ジョン・ジョン・フローレンスが2本のエクセレントで最高得点をマーク。MEO Pro Portugal 大会2日目

ジョン・ジョン・フローレンス

プライア・デ・スーパーチューボス, ペニシェ / ポルトガル(2022年3月4日金曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第3戦となる「MEO Pro Portugal presented by Rip Curl」は大会2日目。

 

Highlights Day 2 | John John Florence Becomes The Man To Beat In Peniche

 

 

アーリースタートで2ヒート終了後、イベントは潮止まりの時間帯を経て、上げ潮の時間帯に再スタートした。午後になるとコンディションは回復し、残りの男子オープニングラウンドと敗者復活のエリミネーションラウンドが行われた。

 

 

フローレンス、荒れたラインナップの中でエクセレントをスコア。

 

ジョン・ジョン ©WSL / Poullenot

2度のWSLチャンピオンであるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、スーパーチューボスでほとんどのサーファーがサバイバル・モードになる中、最も深いセクションを見つけ出して、彼が無類の海洋知識を持つ地球上で最高のバレル・ライダーの1人であることを再び証明した。

 

 

フローレンスは、リップの真下からのレイトドロップして、そのままチューブにプルイン。この日最初のエクセレントスコアとなる9.07(10点満点)をスコアした。そして、ヒート終了間際にバックハンドバレルを決め、ヒートトータル17.57(20点満点)という驚異的なスコアで1位通過を果たした。彼のスコアは本日のベストスコアとなった。

 

 

 

国際女性デーに、フローレンスは、母であるアレックス・フローレンスの名前をジャージにつけてサーフィンすることを決め、自分をこの世に送り出し、自分になる機会を与えてくれた母に敬意を表した。

 

ジョンの背中には母アレックスの文字が  © WSL / Diz

 

「ヒート中も波が良くなっていたので、待っていて本当に良かったです」とフローレンスは言った。

 

「風はまだ超ハードで、ずっとエアドロップしているような感じですが、とても楽しいです。母に敬意を表し、母の名前をジャージに刻むことができるのは素晴らしいことです。母がいなければ、今の僕はいませんから。母は今でも僕や弟たちを奮い立たせてくれるし、毎日パイプでサーフィンをして、これ以上感謝することはありません。」

 

ジョン・ジョン   © WSL / Diz

 

 

スレーター、早期敗退を免れる

 

 

11回の世界チャンピオンに輝き、パイプラインでは通算56勝目を挙げたケリー・スレーター(USA)。サンセットでは思わぬ結果となり、今回のポルトガルでもエリミネーション・ラウンドで再び絶望の淵に立たされることになった。

 

しかし、スレーターはスーパーチューボスのシフトするビッグバレルで、ヒート開始1分でバックハンドで素晴らしいチューブをメイクし、彼のマジックを見せた。その後、短いライトにプルインしてメインスコアを更新し、1位でラウンドオブ32に進出した。

 

ビッグ・バレルにレイト・ドロップしたケリー・スレーター(USA)。Credit: © WSL / Poullenot

 

スレーターは今回、4度の世界チャンピオンに輝いたリサ・アンダーソン(アメリカ)が自身のキャリアに与えた影響を改めて賞賛した。

 

「リサと僕は、Quiksilverにサポートされていた初期の頃、コンテストやツアーに参加し、ワールドタイトルを獲得して、本当に全盛期を一緒に過ごしたんだ」とスレーターは言った。

 

ケリー  © WSL / Diz

 

「僕らは一緒に人生を歩んできた。リサ、僕は今でも君を愛しているし、コートニー(コンローグ)と僕が君の名前をジャージにつけているのを楽しんでくれているといいな」とコメントした。

 

イーサン・ユーイング(AUS)、カレント・ワールドNo.1のバロン・マミヤ(HAW)、ジョアン・キアンカ(BRA)、ジャック・ロビンソン(AUS)らは、午後のスーパーチューボスのライトとレフトの両方でバレルにチャージ。波はショアブレイクになり、ビーチのファンたちにエキサイティングなショーを披露した。

 

ジョアン・キアンカ ©WSL / Poullenot

 

「最初のヒートを勝ち上がることは本当に良いことです」とキアンカは語った。「ジャック(ロビンソン)とレオ(フィオラバンティ)はこのコンディションに強いので、きっと良いヒートになると思っていたんです。ここはとても居心地がよくて、本当に楽しいですね。」

 

 

CTのベテランのコロヘ・アンディーノ(USA)は、敗者復活戦に進んだが、見事なパフォーマンスで流れを変え、深いバレルを見つけて1位で勝ち進み、彼のポルトガルでのキャンペーンを続ける。

 

コロヘ・アンディーノ ©WSL / Poullenot

 

「あのヒートではかなりラッキーで、自分がやったことは全て正しい判断だったように思います」と、アンディーノは説明した。

 

「カリッサ(ムーア)は、このスポーツが持つ最高のロールモデルだと思うし、以前にも彼女にそう言ったことがあるんだ。彼女は自分のヒーローであり、彼女がベストです。彼女は常に一流で、世界タイトルとオリンピックの金メダルがそれを物語っています」と国際女性デーに、5度のWSLチャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)を選んだアンディーノが言った。

 

明日は風が弱まり、同じようなスウェルサイズが予想されるため、イベント関係者は2022年3月5日(土)現地時間午前7時20分、日本時間16時20分にコールする予定だ。

 

 

五十嵐カノアがラウンド1をトップ通過。

 

 

