今年50周年を迎える「ビラボン・パイプ・マスターズ in Memory of Andy Irons 」が再開。五十嵐カノアがベスト16進出。

QF進出を決めたジョンジョン PHOTO: © WSL / Bielmann

バンザイパイプライン、オアフ/ハワイ/アメリカ(2020年12月17日木曜日)コロナの影響で一時中断していた、今年50周年を迎える「ビラボン・パイプ・マスターズ in Memory of Andy Irons presented by Hydro FlasK」が8′-10フィートのコンディションで再開。

 

ディアルヒートでラウンド2からラウンド4 H-3までが終了。ベスト16と3名のクオーターファイナル進出者が早くも決定した。

 

 

ラウンド2からスタートした本日。ヒート1ではジュリアン・ウイルソンとイーサン・ユーイングが、ワイルドカードで出場のミゲール・トゥデラと対戦する予定だったが、先週末にトゥデラは肋骨を4本骨折して欠場。二人は不戦勝でラウンドアップ。

 

フィオラバンティ HOTO: © WSL / Heff

 

また、怪我人ワイルドカードのサーフオフで勝利し、2021年のCTスポットを獲得したレオナルド・フィオラバンティ(ITA)は、本日3ラウンドを戦い抜いた。

 

敗者復活のエリミネーション・ラウンドのヒート4で、フィオラバンティはピーターソン・クリサント(BRA)に次いで2位で、ラウンド32進出。そこでは、強敵フィリーペ・トリード(BRA)と対戦して圧勝。そして、ラウンド4のヒート1で再びクリサントと対戦し、勝利を収め。一足早くクオーターファイナル進出を決めた。

 

フィオラバンティ PHOTO: © WSL / Bielmann

 

「先週は今年ツアーに参加出来るのかさえわかりませんでした」と、ラウンド4を勝ったフィオラバンティが言った。「でも今はクオーターまで勝ち進んでいます。最高な気分です。 今年私が費やしたすべての努力は報われていますが、まだ終わっていません。まだ始まったばかりです。」

 

ロビンソン PHOTO: © WSL / Heff

 

 

悲願のCT入りを果たしたルーキーのジャック・ロビンソン(AUS)は、オーストラリアのジュリアン・ウィルソン(AUS)に対して、その日の最高スコアとなる17.73(20点満点中)でヒート8を勝利した。ロビンソンは、ラウンド4のヒート4で11回の世界チャンピオンのケリー・スレーター(USA)と対戦する。

 

スレーター PHOTO: © WSL / Bielmann
PHOTO: © WSL / Bielmann

 

そのスレーターは、イーサン・ユーイング(AUS)に対したラウンド3でトータル・スコア12.80でラウンドアップを決めた。「ヒートの開始時は波が最悪で、怪我をしそうなほどの良くない波だった。それから突然、2つの良い波を掴んで、ヒートの終わりに向かって3つ目の良い波を手に入れることができたんだ。」とスレーターは言った。

 

イタロ・フェレイラ PHOTO: © WSL / Heff

 

その他のラウンド3では、ブラジリアン・ストームが猛威を奮い、世界チャンピオンのイタロ・フェレイラ(BRA)、2度の世界チャンピオンのガブリエル・メディーナ、ジャドソン・アンドレ、ピーターソン・クリサント、カイオ・イベリ、ミゲル・プポが勝ち上がった。

 

セバスチャン・ジーツ(HAW)に対したヒート9で勝利した後、フェレイラは「ハードなヒートでした。クローズアウトな波といくつかの小さい波を掴んだんですが、それをメイク出来て良かった。また海に戻れてうれしいです。」とコメント。

 

ジョンジョン PHOTO: © WSL / Bielmann
ジョンジョン PHOTO: © WSL / Bielmann

 

ライアン・カリナン(AUS)、ジェレミー・フローレス(FRA)、ジャック・フリーストーン(AUS)、五十嵐カノア(JPN)も勝ち上がり、ラウンド4進出。 ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、ラウンド4のヒート2でルーキーのマシュー・マクギリヴレイ(ZAF)を破りQF進出。ヒート1で今回好調なレオナルド・フィオラバンティと対戦する。

 

五十嵐カノア PHOTO: © WSL / Bielmann

 

本日、ラウンド3に登場した五十嵐カノアは、ブラジルのデイビッド・シルヴァと対戦。カノアはスタートからバックハンドでパイプのバレルをメイク。さらにバックドアでもバレルをメイクしてヒートをリードした。

 

後半に入りシルヴァがパイプでディープなバレルをメイクして6.17をスコア。逆転しトップに躍り出る。

 

 

それに対するカノアも、残り時間は10分を切り、再びパイプのビッグバレルにチャージ。素晴らしいボードコントロールで5.50をスコアして、逆転勝利を決めた。カノアはラウンド4ではH-8にクレジット。ブラジルのジャドソン・アンドレと対戦する。

 

 

