五十嵐カノアは敗者復活戦へ。ブラジルのリオデジャネイロでCT第8戦「Oiリオ・プロ2022」開幕

五十嵐カノア WSL/Thiago-Diz

サクアレマ、リオデジャネイロ、ブラジル(2022年6月23日木曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第8戦「Oiリオ・プロ Presented by Corona」は、今日サクアレマのプライア・デ・イタウナで4-6フィートの波でキックオフ。

 

男女オープニング・ラウンドが終了し、トリッキーなコンディションに多くのトップ・シードが敗者復活戦のエリミネーション・ラウンドに追いやられた。

 

 

WSLツアー&コンペティション・チームは、6月24日(金)午前7時15分(GMT-3)に、7時35分(日本時間6月24日(金)19時35分)のスタートに向けてコールする。

 

エリミネーション・ラウンドの女子トップ5

 

波の選択と戦略が鍵となったロースコアのオープニング・ラウンドを経て、女子のトップ5サーファーは全員エリミネーション・ラウンドに追いやられ、波乱の幕開けとなった。そんな中で、ガブリエラ・ブライアン(HAW)は、初日のハイエスト・ヒート・トータルをスコアした。

 

ブラジリアンがホームでアドバンテージを得る

 

フィリッペ・トリード(BRA) © WSL / Smorigo

 

タティアナ・ウェストン・ウェブ、イタロ・フェレイラ、フィリッペ・トリード、ヤゴ・ドラからなるブラジル勢は、ホームグラウンドのように、オープニング・ラウンドのヒートを勝ち抜き、ラウンドオブ16に進出した。

 

リオデジャネイロで4つ目のタイトルを狙う現在ランキングトップのトリードは、地元のファンの前でサーフィンができることを喜んでいた。

 

「楽しいよ、ワイルドだね、たくさんの感情が入り混じって、それをコントロールしないといけない。それは本当に難しいことなんんですけど、僕のチームはそれがとても簡単なんです。今は家族と楽しく過ごし、リラックスして楽しもうと思っている」とトレードは語った。

 

ガブリエル・メディーナ © WSL/Thiago-Diz
ラウンド3へ勝ち進んだコナー・オレアリー© WSL / Smorigo

 

ガブリエル・メディーナ(BRA)は、トリッキーなコンディションに苦戦し、攻め続けたがコナー・オレアリー(AUS)に追いつくことは出来なかった。メディーナはイーサン・ユーイング(AUS)に次いでエリミネーション・ラウンドに追いやられることになった。

 

ガブリエル・メディーナ © WSL / Smorigo

 

今日の大番狂わせは、マイケル・ロドリゲス(BRA)がヒート終了間際にグリフィン・コラピント(USA)を破ったことだ。コラピントはロドリゲスとジェイク・マーシャル(USA)をリードしていたが、ブラジルのワイルドカードが2本のスコアリング・ライドを決め、わずか0.06ポイント差でコラピントを上回ったのである。

 

 

マイケル・ロドリゲス © WSL / Smorigo

 

「このヒートについて話すのは難しいよ、何が起こったのかわからないんだ。国内大会に何度か出場しているけど、この大会のワイルドカードを手にしたときは本当に嬉しかった。サーフィンのこと、心のこと、すべてに一生懸命取り組んできました。そして、このファースト・ヒートに進出できたことは、本当に素晴らしいことです」とロドリゲスは語った。

 

 

ジャック・ロビンソン(AUS)、ミゲル・プポ(BRA)、ジャクソン・ベイカー(AUS)は、それぞれのヒートで上位をキープし、エリミネーション・ラウンドをスキップすることに成功した。

 

 

五十嵐カノアも敗者復活戦へ。

五十嵐カノア WSL/Thiago-Diz

 

現在はランキング5位をキープしている五十嵐カノア。今回はオープニング・ラウンドでは、H5でコロヘ・アンディーノ(USA)、ヤゴ・ドラ(BRA)と対戦。

 
カノアはロングバレルをメイクして、エアリバースを決め、エクセレントの8.00をスコア。ヒートを終始リードし、途中カーラプトフリップに挑戦する余裕も見せたが、最後にヤゴ・ドラに逆転されて惜しくも2位で敗者復活戦へと回った。カノアはH3でマテウス・ハーディ(BRA)と対戦する。

