五十嵐カノアが5位でランキング4位へ。コナー・オレアリーが3位。CT第6戦「クイックシルバー/ROXYプロGランド」大会最終日。

五十嵐カノアとコナー・オレアリー © WSL / Sloane/ Dunbar

G-LAND、バニュワンギ、インドネシア(2022年6月4日土曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第6戦「クイックシルバー/ROXYプロGランド」大会最終日。

 

試合は、Gランドのクリーンな3~4フィートの波で、女子クオーターファイナルからスタート。そして男子クオーターファイナル、女子セミファイナル、男子セミファイナル、女子ファイナル、男子ファイナルを開催。

 

コンディションは、時折バレルも見られファイナルデイに相応しいコンディションでクライマックスを迎え、男子はジャック・ロビンソンが前戦のマーガレットリバーに続く2連勝、女子はジョアン・ディフェイが優勝。初のGランドでの女子タイトルを獲得し歴史に刻まれた。

 

 

五十嵐カノアが5位となり、ランキング4位へ。

 

五十嵐カノア © WSL / Sloane

 

五十嵐カノアは、クオーターファイナルではヒート2でジャック・ロビンソンと対戦。両者とも決定的なライディングのないまま終盤へ。

 

残り時間10分となり、カノアがセットを掴む。ロング・フローターなどを織り交ぜ高速バックハンドでガッツポーズのライディング。

 

五十嵐カノア © WSL / Dunbar

 

6.67をスコアして逆転かと思ったが、直後にジャックが更にサイズのある波を掴み、高速バレルをメイク。8.50のエクセレントを叩き出して再びトップに躍り出てラウンドアップ。

 

好調なサーフィンを見せていたカノアだったが惜しくもここで敗退。今回は5でフィニッシュとなった。

 

今シーズンはスタートから好調でハワイレッグでは5位、2位という成績を残し、3戦のポルトガルでは初のイエロージャージを着てパドルアウト。しかし、その後オーストラリアン・レッグでは振るわず、ランキングを落としていた。

 

 

今回はミッドシーズン・カット後の後半初戦ということもあり、今後のツアーを占う上でも非常に重要な試合で5位となり、ランキングを2つ上げて4位に浮上。このままファイナル5に残って、世界チャンピオン争いに加わってほしい。

 

次のエルサルバドルは、CT初開催の場所。カノアにとってはオリンピック最終予選で訪れたポイントでもあり、彼がどんなパフォーマンスを見せてくれるかが楽しみだ。

 

 

コナー・オレアリーが3位。

 

コナー・オレアリー© WSL / Sloane
コナー・オレアリー Credit: © WSL / Dunbar
コナー・オレアリー© WSL / Sloane
コナー・オレアリー© WSL / Sloane

 

 

一方、昨日ジョーディ・スミスとイタロ・フェレイラという強豪を倒して、 4シーズンぶりにクオーターファイナル進出を果たしたコナー・オレアリー。

 

クオーターではマシュー・マクギリブレイ(ZAF)と対戦。得意のビッグ・レイバック・スラッシュで調子を上げると、5.60をスコアしトップに躍り出る。そして、最後は特大セットにチャージして7.17をスコアして圧勝。セミファイナルへ勝ち進んだ。

 

 

 

 

セミファイナルでは、現世界ランク1位で乗り乗りのフィリーペ・トリードと対戦。ヒート開始早々にサーフボードを折ってしまうアクシデントに見舞われるコナー。

 

その後リズムを掴めずスコアを伸ばせないコナーだったが、終了間際のラストライドは、この試合出場のためにミッドシーズン・カットを頑張って切り抜けた甲斐があったと思える素晴らしいパワーサーフィンだった。コナーは今大会3位でフィニッシュ。

 

次回のCT第7戦は、6月12日〜20日でエルサルバドルで開催される「サーフシティ・エルサルバドルプロ」となる。

 

 

男子:Quiksilver Pro G-Land

女子:Roxy Pro G-Land