ラグンドリ・ベイ、ニアス / インドネシア(2022年6月22日水曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)のクオリファイ・シリーズ(QS)5000イベントとジュニア・クオリファイ・シリーズである「2022 Nias Pro」は、インドネシアの美しいニアス島の世界に名高いラグンドリベイで3~4フィートの波で今日スタートした。
選手たちは、2023年チャレンジャーシリーズのクオリフィケーションに向けて激しいバトルを繰り広げる。
大会初日は、女子QSからスタート。絵に描いたようなパーフェクトな波でラウンドオブ48が開始。男子のR1、そして女子のR2のH4までで本日は終了した。
日本とオーストラリアのサーファーが、ラウンドアップする中、注目を集めたのがタイのアニッサ・フリンだった。
これまでWSLイベントでサーフィンするタイ人サーファーはほとんどいなかったが、今日フリンは、比較的無名のタイ地域から真のサーフカルチャーが生まれつつあることを我々に示した。
フリンは、ニアスのパーフェクトな波を正確かつパワフルにサーフィンし、オーストラリアからの経験豊富なサーファーたちを抑えてヒートを勝ち上がった。
「自分にとって、素晴らしいヒートでした」とフリンは語った。「波はパーフェクトなサイズで、自信を持ってヒートに臨みましたが、幸運にも勝つことが出来ました。今日は全てのヒートを観戦して、素晴らしいサーファー達の戦いを見て、この経験から学びたいと思います” と語った。
フリンはプーケット地方に住んでおり、今年の後半には彼女のホーム・ビーチでQS3,000が計画されている。
「今年の後半にタイでWSLイベントが開催されることに、とても興奮しています。」と彼女は続けた。「WSLサーファーに私たちの全てのサーフビーチを紹介することは素晴らしいことでしょうし、私はタイを代表して出場することが待ちきれません。」
2022 Nias Pro: Women’s Round of 48 Highlights
女子のもう一つのハイライトは、アン・ドス・サントス(BRA)のフォームで、素晴らしいパーフェクトなニアスのバレルにバックハンドでプルインし、信じられないほどクリーンにメイク。9.33を記録してヒート優勝を簡単に手にしたのである。
女子QSのラウンド1には、H1都築虹帆、H2須田那月、H3馬庭彩、川合美乃里、H4中塩佳那、H6西元ジュリ、西元エミリー、H7川瀬心那、H8大村奈央が登場。
クルイでも大活躍した都築虹帆は、ニアスでもフォアハンドで素晴らしいチャージを見せて、クリティカルなセクションでの2発のパワーターンを決めて7.17 をスコア。バックアップを5.83として1位でラウンドアップ。
H3では、馬庭彩と川合美乃里が登場。ヒート開始から川合が目の覚めるような素晴らしい高速オフザリップを2発決め7.17をスコア。スタイリッシュでサーフィンのうまさが光る。バックアップも際どいセクションを攻めて6.10をスコア。トップを維持してラウンドアップ。
クルイではジュニア優勝し、大活躍だった馬庭彩はヒート前半からワイプアウトが目立ちスコアが伸ばせず。後半巻き返しを図るも、まさかの4位敗退となった。H4の中塩佳那は5.67 と 5.50を揃えて、トップでラウンドアップ。
須田那月、西元ジュリ、西元エミリー、川瀬心那、大村奈央はQSラウンド1で敗退となった。
その後、男子QSのラウンド1がスタート。仲村拓久未、アメリカの渡部太郎が登場するも両名共3位で惜しくも敗退。
その後、女子ラウンド2がスタート。H2には前田マヒナ、都築虹帆が登場、最後まで4位を強いられた都築は終了間際に大逆転し2位でラウンドアップ。前田は惜しくもラウンドアップならず。
H3の川合美乃里は、ラウンド1の勢いそのままに、オープニング・ウェイブから大きなスプレーを高く上げて5.27をスコアしてヒートを開始。優先権を持ってじっくりと波を待った川合は、3.80をスコアしてトップに躍り出る。
後半にコビー・エンライトとジアーダ・レガティに逆転され3位を強いられる川合。残り時間10分を切りニード4.41で掴んだ波は4.23と僅かに逆転ならず。最終的に差は7.56と広がり、川合は惜しくも3位で敗退となった。
H4の中塩佳那は、スタートからビッグセットにチャージし、5.33をスコアしてヒートを開始。ヒート後半に入りバックアップを3.73として2位につける。しかし、終了間際に4位だったカイラニ・ジョンソンが7.50をスコア。トップに躍り出て中塩は3位となり惜しくもここで敗退となった。
明日女子の試合が再開されれば、H5野中美波、佐藤李、H6松岡亜音、H8池田美来がクレジットされている。
男子QSラウンド2には、H1都筑百斗、三浦涼、H2山中海輝、H3松原渚生、H4新井洋人、守城海、H5大橋海人、加藤嵐、H6西優司、川俣 海徳、H7野呂海利、小濃 来波、H9須田喬士郎、藤本世音、オーストラリアの相澤日向、
H10大音凜太、岩見天獅、H11矢作紋乃丞、H12黒川 楓海都、平原颯馬、H13古川海夕、H14太田 拓杜、萩田泰智、H15田中 透生、石川拳大、H16インドネシアの石井天使。
今回も世界を目指して戦い続ける、日本のサーフ・アスリートたちの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!
2022年ニアス・プロは、6月22日から28日までラグンドリ・ベイで開催されます。ぜひ、www.worldsurfleague.com または無料のWSLアプリでライブ視聴してください。
詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。