カリフォルニア州レモー/アメリカ(2021年9月28日火曜日) 新型コロナによる2020年シーズンの大会休止を経て、WSLロングボード・ツアーが復活。2021年の世界チャンピオンを決める2つのイベントがカリフォルニアで開催される。
初戦となる「クエルボ・サーフ・ランチ・クラシック」は、カリフォルニア州レモーにあるウェイブプールWSLサーフ・ランチで開催。現地時間2021年9月28日から女子がスタート。予選ラウンドが行われてベスト8が決定。
本日のファイナルデイは現地時間の 2021年9月29日8時30分、日本時間の 2021年9月30日深夜0時30分から、ライブ中継される予定となっている。
クエルボ・サーフ・ランチは、マシンのメンテナンスのために競技が延期されたため、男女の予選ラウンドのフォーマットが変更された。各サーファーは、予選ラウンドで2本のライトと2本のレフトを乗り、リーダーボードの順位を決定。トップ8が予選を通過し、上位4名に絞られてサーファーでタイトルを争う。
女子の予選ラウンドはソレイユ・エリコがリード
サーファーのプラクティス・ラウンドは今朝に移動となり、女子のラウンド1となる予選ラウンドをその日のうちに終了。次世代サーファーや元WSLチャンピオンのソレイユ・エリコは、2つのスコアリング・ライドをロックして、ファイナルデイに繋げた。
ソレイユ・エリコはライトでエクセレントの8.90(10点満点中)をスコアし、レフトでは6.67をスコア。トータル15.57(20点満点中)という完璧なスコアをたたき出した。
「前回のクエルボ・イベントに参加できたことに感謝しているし、それが自分の助けになっていると思う。(この波は)毎回同じではないので、適応しなければなりません。ここで大きな結果を残せれば、すべてに意味があると思います。このイベントで優勝し、世界タイトルを獲得できれば最高です」とコメント。
この波での経験豊富なエリコに対して、マヒナ・アカカ(HAW)、タリー・ホワイト(AUS)、ソフィア・カルヘイン(USA)、キラ・シール(HAW)、そしてLTのベテラン、アリス・ルモワ(FRA)など、初めてこの波でサーフする選手も数多かったようで、苦戦する姿も見られた。
ホワイトは「ここに来られたことは素晴らしいことです。ここに来れなかったオーストラリアの選手がたくさんいるので、私が彼らの思い背負っている感じです。最初は緊張していましたが、実際にここに来て、波に集中することができるようになると、本当に特別な感じです。今朝の練習の時よりも落ち着いた感じがして、この機会を得られたことにとても興奮しています」とコメント。
2度、世界2位となっているクロエ・カルモンは、オープニング・ウェイブに続き、ファイナル・ウェイブで7.53を記録し、リーダーボードの2位に躍り出た。カルモンは、午前中のセッションで緊張を解きほぐし、キャリア4度目のLT優勝に向けて弾みをつけた。
「午前中のセッションで緊張をほぐし、LTでの4度目の優勝に向けて準備を進めています。まだ自分がここにいることを実感できていないので、ピンチに陥ることもありますが、午前中に波に乗ってプレッシャーを取り除くことができました。
でも、ライトを意識しすぎて転んでしまい、レフトでは、ここに来れたことがどれだけ恵まれているかを実感しました。長い間、ここに来ることを夢見ていたので、この機会を楽しむことができました。」とコメント。
田岡なつみが8位で予選通過
今回のワールドツアーに参加できる日本人サーファーは田岡なつみと井上鷹の2名。田岡なつみは予選ラウンドでライト&レフト1本づつのラウンドを2回乗り、1本目のレフトで5.00、2本目のライトで 5.80 をスコアして8位となり、見事予選通過し、8名で行われるセミファイナル進出を決めた。
また現在、女子で3位につけているのはハワイのサリー・コーヘン。サリーはサーフメディアでもお馴染みのエミコさんとカメラマンのポール・コーヘンさんの次女。ハワイのノースショアでサーフィンのスキルを磨いている期待の新星。
まだヒートが行われていない男子の井上鷹は、「前アカウントはハッキングされたので新しいアカウントを作りました」と彼の新しいインスタのアカウントで最新情報をアップしているの是非チェックしてほしい。https://www.instagram.com/taka.pro.official/
女子クエルボ・サーフ・ランチ・クラシック 現在の順位
1. ソレイユ・エリコ(USA)15.67
2. クロエ・カルモン(BRA)13.46
3. サリー・コーヘン(HAW) 13.30
4. アバロン・ガル(USA) 13.03
5. アリス・レモイン(FRA)12.97
6. ホノルア・ブルームフィールド(HAW)12.60
7. ケリス・カレオパア(HAW)11.47
8. 田岡なつみ(JPN) 10.80
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2021年9月29日(水)のスケジュール
元WSLロングボード・チャンピオンのスティービー・ソーヤーは、9月29日(水)のクオリファイ・ラウンドのヒートに備える。-
男子の予選ラウンドは、現地時間7:08amからスタート、8:30amからライブ中継がが始まり、ファイナルは5:00pm、日本時間の 2021年9月30日朝9時に始まる予定となっている。
ジャスティン・クインタル(USA)
ロドリゴ・スファイア(BRA)
テイラー・ジェンセン(USA)
カニエラ・スチュワート(HAW)
カイ・サラス(HAW)
スティーブン・ソイヤー(ZAF)
ハリソン・ローチ(AUS)
トニー・シルヴァーニ(USA)
ベン・スキナー(GBR)
エドワード・デルペロ(FRA)
ルーカス・ガルリド・レッカ(PER)
井上鷹(JPN)
コール・ロビンス(USA)
ジェフソン・シルバ(BRA)
フィル・ラジスマン(BRA)
ジョエル・チューダー(USA)
ケビン・スクバーナ(USA)
アウグスト・オリント(BRA)
WSLオフィシャルサイト