)の「2022 Nias Pro」は大会2日目。

 

本日は昨日よりもサイズダウン。2~4フィートのレンジの波で、女子QSラウンドオブ32のファイナル4ヒートと男女JQSディビジョンのオープニング・ラウンドが終了した。

 

オーストラリアのオスカー・ベリーは、際立ったパフォーマンスでハイスコアをマーク   WSL / Tim Hain

 

1970年代後半に発見されて以来、このニアスのブレイクは6フィート以上のスウェルレンジの優れたバレルで常に有名だったが、2000年代前半の地震によるリーフの変化で、この波はスモールからミディアム・サイズのスウェルでより良くなり、ビッグスウェルではパーフェクションを維持するようになった。


この週末、ニアスでは、明日の午後から大きなうねりが入り、土曜、日曜にかけて最高となることが予想される。

 

 

 


本日は、QS5000イベント「ニアス・プロ」女子ラウンド2H-5から再開。
H5には野中美波、佐藤李が同じヒートで対戦した。

 

ヒートは佐藤李がスタートから5.50と6.67を続けてスコア。素晴らしいスタートを切る。野中美波もチャージを見せて2位につける。

 

しかし、後半に入り3位を強いられた野中は、残り5分でビッグセットを掴んで6.63 をスコアして2位にアップ。1位の佐藤とワンツーで勝ち上がった。

 

野中美波  WSL / Tim Hain
佐藤李 WSL / Tim Hain
佐藤李

松岡亜音
松岡亜音 WSL / Tim Hain

 

H6の松岡亜音は、ヒート開始早々に鋭いバックハンドで4.87をスコア。他の選手がベスト2を揃えるなか松岡は優先権を持ってバックアップを探す。

 

ソリッドなバックハンドターンで4.07をスコアして2位に浮上。しかし後半に入り再び3位を強いられるも、残り5分で6.50をスコアして大逆転、1位でラウンドアップを決めた。

 

H8の池田美来は惜しくも4位で敗退となった。

 

 

女子QSは、これでベスト16が決定。
H2に都築虹帆、H3に佐藤李、松岡亜音、H4に野中美波がクレジット。

 

 

渡部太郎  WSL / Tim Hain

 

女子QS後には、男女プロジュニアのラウンド1がスタート。男子ジュニアのラウンド1にはアメリカの渡部太郎が出場。7.00と5.90をスコアして1位でラウンド2へ。

 

 

エラ・マカフレイ(USA) WSL / Tim Hain

 

女子ジュニアではラウンド1H3に佐藤李が登場、クルイのQSで2位のエラ・マカフレイがエクセレント・レンジのスコアでヒートをリードする中、佐藤も食らい付き 4.65をスコアして2位をキープ。後半に3位となるも、終盤に5.85をスコア。下位の追い上げを振り切り2位でラウンドアップを決めた。

 

H4の池田美来は、QSのヒートをリカバーするようにスタートから6.00をスコア。一方オーストラリアのハリソンがベストをまとめてトップに。後半に入りバックアップを探す池田は優先権を持ってセットを掴み4.80をスコアし、トップに躍り出る。しかし残り5分を切ってハリソンが6.50をスコアしトップに。池田は2位でラウンドアップを決めた。

 

 

 

その後、サイズダウンが進む中、プロジュニア男子ラウンド2がスタート。

 

岩見天獅

 

H1では岩見天獅と松原渚生が、ラウンド1を勝ち上がった渡部太郎と対戦。このヒートはトップが何度も入れ替わるクロスヒートの展開に。岩見が後半に入り素晴らしいソリッドなターンのコンビネーションでで7.50 をスコア。トップに躍り出る。

 

松原渚生

 

渡部も直ぐに7.40 で応戦。後半に入り、渡部が1位、岩見が2位、松原3位という順位は最後まで変わらず。松原もキレのあるバックハンドを見せるもここで敗退となった。

 

H2の和井田龍貴のヒートでは、兄そっくりなパフォーマンスで高得点を出す龍貴とマデ・アリヤナのバリニーズ2名がラウンドアップ。

 

平原颯馬

 

H4の平原颯馬は、ヒート前半は波選びに苦戦してスコアを伸ばせないでいたが、6.25をスコアして2位に浮上。ラストウェイブではバーティカルなバックハンドサーフィンを炸裂させ7.15をスコアして2位でラウンドアップを決めた。

 

H5の小濃 来波、インドネシアで登録の石井天使は惜しくもここで敗退となった。

 

インターバル後、H6に藤本世音、H7に矢作紋乃丞、H8に金沢呂偉、守城海が登場。藤本は、前回のクルイで大活躍したジャービス・アールらと対戦。オーストラリア修行で鍛えたサーフィンスキルを披露した藤本は、ジャービスに次いで2位でラウンドアップ。

 

レオ・カザール WSL / Tim Hain

 

矢作はクルイの男子ジュニアで3位となったレオ・カザール(BRA)らと対戦。レオがヒートを完全にリードする中、矢作も2本の5.50をスコア。終始2位をキープしてラウンドアップ。

 

金沢呂偉と守城海のヒートは、金沢はサイズダウンしたコンディションを上手く利用し、素晴らしいパフォーマンスを披露。ダントツ1位でラウンドアップ。守城は終始2位のポジションをキープしたが、最後の最後に逆転されて3位となり悔しい敗退となった。

 

 

プロサーファー カイト【黒川楓海都】のYouTubeチャンネルでは、彼が今回出場するニアスの大会情報がアップされています。

 

 

イベント主催者は、現地時間金曜日の午前6時30分(日本時間8時30分)再び集合し、午前7時のスタートを目指してコールする予定。コンディションによって何処からスタートするかを判断します。

 

 

プロジュニア女子QFには、H1川瀬心那、H2馬庭彩、H3都築虹帆と中塩佳那、池田美来、H4松岡亜音、佐藤李。

 

プロジュニア男子QFは、H1渡部太郎、平原颯馬、H2岩見天獅、H3矢作紋乃丞、H4金沢呂偉、藤本世音。

 

男子QSラウンド2からは、H1都筑百斗、三浦涼、H2山中海輝、H3松原渚生、H4新井洋人、守城海、H5大橋海人、加藤嵐、H6西優司、川俣 海徳、H7野呂海利、小濃 来波、H9須田喬士郎、藤本世音、オーストラリアの相澤日向、

 

H10大音凜太、岩見天獅、H11矢作紋乃丞、H12黒川 楓海都、平原颯馬、H13古川海夕、H14太田 拓杜、萩田泰智、H15田中 透生、石川拳大、H16インドネシアの石井天使。

 

女子QSはベスト16が決定。
H2に都築虹帆、H3に佐藤李、松岡亜音、H4に野中美波がクレジット。

 

 

2022年ニアス・プロは、6月22日から28日までラグンドリ・ベイで開催されます。ぜひ、www.worldsurfleague.com または無料のWSLアプリでライブ視聴してください。

 

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。