スーパー・スウェル・サタデーの日、ジェットスキーに乗ったサーフィンカメラマンが大波に飲まれ大怪我を負う

2021年1月16日、ハワイ諸島はジョーズ、ワイメア、そしてアウターリーフにヒットする巨大なスウェルに見舞われた。ハワイのビッグウェイブ界の重鎮たちは、ハワイの島々に散らばって、怪物のような波に乗っていた。ジョン・ジョン・フローレンスとコア・ロスマンは、ジェットスキーを引き連れてオアフ島のアウターリーフに挑戦。

 

 

上のコア・ロスマンのVlogでは、その朝、彼等が何を見て、どんな行動を取ったのかが分かる映像となっている。歴史的なビッグスウェルに歓喜するサーファーの一方で、カメラマンを乗せたジェットスキーが大波に飲まれて転覆する大惨事が発生した。

 

 

アウターリーフでのXXLセッション中に、予想だにしない爆弾セットが入り、幾つものジェットスキーを飲み込んだ。

「そこにいた全員が緊急発進して、そこら中が大狂乱だった。」とその現場に居合わせたサーフフォトグラファーのマイク・ラトーニックが言った。

 

大怪我を負ったのはカリフォルニア生まれのハワイ在住の写真家であるライアン・モス。モスは、プロサーファーのカム・リチャーズが運転するジェットスキー(PWC)の後ろに座っていた。

 

彼らはPWCの群れの真ん中にいて、PWCの多くはサーファーとペアを組んでおり、ワイプアウトするサーファーを注視していた。しかしモスのように、カメラのレンズを通して、その日の様子を撮影するものもいた。

 

そして、水平線が黒く異様な膨らみを見せたとき、その日見たよりも遥かに大きなうねりが、彼らに向かって押し寄せてきた。それに気づいたサーファーが大きな声で叫んだ。

 

巨大な水の壁が彼らに向かってきた。モスとリチャーズはグループの後方にいて、飲み込まれるのを回避するため、雪崩のような波の斜面を全速力で駆け上った。そして波の頂上を飛び越えて、PWCもろとも海面に激突。モスはまだ座ったままだったが、背中に強烈な痛みが走った。腰から足に至るまで、すべてが疼き始め、麻痺という最悪の事態が脳裏をよぎった。

 

「破れた革のシートのようなものにしがみついて、後ろから落ちないように足を一生懸命踏ん張っていた」と、ライアン・モスは言った。

 

 

「ドスンという音がしてから、鋭い撃たれたような痛みを感じ、足にも痛みを感じました。これはただ事ではない感じでした。椎骨の一部は、完全に押しつぶされているようです。」とモスは言った。

 

ライフガードに救助された彼は、数時間後、救急車でホノルルのクイーンズメディカルセンターに搬送。そこで、彼は腰椎の50%が圧迫骨折している診断された。また背骨と肋骨にも骨折。骨を固定する手術を受けた。

 

サーフィンコミュニティは、治癒プロセスを通じてモスを助けるためにGoFundMeアカウントを作成。「皆からのサポートはとても大きいです。みんなが手を差し伸べてくれたことが、僕にとっては大きな意味を持っていたんだ。」モスは言った。

 

モスは手術を受け、現在は快方に向かっているとのこと。「うまくいけば、数日で退院できるだろう。その後 理学療法を開始して 元の状態に戻るまでの長い道のりが始まります。」とコメントした。1日も早い復活を願いたい。

 

 

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