WSL ASIA OPENはチャレンジカップから開幕。カデットU16で渡邉壱孔が優勝。大会初日ハイライト映像まとめ。

今日から9日間の予定で始まったWSL「ASIA OPEN」。会場はオリンピックにも使用された釣ヶ先海岸、通称志田下。日本で行われるWSLの大会は、2019年以来の3年ぶりの開催となる。

カテゴリーはQS1000の男女、Pro Junior男女、Cadet（U-16）、Girls（U-16）、Grom（U-12）。今日はまずチャレンジカップとして、Cadet（U-16）とGirls（U-16）のR-1が行われた。

昨日の夜に通った低気圧が早く抜けたたため、会場は朝から晴れ。風もオフ、波も頭から頭オーバーと最高のコンディションとなった。

ジュニアの弟分のCADETはアンダー16歳。とはいえ、次世代のさらに下を担うこの年代も最年少プロとなった岡野漣やNSAの全日本上位陣など多くのタレントが揃う。

さらに先日のJPSAの公認プロ資格を取ったばかりの長沢侑磨に加藤賢三。今年度のJPSAのAMシードを獲得した渡邉壱孔など実力もある選手がR-1から熱い戦いを見せた。

決勝は前評判通りのメンバーでも特にサーフィンがキレていた加藤賢三、松永健新、渡邉壱孔、長沢侑磨の4人。その中でも一人波が見えていた渡邉壱孔が一抜けして、嬉しい優勝を決めた。

女子もU-16であるものの、昨年度のJPSAグランドチャンピオンの松岡亜音や松野杏莉、池田美来、佐藤季らプロがエントリー。さらにこちらもJPSAの公認プロ資格を取った庄司莉花、畑ハイネも参戦と今ノリノリの選手たちが参戦となった。

ただ、この女子のR-1が行われた午後は、風がサイドオン。上げに向かい波のサイズもアップして頭半以上に変化。パドルアウトが女子は10分前に変更。ヒートでは1本乗って岸に上がりダッシュで戻り、再びパドルアウトを繰り返す。

さらに流れも入り、選手によっては延々とパドルアウトを繰り返すという厳しい戦いを強いられることとなった。

このハードなコンディションでなんと池田美来が敗退。畑ハイネも良い波に乗れず、ここで姿を消した。

明日はこの女子のGirls（U-16）にGrom（U-12）を行い決勝まで進む予定。明日は6時30分にチェックイン、7時に試合をGrom（U-12）からスタートする予定。

WSL ASIA OPEN 2022 「チャレンジカップ supported by GOTCHA」Cadet（U-16）
優勝：渡邉壱孔
２位：長沢侑磨
３位：加藤賢三
４位：松永健新

５位：足立海世、酒井仙太郎

渡邉壱孔

決勝ではチューブをメイク。さらにライト、レフトと厳しいとこに当て込むリエントリーなど多彩な攻めを見せた。病欠で強化合宿には参加できなかったこともあり、この勢いでQSも４番までに入って、ジャパンオープンの出場権を手に入れたいとコメント。

池田美来
深いボトムターンからトップへ上がり、鋭く板を返すもインコンプリート。しかし、この波のサイズでこのゴン攻めには驚いた。決まっていればエクセレントは間違いなかっただろう。その後、ハマったことで時間をロスして波に乗れず、残念な敗退となった。

MC陣は岡島宏盛、高橋みなと、高貫佑麻のトリオで選手をバックアップ。さらにプライオリティパネルも担当と大忙し。

あの志田下が舗装された上に大きな駐車場ができた。4月にオープンの予定だったが、この大会のために前倒しで整備してくれたとのこと。
駐車場は約100台は停めることができ、敷地内にはミーティングルームに温水シャワー（有料）、トイレも完備。ただ、まだ芝生は植えたばかりなので、現在は立ち入り禁止となっています。