明日のサーフライン予報では、ソリッドなコンディションであるが、徐々に北西のうねりが弱まりながらもフェイスで8′-10 ‘から6’-8’にサイズダウンが予想されるとのこと。コンディションはパイプとバックドアがブレイクするも、バックドアの戦いとなる見方。一日を通して強い北東のトレードウィンドが吹くことが予想されている。

 

ネクストコールは、現地時間12月18日金曜日の午前7時、日本時間12月19日2時です。今大会のウエイティング期間は20日まで。明日がファイナルデイとなるか。

 

Maui Pro presented by ROXY Remaining Quarterfinal Matchup:

Heat 4: Sage Erickson (USA) vs. Tatiana Weston-Webb (BRA)

Maui Pro pres. by ROXY Semifinal Matchups:

Heat 1: Tyler Wright (AUS) vs. Sally Fitzgibbons (AUS)
Heat 2: Carissa Moore (HAW) vs. TBD

Billabong Pipe Masters presented by Hydro Flask Round of 16 Heat Line-ups

Heat 4: Kelly Slater (USA), Jack Robinson (AUS)
Heat 5: Italo Ferreira (BRA), Ryan Callinan (AUS)
Heat 6: Jeremy Flores (FRA), Miguel Pupo (BRA)
Heat 7: Gabriel Medina (BRA), Jack Freestone (AUS)
Heat 8: Jadson Andre (BRA), Kanoa Igarashi (JAP)

Billabong Pipe Masters presented by Hydro Flask Quarterfinal Heat Line-ups

Heat 1: Leonardo Fioravanti (ITA) vs. John John Florence (HAW)
Heat 2: Jordy Smith (ZAF) vs. TBD

Watch the Billabong Pipe Masters and Maui Pro

Watch the Billabong Pipe Masters presented by Hydro Flask and Maui Pro presented by ROXY live stream on WorldSurfLeague.com and the free WSL app. The competition is carried locally in Hawaii by the Spectrum Surf Channel. Also, check local listings for coverage from the WSL’s broadcast partners.

Billabong Pipe Masters presented by Hydro Flask Elimination Round Results

Heat 2: Ryan Callinan (AUS) 12.83 DEF. Sebastian Zietz (HAW) 6.64, Alex Ribeiro (BRA) 1.20
Heat 3: Mikey Wright (AUS) 9.84 DEF. Wade Carmichael (AUS) 5.36, Adriano de Souza (BRA) 1.27
Heat 4: Peterson Crisanto (BRA) 4.87 DEF. Leonardo Fioravanti (ITA) 4.50, Conner Coffin (USA) 2.93

Billabong Pipe Masters presented by Hydro Flask Round of 32 Results

Heat 1: Leonardo Fioravanti (ITA) 11.00 DEF. Filipe Toledo (BRA) 3.00
Heat 2: Peterson Crisanto (BRA) 9.10 DEF. Griffin Colapinto (USA) 4.33
Heat 3: John John Florence (HAW) 13.17 DEF. Connor O’Leary (AUS) 9.94
Heat 4: Matthew McGillivray (ZAF) 13.67, Seth Moniz (HAW) 9.04
Heat 5: Jordy Smith (ZAF) 9.17 DEF. Mikey Wright (AUS) 7.33
Heat 6: Caio Ibelli (BRA) 9.30 DEF. Wade Carmichael (AUS) 5.77
Heat 7: Kelly Slater (USA) 12.80 DEF. Ethan Ewing (AUS) 8.60
Heat 8: Jack Robinson (AUS) 17.73 DEF. Julian Wilson (AUS) 10.17
Heat 9: Italo Ferreira (BRA) 10.16 DEF. Sebastian Zietz (HAW) 2.06
Heat 10: Ryan Callinan (AUS) 9.60 DEF. Yago Dora (BRA) 6.67
Heat 11: Jeremy Flores (BRA) 11.17 DEF. Joshua Moniz (HAW) 2.36
Heat 12: Miguel Pupo (BRA) 10.47 DEF. Kolohe Andino (USA) 8.23
Heat 13: Gabriel Medina (BRA) 11.83 DEF. Morgan Cibilic (AUS) 6.34
Heat 14: Jack Freestone (AUS) 13.00 DEF. Frederico Morais (POR) 5.23
Heat 15: Jadson Andre (BRA) 9.66 DEF. Michel Bourez (FRA) 4.33
Heat 16: Kanoa Igarashi (JAP) 10.00 DEF. Deivid Silva (BRA) 9.00

Billabong Pipe Masters presented by Hydro Flask Round of 16 Results

Heat 1: Leonardo Fioravanti (ITA) 10.33 DEF. Peterson Crisanto (BRA) 6.73
Heat 2: John John Florence (HAW) 8.50 DEF. Matthew McGillivray (ZAF) 5.73
Heat 3: Jordy Smith (ZAF) 11.67 DEF. Caio Ibelli (BRA) 1.63

 

 

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