 

 

五十嵐カノア WSL/Thiago-Diz
五十嵐カノア © WSL / Smorigo

 

 

Oiリオ・プロ Presented by Corona 女子オープニング・ラウンド1結果。
HEAT1:ガブリエラ・ブライアン(HAW)11.07 DEF.
レイキー・ピーターソン(USA)5.97、ブリサ・ヘネシー(CRI)5.74

HEAT 2:タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)10.77 DEF.
ソル・アギーレ(PER)9.90、カリッサ・ムーア(HAW)1.80

HEAT3 キャロライン・マークス(USA)10.67 DEF.
ジョアン・ディフェイ(FRA)7.77、コートニー・コンローグ(USA)3.33

HEAT 4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)8.24 DEF.
イザベラ・ニコルズ(AUS)7.67、ステファニー・ギルモア(AUS)6.70

 

Oiリオ・プロ Presented by Corona 女子エリミネーション・ラウンド・マッチアップ。
HEAT1:カリッサ・ムーア(HAW)対ソル・アギーレ(PER)
HEAT 2:ステファニー・ギルモア(AUS)対イザベラ・ニコルズ(AUS)
HEAT3 ジョアン・ディフェイ(FRA) vs. コートニー・コンローグ(USA)
HEAT 4:ブリサ・ヘネシー(CRI)vsレイキー・ピーターソン(USA

 

Oiリオ・プロ Presented by Corona 男子オープニング・ラウンド1結果。
HEAT1:イタロ・フェレイラ(BRA)12.60 DEF.
マシュー・マクギリブレイ(ZAF)9.00、ジョアン・チアンカ(BRA)6.30

HEAT 2:マイケル・ロドリゲス(BRA)12.33 DEF.
グリフィン・コラピント(USA)12.27、ジェイク・マーシャル(USA)7.24

ヒート3 ジャック・ロビンソン(AUS)13.67 DEF.
マテウス・ハーディ(BRA)8.50、サミュエル・プポ(BRA)7.50

HEAT 4:フィリッペ・トリード(BRA)13.77 DEF.
ナット・ヤング(USA)11.00、ミゲル・トゥデラ(PER)9.23

HEAT 5:ヤゴ・ドラ(BRA)13.90 DEF.
五十嵐カノア(JPN)13.50、コロヘ・アンディーノ(USA)9.83

HEAT 6:コナー・オレアリー(AUS)10.56 DEF.
イーサン・ユーイング(AUS)7.47、ガブリエル・メディーナ(BRA)6.40

HEAT7:ジャクソン・ベイカー(AUS)9.87 DEF.
カラム・ロブソン(AUS)9.37、ジョーディ・スミス(ZAF)9.16

HEAT 8:ミゲル・プポ(BRA)13.83 DEF.
カイオ・イベリ(BRA)8.90、ジャドソン・アンドレ(BRA)7.50

 

Oiリオ・プロ Presented by Corona 男子エリミネーション・ラウンド2マッチアップ。
HEAT1:グリフィン・コラピント(USA)対ミゲール・トゥデラ(PER)。
HEAT 2:カイオ・イベリ(BRA) vs. ジャドソン・アンドレ(BRA)
HEAT 3:五十嵐カノア(JPN) vs. マテウス・ハーディ(BRA)
HEAT 4:ジョーディ・スミス(ZAF) vs. ナット・ヤング(USA)
HEAT 5:イーサン・ユーイング(AUS) vs. ジョアン・チアンカ(BRA)
HEAT 6:コロヘ・アンディーノ(USA)対サミュエル・プポ(BRA)
HEAT 7:カラム・ロブソン(AUS) vs. ガブリエル・メディーナ(BRA)
HEAT 8:マシュー・マクギリブレー(ZAF)対ジェイク・マーシャル(USA)

 

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。