文、写真:山本貞彦 千葉県釣ヶ先海岸( 志田下)で行われている WSL ASIA OPEN 2022 「チャレンジカップ supported by GOTCHA」は大会2日目。本日はGirls(U-16)、Grom(U-12)の決勝まで行われた。
昨日からのうねりが残り、頭から頭オーバーというサイズ。干潮が11時半で、引きに向け一時波のサイズはダウンしたものの、今度はワイドでダンパー。
上げ込みに再び、サイズアップなったが、風が回り込んで面を乱す。この難しいコンディションを勝ち上がったのは、終始攻めの姿勢を見せたものが決勝に進んだ。
Grom(U-12)には、昨年のNSA 全日本のキッズクラスで準優勝、ジュニア選手権で3位となった湘南藤沢の佐藤頼斗。同じくジュニア選手権で準優勝の強矢凛太郎、全日本の決勝に残った和氣堆人、石山汰一らに加え、成長著しいキッズが集結した。
決勝ではクォーター、セミとガン決めの強矢凛太郎が独走状態。このまま優勝かと思いきや、佐藤頼斗が起死回生の一発で逆転逃げ切りの優勝となった。
Girls(U-16)についても、ここは松岡亜音がブッチ切りの強さを見せ決勝へ。それを止めると思われた佐藤季がセミで敗退したことで、やはり、このまま優勝かと思われた。
しかし、決勝では勝ち上がるごとに調子を上げてきた鈴木 莉珠がサイズのある波で板を当て込んでのローラーコスター。
着地もビタビタに決まって、これにグッドスコアの7.33がついた。これでヒートリーダーとなって、こちらもそのまま逃げ切って優勝を手に入れた。
WSL ASIA OPEN 2022 「チャレンジカップ supported by GOTCHA」
Girls(U-16)
優勝:鈴木 莉珠
2位:松岡 亜音
3位:高橋 花音
4位:飯塚 美空
5位:佐藤 李、登坂 祐妃
Grom(U-12)
優勝:佐藤 頼斗
2位:強矢 凛太郎
3位:宇野 雅志
4位:松野 太郎
5位:友重 リキ、小西 一粋
プロサーファー佐藤利希の弟である頼斗(らいと)の勝因は、攻め続けたこと。勝負は相手選手ではなく、自分にあると。何度失敗しても、挑戦し続けたことがこの優勝につながった。
R-1では7.63、R-2では8.33という一人、異次元のサーフィンを見せた強矢 凛太郎。優勝は逃したものの、そのサーフィンスキルはこのU-12クラスでは別格。
鈴木 莉珠
いつもサポートしてくれている家族、スポンサー、そして、コーチしてくれた海沙プロに感謝。将来はCTで活躍できるサーファーになりたいとコメント。
松岡 亜音
逆転されたものの、最後まで諦めずに戦い抜いた。試合終了とともに、優勝の鈴木 莉珠に駆け寄り祝福。亜音の前向きな姿勢は、こちらにも感動を与えてくれる。
表彰式のプレゼンターに都筑有夢路プロが来場。「自分のサーフィンに自信を持って、頑張ってください!」と子供たちにエールを送った。
田中樹プロが運営する「IZUKI SURF CLUB」の生徒たちも、今大会に出場。毎ヒート大いそがしのコーチングでした。佐藤頼斗が優勝。強矢 凛太郎、松野 太郎、飯塚美空がファイナリストとなった。
朝は逆光でゼッケンの色が見えない。ジャッジルームからは判別不能になるので、突堤の先でスポッターが色を判別してジャッジルームに知らせる。
今日も10分前のパドルアウト。ジェティー(突堤)の横を通って、沖で4人固まって待機という形で競技は進行した。
安室丈や都築虹帆のコーチングをしている河村海沙プロ。鈴木 莉珠のコーチも行い、優勝へ導いた。
選手はゼッケンを受け取ったら、隔離されたJPSAテントの待機。ここには選手と同伴者一人しか入れない。ここでも感染対策を徹底しています。
志田下ポイントの一望。
アスファルトで舗装し、鳥居の右側奥に駐車場などを整備。
Girls(U-16)3位:高橋 花音
Girls(U-16)4位:飯塚 美空
Girls(U-16)5位:佐藤李
Girls(U-16)5位:登坂 祐妃
Grom(U-12)3位:宇野 雅志
Grom(U-12)4位:松野 太郎
明日AM6:30ファーストコール。 ファーストコールの時点で、その日のスケジュールが発表される。
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