2年ぶりとなるWSLのQS&ジュニア・イベントが志田で開催。WSL「アジア・オープン」2022年3月開催決定。

大原洋人 WSL/MATT DUNBAR

2年以上ぶりにアジアで開催されるワールド・サーフ・リーグのQSイベントとなるアジアオープンが、男女のQS1,000およびプロジュニアイベントとして2021年東京オリンピックのサーフィン競技の開催地である千葉県一宮町で開催されることが発表された。以下が公表された詳細となる。

 

※詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。

 

ワールド・サーフ・リーグ(WSL)日本開催に於いては、2年以上の休止期間を経て、2022年3月21日~27日に東京オリンピックのレガシー会場である千葉県一宮町釣ヶ崎海岸(志田下)で開催される第1回アジア・オープン・クォリファイング・シリーズ(QS)1000およびプロジュニアイベントのために、日本に戻ってくることを発表します。

 

 

チャレンジャーシリーズのアジア枠・男女各6名選出

 

 

この大会では、2022年5月にオーストラリアからスタートするチャレンジャーシリーズへの出場権をかけてアジア枠は男女各6名が選ばれる最終戦で、アジア各国から150名以上の選手が千葉県一宮町に集結します。

 

WSLアジア・パシフィック・ゼネラル・マネージャーのアンドリュー・スタークは、「WSLは、アジア地域のQSツアーとプロ・ジュニア・ツアーを再スタートさせ、アジアのベスト・コンペティターが再びチャレンジャーシリーズへの出場権をかけて競い合うために、日本に戻ってくることを嬉しく思います。」

 

「ここ数年、国際的なイベントは厳しい状況が続いていましたが、サーフィン文化が根付いているこの地に戻ってきて、今年開催された東京オリンピックでサーフィンを世界に知らしめた千葉県の志田ポイントで、リージョナルツアーのオープニングイベントを開催できることは、この上ない喜びです。

 

このイベントは、アジア地域のサーファーが2022年のチャレンジャーシリーズの出場権を獲得し、最高峰のチャンピオンシップツアーへの参加を目指す上で、極めて重要な役割を果たします。そして一宮町の方々及び本大会協賛スポンサーの方々に深く感謝いたします。」

 

 

“We are one ocean”を大会コンセプトとして

 

 

また今回の大会から日本で初めてWSLのプロジェクトの一つである海洋環境保全の取り組み、“We are one ocean”を大会コンセプトとして取り入れたいと思っており、2030年までに世界の海の30パーセントを保護する30×30キャンペーンをサーフィン大会初のオリンピック会場であるこの地でも持続的に実践していけるようにします。

 

 

アジアオープンには、日本、インドネシア、フィリピン、台湾、韓国など、アジアの国々から優秀な選手が参加する予定です。またこのイベントの優勝候補のオリンピアンの大原洋人選手、地元一宮町の稲葉玲王選手、村上舜選手、女子オリンピック銅メダリストの都筑有夢路選手、さらに注目ルーキーの岩見天獅選手や松岡亜音選手が出場を予定しています。

 

 

アジア代表を決定するWSLプロジュニアイベント

 

 

アジアオープンでは、WSL QS1,000イベントに加えて、2022年のWSLワールド・ジュニア・チャンピオンシップのアジア代表を決定するWSLプロジュニアイベントが開催され、アジア地域のU20の選手たちが参加します。また、このイベントでは、日本国内のグロメット(U16)・カデット(U12)の大会も実施いたします。

 

 

2019年5月の大会では1週間で約2万5千人が来場
2019年の大会では、稲葉玲王が地元開催のQS6000で3位という日本人最高位の成績を残した。
女子では都筑有夢路がQS初優勝を成し遂げた
オリンピックに出場した大原洋人もこの大会に出場。

 

一宮町 町議会議員 鵜沢清永氏も「次世代を担う選手の場を継続して作って行くことを望みます。また千葉県及び一宮町の行政はオリンピックレガシーとして世界大会を釣ヶ崎海岸(志田下)で継続して行きたい」とコメント。

 

以上東京オリンピック以降注目を集めるサーフィンをぜひ大会を通じてご覧いただき、会場にてみなさまのご声援をお待ちしております。

 

 

※選手の方々の大会エントリー方法に関してはWSLアジアパシフィック(APAC)までお問い合わせください。