ビッグウェイバーとして知られるハワイのマーク・ヒーリーがO’Neill Wave of the Winterで優勝

世界最大の波情報サイトである「サーフライン」が開催するWOTW(「O’Neill Wave of the Winter powered by Surfline」)は、11月からの4ヶ月のウインターシーズンにおいて、ハワイのオアフ島ノースショアで、シングル・ベスト・ウェイブをメイクしたナンバー1サーファーを決定するビデオ・コンテスト。

 

これは、まさにノースショアのシーズンの頂点を示すものと言っても過言ではない。ジェリー・ロペス、シェーン・ドリアン、パンチョ・サリバン、ショーン・ブライリーからなるエリート審査員が、4ヶ月間にわたる今シーズンのノースショアで最も素晴らしいサーフィンを見せたものを称える。

 

何百ものエントリーがあり、非常に僅差だった今シーズンは、これまでに見たこともないようなアウターリーフのクレイジーな波に、バックドア、オフザウォール、パイプなどの強烈なバレルライドがエントリー。そして、ビッグウェイバーとして知られるハワイのマーク・ヒーリーが勝利し、優勝賞金25,000ドルを手にした。

 

 

 

フェイスタイムでジェリーがこのニュースを伝えると、彼は「マジで!?」と言った。 「まさか!?どうやって勝ったんだ?まさかこんなことになるとは。いやあ、光栄です」今年の勝利した波について、ヒーリーはこのように語った。

 

「あの日は2時間もいたのに、波に乗ることができなかった。その日は自分の出番ではなかったし、無理するつもりもなかったんです。でもその時、このピークが現れて、かなり長い壁があるように見えました。少し離れたところにいたので、体を起こしてパドリングしていました。

 

そしてボトムに着いたときには、確かにボードの前に乗りすぎている感じで、頭にホワイトウォーターが当たるのも感じました。辛うじてそこまで辿り着くことができて、その後、バレルの中で足をボードに戻すことができました。そこからすぐにスピードが上がるのを感じ、その後、出口が閉じそうになりましたが、ハイラインで抜けることが出来たので、ステップバックしてよかったです。」

 

 

また今シーズンは、新しい試みとして、ウインターシーズンに活躍する知られざるローカルヒーローを称えるために、サーフラインの初の「リージョナル・ウェーブ・オブ・ザ・ウィンター」が行われた。

 

こちらは、アメリカ東海岸南と北、プエルトリコとカリブ諸島、アメリカ西海岸の南と北といった5つのエリアからのエントリー。4ヶ月の開催期間を経て、オンラインのユーザー投票による結果が発表。ルーカス・ロジャース(サウスイースト優勝 )ロブ・ケリー(ノースイースト大会優勝)リア・トンプソン(カリブ優勝)ピーター・メル(ノースウエスト優勝)ジョナサン・デュポン(SoCal優勝)という5人のチャンピオンが1,000ドルの優勝賞金を獲得した。

 

 

 

上記のWOTWのこれまでの勝利者リストには、ケリーをはじめ、昨年2度目の優勝を決めたジェイミー・オブライエンなど、世界屈指のビッグウェイバーが顔をそろえる。そんな10回の大会優勝者の中に、日本人初の総合優勝を勝ち取った松岡慧斗の名前が刻まれていることは日本人の誇りだ

 

 

https://www.surfline.com/contests/wave-of-the-winter/north-shore/2020-2021/