ハワイでの2戦を終え、ランキング2位と好位置に付ける五十嵐カノア。トリッキーなコンディションで行われた朝のラウンド1では、残り時間2分で、ニード3.35と追い込まれたが、小振りながら切れたレフトを掴み、しっかりとバレルをメイク。大逆転で1位通過でラウンドアップを決めた。詳しくはこちらをご覧ください。

 

ゼッケンに大阪ナオミの名前をつけて試合に出場したカノアは「大阪ナオミと共に日本を代表できることを誇りに思います」と言った。  © WSL / Diz 

 

 

 

コナー・オレアリー ©WSL / Poullenot

 

今日のオープニング・ヒートでは、惜しくも3位でラウンド2の敗者復活戦へと回ったコナー・オレアリーだったが、見事2位でラウンドアップ。

 

明日男子のラウンド3が行われれば、五十嵐カノア(JPN)は、ヒート9でワイルドカードのジャスティン・ベクレット(FRA)と対戦。コナー・オレアリー(AUS)はモーガン・シビリック(AUS)と対戦する。

 

 

 

詳しくはhttps://www.worldsurfleague.com/をご覧ください。

 

男子MEO Pro Portugal

女子MEO Pro Portugal

 

Remaining MEO Pro Portugal Presented by Rip Curl Men’s Opening Round Results:
HEAT 5: Filipe Toledo (BRA) 8.20 DEF. Justin Becret (FRA) 6.23, Connor O’Leary (AUS) 5.93
HEAT 6: Kanoa Igarashi (JPN) 9.33 DEF. Callum Robson (AUS) 8.84, Afonso Antunes (PRT)
HEAT 7: Caio Ibelli (BRA) 8.20 DEF. Frederico Morais (PRT) 7.73, Conner Coffin (USA) 7.67
HEAT 8: John John Florence (HAW) 17.57 DEF. Ezekiel Lau (HAW) 13.50, Matthew McGillivray (ZAF) 6.14
HEAT 9: Ethan Ewing (AUS) 12.27 DEF. Barron Mamiya (HAW) 12.17, Deivid Silva (BRA) 0.67
HEAT 10: Joao Chianca (BRA) 14.17 DEF. Jack Robinson (AUS) 11.60, Leonardo Fioravanti (ITA) 9.06
HEAT 11: Miguel Pupo (BRA) 7.67 DEF. Morgan Cibilic (AUS) 7.17, Ryan Callinan (AUS) 5.40
HEAT 12: Griffin Colapinto (USA) 11.67 DEF. Nat Young (USA) 11.20, Kolohe Andino (USA) 9.67
MEO Pro Portugal Presented by Rip Curl Men’s Elimination Round Results:
HEAT 1: Kelly Slater (USA) 13.10 DEF. Connor O’Leary (AUS) 9.17, Afonso Antunes (PRT) 2.00
HEAT 2: Lucca Mesinas (PER) 6.77 DEF. Conner Coffin (USA) 6.70, Vasco Ribeiro (PRT) 4.20
HEAT 3: Kolohe Andino (USA) 14.60 DEF. Jake Marshall (USA) 7.57, Matthew McGillivray (ZAF) 5.90
HEAT 4: Ryan Callinan (AUS) 12.87 DEF. Leonardo Fioravanti (ITA) 12.73, Deivid Silva (BRA) 7.43

Upcoming MEO Pro Portugal Presented by Rip Curl Men’s Round of 32 Matchups:
HEAT 1: Italo Ferreira (BRA) vs. Imaikalani deVault (HAW)
HEAT 2: Miguel Pupo (BRA) vs. Samuel Pupo (BRA)
HEAT 3: Jordy Smith (ZAF) vs. Barron Mamiya (HAW)
HEAT 4: Morgan Cibilic (AUS) vs. Connor O’Leary (AUS)
HEAT 5: Filipe Toledo (BRA) vs. Owen Wright (AUS)
HEAT 6: Leonardo Fioravanti (ITA) vs. Jake Marshall (USA)
HEAT 7: Conner Coffin (USA) vs. Joao Chianca (BRA)
HEAT 8: Jack Robinson (AUS) vs. Callum Robson (AUS)
HEAT 9: Kanoa Igarashi (JPN) vs. Justin Becret (FRA)
HEAT 10: Ezekiel Lau (HAW) vs. Frederico Morais (PRT)
HEAT 11: Ethan Ewing (AUS) vs. Nat Young (USA)
HEAT 12: John John Florence (HAW) vs. Ryan Callinan (AUS)
HEAT 13: Seth Moniz (HAW) vs. Jackson Baker (AUS)
HEAT 14: Kolohe Andino (USA) vs. Lucca Mesinas (PER)
HEAT 15: Griffin Colapinto (USA) vs. Jadson Andre (BRA)
HEAT 16: Kelly Slater (USA) vs. Caio Ibelli (BRA)

Upcoming MEO Pro Portugal Presented by Rip Curl Women’s Round of 16 Matchups:
Heat 1: Johanne Defay (FRA) vs. Molly Picklum (AUS)
Heat 2: Sally Fitzgibbons (AUS) vs. Stephanie Gilmore (AUS)
Heat 3: Brisa Hennessy (CRI) vs. Courtney Conlogue (USA)
Heat 4: Lakey Peterson (USA) vs. Isabella Nichols (AUS)
Heat 5: Carissa Moore (HAW) vs. Bronte Macaulay (AUS)
Heat 6: Tyler Wright (AUS) vs. Gabriela Bryan (HAW)
Heat 7: Tatiana Weston-Webb (BRA) vs. Luana Silva (HAW)
Heat 8: Malia Manuel (HAW) vs. India Robinson (AUS)