アメリカの4大ネットワークのひとつABCで放映された「The Ultimate Surfer」サーフィン版リアリティ番組。
全8話のこの番組は、ケリー発案の世界最高の人工波が打ち寄せる「The Surf Ranch」を舞台に、14人のトップタレントが賞金10万ドルと2022年のWSLチャンピオンシップ・ツアーへの参加権をかけて戦うというストーリー。
サーファー達は毎回ビーチバトルとウェイブチャレンジで勝負。そして、予選を勝ち抜いた男女各2名が最終選考に残り、それぞれが「究極のサーファー」として男女のタイトルを目指す。
14名のメンバーの中には、元CTサーファーのハワイアンサーファー、イズキール・ラウ(ジーク)をはじめ、コア・スミス、ルーク・デイヴィス、カイ・バーガー、女子ではティア・ブランコ、ブリアナ・コープ、マリア・ワードといったコンペティターとして力量のあるサーファーが参加。
今回、9月21日午後10時(ET/PT)無事に最終回を迎えた「The Ultimate Surfer」。シーズンフィナーレで男女各1人が、ワールド・サーフ・リーグ・チャンピオンシップ・ツアー・イベントへのワイルドカード3枚と、10万ドルの賞金を手にした。
最終回まで残ったのはジーク、コア、ブリアンナ、ティアの4人。最終回には11Xワールドチャンピオンのケリー・スレーターも登場して盛り上げる。勝者を決定する「アルティメット・サーフ・オフ」では、各サーファーが3本の波を乗り、最高得点の波だけがカウント。最高得点を出した男女が「究極のサーファー」となる。
そして、9.8をスコアしたティア・ブランコと、The Ranchで初めてパーフェクト10をスコアしたジーク・ラウが優勝。念願のチャンピオンシップ・ツアー・イベントへのワイルドカード3枚と、10万ドルの賞金を手にした。なんともアメリカっぽい夢のあるストーリーだ。
現在カリフォルニアで開催中のUSオープンに、「The Ultimate Surfer」に出演のイズキール・ラウ(HAW)、ブリアナ・コープ(HAW)、ティア・ブランコ(PRI)の3名が出場。ジークのみが勝ち上がっており、ブリアナとティアはラウンド1で敗れている。
https://www.worldsurfleague.com/the-ultimate-surfer