エルサルバドル、2021年5月30日 – サーフィン・オリンピックの最終予選である「2021サーフシティ・エルサルバドルISAワールドサーフィンゲームス」が本日から開幕。
大会初日は、男子メインラウンド1の24ヒートまでをラ・ボカナで、女子の24ヒートまでがエルスンザルで行われた。
大会初日のハイライト映像
個人戦のディフェンディング・チャンピオンであるブラジルのイタロ・フェレイラとペルーのソフィア・ムラノビッチは、ともに好調なスタートを切り、フェレイラは、スタイリッシュなサーフィンを披露し、16.43ポイントを獲得して、ベスト・ヒートトータルを記録。
女子のトップは、新進気鋭の2017年ISA世界ジュニアチャンピオンのアリッサ・スペンサー(アメリカ)が、16ポイントのヒートトータルをマークした。
本日の日本チームは、男子メインラウンド1の村上舜、大原洋人、女子メインラウンド1の都筑有夢路、前田マヒナ、松田詩野の5名全員がメインラウンド2へ勝ち上がった。本日ヒートのなかった五十嵐カノアは、明日の早朝のH25で試合が行われる予定。
村上舜は、スタートからカーヴィングのコンビネーションで4.67をスコア。後半にはクローズセクションでワイプアウトするも、攻めのサーフィンで4.83をスコアして1位でラウンドアップを決めた。
「もっと波にいっぱい乗って流そうと思っていたんですけど、全然波が難しくて乗れなかったです。でもとりあえず、ラウンド1なんで、これから上げていきます。」とコメント。
大原洋人は、ライトブレイクを掴み、フォアハンドのカービングターン2発で7.00をマークしてトップに躍り出ると、最後にバックハンドで6.37をスコアして1位でラウンドアップを決めた。
「最初のヒートだったけど、めちゃくちゃ緊張しました。ここ最近、試合前から練習していて、ハードに攻めすぎて転けてしまって調子悪いと言っていたら、コーチから「そんなにハードに攻め過ぎないでいい。80パーセント以下でサーフィンしろ」って言われていました。
自分のプラン的にも5点2本出せば勝てるかなと思っていたんで、できるだけ、自分の気持ちを落ち着かせてやるようにしました。上手く乗れなかったけど、上がれて良かったです。サーフィンはこっちに来てこのヒートが一番調子良かったですね。」
都筑有夢路は5.43と6.83をスコアして、2位でラウンドアップ。
「エルスンザルのポイントでの練習があまりできてなくて、試合の中で調整できたらいいなとと思っていたんですが、それができたので良かったです。
人がいなくなって、ラインナップのポジションがわからなくなって、前半波に乗れなくて苦戦しました。コーチからは大きな波より、ミドルの波を狙って行ったほうがいいとアドバイスをもらいました。CTのヒートとの長さが違うので混乱する部分もあるですけど楽しみです。」
前田マヒナは、6.83と6.10を揃えて、1位でラウンドアップ。
「今日はエルスンザルでやったんですが、良いスコアを出せて良かったです。コーチからは、いつものサーフィンをしていれば、スコアは出るからと言われてて、いつも通りにやりました。」
最終ヒートの松田詩野は、エクセレントに近い7.50と6.90の2本を揃えて1位でラウンドアップ。
今日は夕方の最終ヒートだったでけど、良い波乗ってスコアも出て自分の調子も良かったです。途中で消えてしまう波と、インサイドまで繋げる波を見ていて、その良い波を乗れたので良かったです。次はもう一つのポイントに移動してやるみたいなので、良い波見つけて、自分で調子を整えて勝ち上がります。
明日は、朝8時からラ・ボカナで、男子メインラウンド1のH25からH36まで。その後女子のメインラウンド2が16ヒート行われる。H25に五十嵐カノアが登場。
現地時間の 2021年5月31日8時00分 は、
日本時間の 2021年5月31日23時00分です。
エルスンザルでは、女子のメインラウンド1のH25 からH32まで。その後に男子のメインラウンド2が18ヒート行われる予定。
男子メインラウンド2のH5 に村上舜、H9に大原洋人。女子メインラウンド2のH5に都筑有夢路、H11に前田マヒナ、H12に松田詩野がクレジットされている。
ライブ中継、詳細スケジュールなどは、大会オフィシャルサイトにてご確認ください。